そもそも「謙虚」とはどのような様子?
「謙虚」=控え目で、つつましいこと。へりくだって、すなおに相手の意見などを受け入れること。また、そのさま。(小学館刊・大辞泉)
心理カウンセラー・吉野麻衣子さんによると、「心理学的での研究結果からは、〝謙虚〟 の定義は『自分の立ち位置を正確に見極める能力が、平均以上に高い』と言われています。つまり『自分を誇示することなく、過小評価もすることなく、自分を正しく見極めることが出来る』という人のことを指しています」
「謙虚」の対義語が「傲慢」や「横柄」になるので、その真逆をイメージすると理解しやすいかもしれません。
「謙虚な人」になりたいと思っているあなたへ
本当の謙虚さを持っている人は、決して気が弱いとか、意見がないというわけではなく、自分を持っているからこそ、人に譲れる強さがあるのではないでしょうか。そんな謙虚さを目指す人に、「自分の心がけ次第で謙虚な人になることは可能です」と吉野さん。では実際に、どのようなマインドで過ごしたらいいのでしょうか。
先入観を持たず、素直に感じる
「周囲を見て〝素晴らしい〟 〝見習おう〟 〝学ぼう〟 と素直に感じること。まずは偏見や先入観を捨てることが、謙虚への第一歩となります」(吉野さん)。
自分自身に、過度な固執をしない
「謙虚という心理現象のひとつに『自分に対して注意や関心を向けない』ということが挙げられています。自分自身に対して肯定的になるのはとても大切なことですが、立場や見栄などから、必要以上に固執し、自己評価が過大になってしまうことも。自意識過剰にならない様に気を付けましょう」(吉野さん)。
「上記、ふたつのマインドがセットされたら、次は実践です。相手に対して〝尊敬〟 〝感謝〟 といった気持ちを伝えたり、素敵だなと思ったことなどを自分自身へ積極的に反映させていきましょう。続けることで、いつの間にか「謙虚な人だ」と人からも評価をされる様になり、「素直な人」と好評価を得られるはずです」(吉田さん)。
素直さや、自分の立ち位置をいつも意識しながら過ごしていくことが大切ということがわかります。次に実際にあった謙虚な人の特徴とエピソードを見ていきましょう。
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【質問】あなたの周りに謙虚な人はいますか?
「はい」…36.1%
「いいえ」…63.9%
※アンケートは30〜45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
「謙虚な人がいる」と回答した人は約4割ほど。Domani読者の皆さんは、実際にどんな人を謙虚と感じるのでしょうか。
謙虚な人に見られる10の特徴
ここからは謙虚な人に見られる10の特徴を紹介していきます。