仕事がマンネリ化する原因とは
「仕事がつまらないな…」「仕事が全然楽しくない!」そんなふうに感じることはありませんか? このような気持ちになるのは、仕事がかわりばえのないものになっている、つまり「マンネリ化」しているからかもしれません。
長く同じ仕事をしていたり、ずっと同じ職場に勤務していると、仕事がマンネリ化することはめずらしくありません。しかし、よい解決方法を見つけるのも大変で、その気持ちをごまかしながらやり過ごしている人もいるでしょう。
今回は、仕事がマンネリ化する原因や理由を調べてみました。また、後半では対処法も紹介します。
繰り返しの毎日に飽きてしまった
入社してすぐの時期や、新しい部署に異動したときなどは、覚えることがたくさんあって、あっという間に1日が終わりましたよね。また、新しい業務に取り組むと、それが単純な作業であっても新鮮な気持ちで仕事に取り組めたでしょう。
しかし、業務に慣れると、スムーズに仕事が進む分、変化や刺激を感じにくくなります。特に、ルーチンワークはマンネリ化しやすいもの。同じ手順で同じ数値を同じようにデータ化するなどの仕事は、退屈に感じやすいかもしれません。毎日同じことを繰り返しているだけだと感じ、やりがいを見失うこともあります。
達成感や意欲を感じられない
達成感は、仕事に対するモチベーションを大きく左右する重要な要素です。その達成感を得ることがないまま仕事をこなすと、マンネリ化が起こりやすいでしょう。意欲が低下し、人によっては集中力を削がれてしまうかもしれません。
また、多忙すぎても、達成感を感じにくいです。毎日、次々と振られる仕事をこなすのに精一杯。部下や後輩のフォローにも時間を要するため、新しいことに挑戦できず、「今日も何もできなかった」と気持ちばかりが焦るというケースも多いです。
仕事に工夫の余地がない
仕事の手順や方法がすべて決まっていて、工夫の余地がまったくないのも、マンネリ化の原因になりやすいです。仕事において、自分の考える部分がないと、仕事におもしろみを感じにくくなります。
たとえば「この部分はもっと工夫できる」と気づいて、新しいアイデアを提案。しかし、上司に「マニュアル通りにやればいいから」と却下されてしまったら、やる気を削がれますよね。自分の意見は必要ないと感じ、仕事にマンネリ化を感じてしまうでしょう。
なぜ仕事をするのかわからない
ある程度仕事ができるようになると、仕事をする目的や目標を見失ってしまいがちです。それが仕事のマンネリ化につながるケースも多いですね。
「こんな仕事をしたい」「こんなふうにキャリアを築きたい」と思っていたのに、今は理想からかけ離れ、ただお金のために働いている… そういう人は意外と多いかもしれません。それでいい人は問題ないのですが、この状態に満足できないと、仕事のモチベーションが上がらず、マンネリ化につながるでしょう。
仕事のマンネリ化を解消する方法
仕事にマンネリ化を感じると、出勤がつらくなることもあります。また、毎日が苦痛に感じる人もいるでしょう。仕事のマンネリ化を解消する方法はあるのでしょうか?
細かい目標設定をしてみる
もし今、目標や目的を見失っている場合は、細かな目標設定をしてみるのがおすすめです。
大きな目標を立てるのもいいですが、状況や心境の面で難しい場合は、細かい目標を立ててみてください。たとえば「毎日デスクをきれいにしてから退社する」「この仕事をいつもより10分早く終わらせる」などであれば、気軽に取り組めますね。
目標達成がもたらす効果は、予想以上のものかもしれません。達成感だけでなく、新鮮さや自信、よろこびなどを与えてくれる可能性が高いでしょう。