働きながらスキルアップを図る
仕事がマンネリ化しているからこそ、スキルアップを図るのはいかがでしょう? それまでの経験をさらに伸ばすためにスクールに通ったり、オンライン講座を受講するのもいいですね。また、業務に関連する資格取得を目指すのもおすすめです。
スキルアップといっても、何から手をつけたらいいかわからない場合は、次の手順で自分のことを分析してみましょう。
1:得意なことや好きなことを書き出す
2:成功体験や褒められたことを書き出す
3:苦手分野や失敗しがちなことを書き出す
4:それぞれの項目を見て、「これをもっと知りたい」「興味がある」「学んでみたい」と思うことに印をつける
5:印をつけた項目について、よりレベルアップするにはどうすればいいか調べてみる
得意なことを伸ばすというよりは、「興味のあることを学んでみる」のがいいですね。苦手分野でも、克服したいと思うなら、ぜひ挑戦してみましょう。まずは関連図書を読み、興味がわいたら講座やセミナーを調べてみてください。
プライベートを充実させる
仕事がマンネリ化しているなら、思い切ってプライベートを充実させてみましょう。有給休暇を取得するなどして、しっかりと休みます。仕事を忘れ、自由気ままに過ごそうと、スマートフォンの電波がつながらないところに出かけるのもおすすめです。
仕事にマンネリ化を感じているのは、心身が疲弊しているからかもしれません。自覚のないままストレスを溜め込む人は多いです。休みの日も仕事のことばかり考えてしまうということはありませんか?
プライベートを充実させると、仕事に対する意欲が再燃することもあるんですよ。すぐに休めない人は、インターネットなどで旅行情報を探してみるのはいかがでしょう? 近場におもしろいスポットができていたら、次の休みに出かけてみましょう。いつもがんばっているのだから、たまには自分を労ってくださいね。
デスクやデスク周り、部署内を徹底して片付ける
仕事にマンネリ化を感じたら、すぐに試してほしいのが、デスクやデスク周りを徹底的に片付けることです。
気分転換に部屋の整理をしたり、クローゼットの整理をしたら、プライベート空間が充実したり、気持ちにメリハリが生まれたということはありませんか? 職場の環境も同じです。デスクやデスク周りを片付けることで、職場環境が変わったように感じ、いつもと違う気分で仕事ができるかもしれません。
自己分析をする
自己分析をするのもおすすめです。仕事にマンネリ化を感じるということは、自分の価値観や仕事に求めることが変化しているのかもしれません。これまでの経歴や実績を時系列に書き出し、印象に残っているエピソードを加えながら、自分についての情報をあらためてまとめてみましょう。
おすすめはノートを使うことです。書くうちに、どんどんいろんなことを思い出すことが多いので、あらかじめ追記のスペースを用意するようにしてください。自分のことを振り返ることで、新たな強みを発見したり、仕事に何を求めるかがつかめたりするかもしれません。
また、自己分析ツールを使うのも一つです。さまざまなものがありますが、自己分析がうまくできない場合は、厚生労働省が提供するサイトやツールを使うのもいいですね。以下のサイトでは、さまざまな自己分析ツールを紹介しています。興味のある人はぜひチェックしてください。
参照:厚生労働省|職業情報提供サイト(日本版O-NET)
厚生労働省|マイジョブ・カード
【目次】
転職すべきか悩んだら
マンネリ化を感じると「このままでよいのか」という思いから、転職を視野に入れる人もいるでしょう。しかし安易に辞めてしまうと、後悔することにもなりかねません。現在の職場で働き続けた方がよいのか、転職がよいのか判断する目安を紹介します。
まずやるべきは「マンネリ化の原因」を探る
仕事にマンネリ化を感じ、さまざまな打開策を試したけれど状況がよくならない場合、転職を考えるのもいいでしょう。しかし、いきなり転職活動をするのは避けてください。なぜなら、マンネリ化に至った原因を知らないと、新しい職場でも同じことを繰り返す可能性があるからです。
最初に取り組むのは、マンネリ化の原因を探ること。原因を特定するのは難しいかもしれませんが、何が嫌だったのかを大まかにでも把握しましょう。
・何に対してマンネリだと感じたか?
・いつから感じたか?
・一番ストレスだと感じたのは何か?
上記のことを、思いつくままに書き出してみてください。「些細なこと」だと思うことこそ書いておきましょう。
次にやるのは「楽しかったこと」を探る
マンネリ化を感じた仕事の楽しかった面を見ていきましょう。次のことを書き出してみます。
・楽しいと感じた仕事
・やりがいを感じた瞬間
・得意なことや強み
・褒められたことや、評価されたこと
得意なことや強みは仕事以外のことでもOK。ここで知るのは、自分が何を楽しいと感じる人間なのかということです。
書き出したことから、自分を知る
上記で書き出した内容をもとに、自分のことを探究しましょう。そこから見えてくる強みや弱み、好きなことや嫌いなこと、得意なことや苦手なことがあるはずです。そして、自分が本当にやりたい仕事は何か、どういう生活を送りたいのかを考えて、言語化していきます。
大変な作業のように感じるかもしれませんが、これは転職活動に役立ちます。面接などで、強みや弱み、実績などを聞かれますので、その対策と考えて取り組んでみてください。
転職は最終手段
自分のことが明らかになりましたか? この情報をもとに、自分が目指すことや達成したいことを明確にしてみましょう。なかなかまとまらない場合は、今の職場の何が改善されたら働こうと思えるか、それを考えるのも手です。また、マンネリ化の原因が明確になったら、部署異動などで解決できないかを考えてみるのもいいですね。
すぐに転職先が決まるとは限りません。また、焦って転職し、ミスマッチを引き起こしてすぐに辞めるという例は多いです。転職は安易にするものではなく、最終手段と捉え、慎重に進めることをおすすめします。
最後に
仕事のマンネリ化について紹介しました。マンネリ化の原因を探るのも、転職活動をするのも、必要になるのは自己分析です。自分を深く知らないと、同じことを繰り返す可能性があることを意識したいですね。1人で自己分析ができない場合は、キャリアの専門家に相談してみるのがおすすめです。
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