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子どもに「揚げ足を取とってはダメ」と注意したり、仕事で「あの人、いつも揚げ足取るな」と感じた経験があるでしょう。そもそも「揚げ足を取る」のきちんとした意味を知っていますか? 大辞泉(小学館)で調べてみると〝人の言いまちがいや言葉じりをとらえて非難したり、からかったりする〟と書いてあります。相手に対して、不快な思いをさせる「揚げ足を取る人」は、どのくらいいるのか? 働く女性100人にアンケートを実施しました。
【目次】
【質問】揚げ足を取る人の対応に困ったことはありますか?
「はい」…25%
「いいえ」…75%
※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
「揚げ足を取る人」の対応に困ったことのある人は全体の25%、4人に1人は経験していることになります。この「揚げ足を取る人」はどうしてこのような態度をとってしまうのでしょうか? 心理カウンセラー・吉野麻衣子さんにお話を伺いました。
心理カウンセラーが解説!「揚げ足を取る人」の心の中とは?
「本来〝揚げ足〟とは、勝負事で相手が技をかけようとしてあげた足を意味します。相撲や柔道において、相手が技をかけようとしてあげた足を取って、逆に相手を倒すことから【相手のミスにつけこむこと】を表すようになったと言われています。
揚げ足を取る人は〝相手を打ち負かせたい〟 〝自分の方が勝っていると見せつけたい〟 〝自分をかまってもらうことで存在意義を感じたい〟という思いが強いのではないでしょうか。どれも【自分を認めてほしい】という思いが根底にあると思います」(吉野さん)
揚げ足を取る人は、一見意地悪な人なのかと思いきや、寂しさの裏返しなのかもしれません。
【聞いてみた】揚げ足を取る人に見られる特徴とは?
読者の皆さんが感じてる、「揚げ足を取る人」の特徴をピックアップ!
・弁が立つ人
・言葉尻を捉える
・首を突っ込んでくる
・言い間違えたら即突っ込んでくる
・一言多い
以上の5つは会話に関しての特徴です。「弁が立つ人」は頭の回転も早く、隙あらば揚げ足を取ってきます。「言葉尻を捉える」や「言い間違えると即突っ込んでくる」などは、言葉を噛んでしまったり、間違えた時に嫌味ったらしく攻撃してくる感じでしょうか。別で会話をしているのに、わざわざ「首を突っ込んでくる」人もいますよね。そしていらない事を言って去る…。「一言多い」人にも悩まされるのではないでしょうか。そこで止めておけば丸く収まったのに、余計な一言を言って場の空気を悪くしてしまう人。残された人は気まずい空気になりますよね。
・マウントを取る
・悪意を感じる
・口ばかりで行動しない
・自己中心的
「マウントを取るために揚げ足を取る」、「揚げ足を取る態度に悪意を感じる」など、とても気分の悪い経験をされた人もいました。口が達者という特徴があるため、「口ばかりで行動をしない」といった苦情にも似た意見も。そして、揚げ足を取る姿は「自己中心的」であるとも。揚げ足の取り方が、自分に有利になるようなやり方だとこのように感じてしまうかもしれません。
そのほかにも少数派意見として、「イライラしている人」「気が強い人」「自分好きな人」「弱い人」「意外だけど仕事ができる人に多い」などがあがりました。
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吉野さんにうまい付き合い方も教えていただきました。