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あなたはどのタイプ? くせ毛のタイプ4種類
くせ毛にはそれぞれタイプがあり、その種類は主に4種類と言われています。
1.波状毛
日本人に一番多いタイプと言われる、ウェーブタイプのくせ毛。うねりの強さや大きさはそれぞれですが、波打つようにうねるのが特徴と言われています。
2.捻転毛
髪1本1本がコイルのようにねじれているタイプのくせ毛が「捻転毛」と言われます。触ると、ザラつきや凸凹した手触りを感じるようです。
3.縮毛
縮毛は細かく縮れているタイプのくせ毛を言います。縮毛矯正などでストレートにする人が多いようです。
4.連球毛
髪のあちこちに、数珠のように連なったボコボコがみられる毛は「連球毛」と呼ばれます。ゴワゴワした手触りが特徴です。
【広がり】が気になる人におすすめの髪型
ボリュームが出すぎて髪の広がりが気になる人におすすめの髪型をピックアップ。ポイントはレイヤーをあまり入れずにベースを重くすること、スタイリングでウェッティな質感にすることです。
ウエットな質感のツヤパーマ風ロング
洒落感たっぷりのカールスタイル。動きをつけたシースルーバングが特徴的です。王道に無造作な動きを足すだけでおしゃれ度が一気にアップします。
スタイリング
前髪に合わせて太めのコテで全体をふんわり巻く。前髪を無造作に動かしたらヘアオイルでウェッティな質感にして。
このモデルの顔型や髪質
カールしやすいクセを活かしたボブヘア
定番ボブの中でもまとまりやすさを考えたスタイル。髪が広がりやすい人や朝のスタイリングに時間が取れない人、スタイリング自体が苦手な人におすすめの髪型です。
カット
ベースはあごラインよりも少し長めの前下がり。イングラデーションを入れて毛先が自然と内巻きになるようにカットする。顔まわりだけ少しレイヤーを加え、全体は重めに仕上げる。前髪はトレンドのシースルーバングでおしゃれ感をプラス。
スタイリング
ストレートアイロンをサッと通して柔らかいスタイルにする。ふんわり感を足したいときはハチ上の髪を持ち上げて、中間から毛先までコテを使って内巻きにすると◎ オイルを全体にサッとなじませ、余った分を前髪や顔まわり、毛先に塗布しコームでとかす。
このモデルの顔型や髪質
くせ毛を活かしたパーマ風ミディアムボブ
くせ毛で悩んでいる人や前髪なし派の人におすすめの、落ち着きあるクールボブヘア。自分のくせを活かしたウェーブスタイルなのでスタイリングしやすく、収まりもよくなります。広がりだけでなく梅雨時のうねり対策にも最適です。
スタイリング
26mmのコテでくせとレイヤーを活かしながらベースを外ハネに、表面の毛束をランダムにとって外巻きにする。熱が冷めてから巻きを軽くほぐし、今っぽいパーマ風に仕上げて。オイルとバームを1対1の割合で混ぜて髪にもみ込み、セミウェットな質感にしたら完成。
このモデルの顔型や髪質
【うねり】が気になる人におすすめの髪型
くせ毛の人はうねりを無理にストレートにせず、そのまま活かしてしまうという手も。くせを伸ばすのではなくあえて巻き、アンニュイな印象やふんわり感をそのまま楽しんでみると、また違った自分が見えてくるかもしれません。
前髪がアンニュイな大人かわいいウェーブボブ
ふんわりとゆるやかなウェーブにしたスタイルがかわいいボブ。ダークトーンのボブでも透け感があり、前髪とカールによる軽やかさも優しい印象に仕上がります。前髪のウェーブ感もアンニュイな雰囲気でおしゃれ!
スタイリング
26mmのコテで全体を外ハネにした後、表面を内巻きにしていく。バームをバランスを見ながら巻きを崩すようになじませたら完成。
このモデルの顔型や髪質
レイヤーを入れてうねりを活かしたロングヘア
レイヤーで作るロングヘア。顔まわりと胸元に毛先の動きをつけ、柔らかさと女性らしさを引き立てる髪型です。トップのペタンコや髪のうねりにもおすすめ。広がりが気になる部分は毛量カットで調整すれば、収まりもよくなります。ペタンとしがちなトップには表面にレイヤーを入れ、ふんわり感を演出しましょう。
スタイリング
38mmのコテで顔まわりをリバース巻きに、中間から下は柔らかくナチュラルに見せてくれるフォワード巻きを加える。
このモデルの顔型や髪質
【ショート・ボブ】くせ毛を活かす髪型
ボリュームが出やすいクセ毛ですが、それがおしゃれなニュアンスに見えるショートやボブの短いレングスとの相性は抜群。ヘアのボリュームは高い位置に、毛量は適度に軽くしすぎないカットをすればあか抜けた表情に! ひし形シルエットを意識すれば小顔効果も狙えます。
- スタイリングが簡単な清々しいショート
- ラフで自然な毛流れのリラックスショート
- センターパートのショートヘア
- 硬くて多い髪質を活かしたマッシュショート
- くびれをつけたメリハリボブ
- セミウエットな束感がヘルシーなボブ
- セットも簡単なエアリーなパーマボブ
スタイリングが簡単な清々しいショート
襟足がかなり短いため、個性的な雰囲気。言いかえれば、垢抜け度が高いメリハリショートです。ハンサムな印象なのでパンツスタイルを合わせて知性あふれる“できる女”風に見せられるだけでなく、ロングスカートなどを合わせると洒落感たっぷりのイメージに。頭がコンパクトになるため、首が長く、スラッとスタイルよく見えるのもうれしいところ。
カット
ベースは耳たぶが少し見えるくらいのグラデーションボブ。丸みは残し、前髪は目にかかるくらいの長さにしてサイドにつなげて切り込む。トップには動きを出すためにレイヤーを入れ、グラデーションの部分につなげれば、小顔・小頭効果のあるひし形シルエットができる。根元を少し空けて毛量調節し、ラフな動きを出すため全体の中間〜毛先にスライドカットを施す。
カラー
落ち着いたトーンのラベンダーベージュで、黄ばみを抑えてツヤをアップ。白髪が気になる人は、ブリーチでトーンアップしておくとキレイにぼかすことができる。
スタイリング
タオルドライ後、分け目がつかないように髪を全部下ろしてラフにドライする。少量のヘアバターを手のひらの熱でしっかり溶かしてから、根元以外に手ぐしでよくなじませる。内側から手を入れて髪に空気を含ませるようにもみ込んだあと、毛先を指先で丁寧につまみ、毛流れを作る。
このモデルの顔型や髪質
※毛量が少なくボリュームが出にくい人は、毛量調節をしすぎるとさらに髪がペタッとして顔が大きく見えてしまうため、バランスを見ながら行うことが大切。
ラフで自然な毛流れのリラックスショート
分け目を作らずトップはふんわり。カチッと決めすぎずどこかリラックスした雰囲気は、こなれ感があって抜群の今っぽさ。ゆるいけれどだらしなさは皆無で、たとえばサイドを耳にかけるとオフィスシーンにもぴったりなきちんと感ができ上がります。表面を長めに残しているため、ちょっとショートにハードルの高さを感じている人でも取り入れやすい。小顔見せ効果のあるひし形シルエットも、高ポイントです。
カット
リップラインの長さでグラデーションボブのベースにする。前髪は目にかかるくらいの長さに設定し、サイドに自然につなげて。表面の長さはキープしつつトップから低めのレイヤーを入れ、中間〜毛先はスライドカットで動きを出しやすくする。
カラー
程よい明るさのアッシュブラウンカラーをセレクト。大人の髪にぴったりなツヤと透明感を与えてくれる。
パーマ
基本的にはノンパーマ。髪が柔らかくて細くペタッとする場合は、太めのロッドで前に向かって巻いたシンプルなパーマで、トップのボリュームと毛先の動きをサポート。
スタイリング
タオルドライ後に洗い流さないトリートメントをつけ、根元にドライヤーの熱風を当てながらふわっとかき上げるように乾かす。特にトップはくるくるドライヤーなどを使って持ち上げながら乾かすと、根元が立ち上がる。サイドと襟足は上からドライヤーの風を当て、手で押さえながらタイトに乾かしスタイルのベースが完成。少量のヘアバターを手のひらにしっかりのばして溶かし、首筋から手を入れて毛先にもみ込むように塗布。髪の表面は手ぐしを通して毛流れを整えたら、指先で前髪や顔周り、襟足の毛先を丁寧に少しずつつまんで束感を出す。
このモデルの顔型や髪質
※ひし形シルエットのスタイルなので、どんな顔型にも合いやすい。毛量が多い人は頭が大きく見えてしまうため、内側の髪をしっかり減らしたり毛先に動きをつけることが大事。
センターパートのショートヘア
根元近くからスタイリング剤をなじませてかき上げるだけの簡単スタイリングでおしゃれに見える、ワーママ向けスタイル。セットしすぎていないナチュラルさや抜け感が、今の気分にぴったり。かき上げた長めの前髪が顔にかかって輪郭をカバーしてくれるため小顔効果があり、後頭部はふんわり丸いシルエットになるため絶壁の悩みも解消。前髪がのびてきてもジャマになることなく、しばらく経っても型くずれがしにくいスタイルなので、ヘアサロンになかなか行けない多忙ママの味方になってくれること間違いなしです。
カット
前髪はかき上げたときに目が隠れるくらい、サイドは耳が隠れるくらいの長さでカット。後頭部に丸みが出るよう、襟足は首に沿うように。耳の後ろがふくらむとモッタリしてきれいなシルエットにならないので、その部分がすっきりおさまるようにカットするのがポイント。動きを出すため、トップにレイヤーを入れる。
カラー
全体に細かめのハイライトを入れたオリーブベージュ。ベースカラーは根元をやや暗くすると自然な仕上がりに。オリーブカラーは赤みを抑え、やわらかい質感に見せる効果がある。
パーマ
ペタッとしてしまう場合は、根元から大きめのカールがつくようなパーマをかけておくといい。根元の立ち上がりをサポートし前髪の曲線もちょうどよくできて、シルエットをきれいに見せてくれるはず。なにより朝のヘアセットがかなり楽になる。
スタイリング
パーマをかけていてもかけていなくてもスタイリングは同じ。ポイントは、全体の根元からスタイリング剤をなじませてしっかりと束感を出すこと。その後、手ぐしでざっくりとセンターパートにする。使うスタイリング剤はオイルやバームなどの軽いものや、立ち上がりがほしい髪質の場合はオイルとワックスを混ぜたものがいい。
このモデルの顔型や髪質
硬くて多い髪質を活かしたマッシュショート
根元が浮きやすい、髪が多くて広がりがち。そんな悩める髪質におすすめなのが、襟足をタイトにしたショートヘア。毛量の多さを襟足でキュッと引き締め、丸みのあるメリハリシルエットに。首元がスッキリしていると清潔感があり、シャツやタートルなどのトップスにお似合いです。どの角度から見てもキレイにキマるから、好感度アップも間違いなし!
カット
あごラインのやや前下がりショートスタイル。襟足はタイトに、前髪は流せるように少し長めにカットする。後頭部にはグラデーションを入れ、乾かすだけで頭の丸みが出るように。表面全体にはレイヤーを加えて、ふわっとした動きを作りやすくする。
カラー
アッシュとバイオレットを1:1でミックスしたカラーに。ツヤのある落ち着いたカラーで、大人女性にぴったり。
パーマ
クセがあって毛量が多くコンパクトに収まらない場合は、髪が自然にのばせるコスメストレートパーマをぜひ。
スタイリング
ストレートアイロンやカールアイロンを使って、全体の毛先を軽く内巻きに。バームを指の間にまで広げ、髪の内側からなじませる。表面にもまんべんなくつけてから、そのまま指には足さずに前髪を流すように整えて。最初に前髪につけてしまうと、スタイリング剤の量が多すぎて逆にまとまらなくなるので注意! 片サイドを耳にかけ、イヤリングやピアスなどを見せても素敵。
似合う顔型や髪質
くびれをつけたメリハリボブ
正統派ボブ=若見えするイメージがありますが、逆にカジュアルすぎて子供っぽい雰囲気になることも。ツヤは出ますが動きを表現しにくく、重めに見えてしまうのも課題です。そこで、レイヤーを上手に取り入れ、動きを感じるくびれシルエットにしたりふわっとエアリーな質感を加えたりして、大人っぽさとかわいらしさを兼ね備えたスタイルにアップデートを! レイヤーが入っていると、トップがペタンとしがちな場合でもスタイリングでふんわり感が作りやすくなるのもうれしい。ギリギリ結べる長さをキープしているため、おしゃれしたいけれど多忙なワーママにもぴったりです。
カット
ベースは鎖骨ラインのボブ。ハチ上の表面にレイヤーを入れ、ふんわり感とくびれを出しやすくする。注意したいのは、裾の重みは残したいので必ず“表面のみ”にレイヤーを入れること。前髪は、あご下からレイヤーでサイドにつなげて。
カラー
ツヤと柔らかさを重視したシフォンブラウンカラー。ダークトーンで落ち着いた雰囲気に。
スタイリング
まず、38mmのマジックカーラーで前髪を後ろに向けて巻いておく。32mmのカールアイロンを使い、裾はすべて外ハネに。こめかみから上の表面の髪の毛先は内巻きにすると、ちょうどいいくびれができる。マジックカーラーを外し、毛流れが自然になるように整えながら手ぐしでバームをなじませる。
このモデルの顔型や髪質
※丸顔の場合、レイヤー位置をやや低めに。面長は、前髪の長さをもう少し短めにするとバランス良し。毛量が少ない人や細毛の人は、レイヤーを入れすぎないように注意を。