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皆さん、ひとりの時間を持てていますか? そもそもひとりでいることは好きですか? 結婚、出産を経て、家族を持ったワーママはひとり時間が好きなのか? そして、そのひとり時間は何をしているのか? 多くの読者が知りたい「ひとり時間」について、いろいろ調べてみました。
まずは「ひとりが好き」と感じるのには、どのような心理状態が働いているのか、臨床心理士・吉田美智子さんにお聞きしました。
臨床心理士が解説、ひとりが好きとはどういうこと?
「大勢でワイワイするのが好きな人もいれば、元々ひとりでいる方が好きな人もいます。しかしワーママの皆さんは、朝から晩まで誰かと一緒にいることが多く、ひとりになるタイミングがほぼないに等しいのではないでしょうか。となると、人間は心のバランスを取ろうとします。つまり『ちょっとひとりで落ち着きたい』『気を使わない静かな時間を過ごしたい』と感じるのです。それは決して悪いことではなく、心が休息を求めている証だと思ってください」(吉田さん)。
ではワーママの皆さんは「ひとりが好き」と思うことはあるのでしょうか? アンケート調査してみました。
【質問】あなたは一人でいることが好きですか?
「よく当てはまる」…37.5%
「当てはまる」…42.5%
「ほとんど当てはまらない」…13.3%
「当てはまらない」…6.7%
※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
ひとりが好きと回答した人は、なんと全体の約8割にも! ではどうしてひとりが好きなのでしょうか? アンケートからワーママのリアルな心の呟きを知ることができました。
「ひとりが好き!」と思う、その心理とは?
気を遣うのに疲れた…
圧倒的に多かった「ひとりなら気を遣わなくていい」という回答。詳しく見てみると、「人といると気を使い過ぎて疲れる時がある」「会話を気をつけたりと、人付き合いが疲れる」「ずっと複数人と一緒にいるとエネルギーが吸い取られる気がする」など、人付き合いに疲れを感じている人が多数いました。気遣いは仕事でもプライベートでも必要になるため、必然と「ひとりになりたい」と電池切れになる時があるのかもしれません。
周りを気にせずマイペースで気楽にいたい
「ひとりは気楽」「ママ友と同調するのが疲れる」「自分のペースで動きたい」「人に合わせて行動するのが苦手」「ペースを乱されてくない」「誰にも邪魔されたくない」「元々マイペースな性格だから」など、気を遣ったり、縛られた生活が苦手という意見が多数見られました。ひとりであれば自分の思った通りに動ける上に、人に迷惑をかけることもなくなります。
自由に好きなことができる
当たり前ですが、ひとりの時間は自分だけのもの。「自分の好きなことができる」「のんびりできる」「家事育児で精一杯だから、ひとり時間でゆっくりお茶したい」「自分の世界に入りたい」といった、ひとり時間を自分の好きなことをするために使いたいという回答がたくさんありました。日々時間のないアラサー・アラフォー世代こそ、「ひとり時間は自分のために」と思う気持ちが強いのかもしれません。
静かに過ごしたい
朝起きれば家族がいて、そこから仕事、帰れば子供が寝るまでずっと一緒。特に、子どもは小さいと1分に1回は「ママ〜」と言っているのでは!?と思うくらいお呼び出しがかかりますよね。騒々しい毎日を過ごしていると、「静かに過ごしたい」と切望するのではないでしょうか。