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「一途」には二つの意味と読み方がある
恋愛や結婚の相手は「一途な人」が理想という人は多いでしょう。いいイメージのある言葉ですが、「一途」の正しい意味を知る人は意外に少ないかも知れません。実は「一途」には二つの意味と読み方があるんですよ。どのような意味かを見ていきましょう。
「一途」の読みは「いちず」「いっと」
【一途】
読み方:いちず
1:他を考えないで、一つのことに打ち込むこと。また、そのさま。ひたすら。ひたむき。「—に思いつめる」「学問—の人」
2:一つの方法。「偽って申す条…謀(はかりごと)の—たれば」〈太平記・三〇〉→ひたすら[用法]
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用
読み方:いっと
《ひとすじの道の意から》
1:一つの方法・手段。「ただ攻撃の—あるのみ」
2:もっぱらその方向ひとすじ。「増加の—をたどる」
3:二つ以上のものが合一すること。「官武—」
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用
「一途」の読み方は「いちず」と「いっと」。一般的によく使うのは、「いちず」の方ですよね。「一途に恋人を思い続ける」のように、誰かや何かとの関係性を表す際に用いることが多いでしょう。恋愛や結婚に関連して使うこともありますね。
「いっと」の方は、方法や方向などを表す際に用いられています。それぞれの意味や違いについて把握しておきたいですね。
恋愛における「一途な人」のイメージを紹介
「一途な人」に抱くイメージ像は、それぞれ異なります。特に、男女で抱くイメージが異なることが多いでしょう。ここからは男女別に見る「一途な人」のイメージを紹介します。
「一途な女性」のイメージは素直で可愛らしい
男性から見た「一途な女性」のイメージは、次の4つが多いでしょう。
・控えめ
・彼の気持ちを尊重できる
・様々なことに一生懸命
・ピュア
ひとりの人を思いやりながら、誠実に付き合う女性が「一途」と思われるのかもしれませんね。「嘘をつかない」「約束をきちんと守る」など、人として信用できるかどうかもポイントでしょう。
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「一途な男性」のイメージはクール
女性から見た一途な男性のイメージは、主に以下の4つになるようです。
・冷静
・不器用
・周りに流されない
・何ごとにも没頭しやすいオタク気質
上記から読み取れるのは、冷静で落ち着いた雰囲気を持つ男性と言えるかも。ひとつのことに一生懸命になれる人というイメージもあるようですね。自分の信念を貫く強さがあることや、いい意味での頑固さがあるかどうかもポイントと言えるでしょう。
一途の類語・言い換え表現を紹介
「一途」の類語となるのが、「一筋」「真摯」でしょう。言い換え表現としても使えますが、若干ニュアンスの違いがありますので、注意したいところです。それぞれの意味を見ていきましょう。
一筋
「一筋」とは、ただひとつのことに心を傾けるさまを意味する言葉。他の人には目もくれず、ただひとりに心を傾けていることを表現する場合に、「あの人は彼女一筋だよ」のように用います。
「一筋」は物事に対しても使用可能。ひとつの芸事や研究、仕事に誠実に取り組み、その道を極めようとする姿勢を表します。「研究一筋に生きる」「芸一筋でここまで来た」のように使うと考えてください。
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