セミウエットな束感がヘルシーなボブ
カールでもなくストレートでもない絶妙な束感が、ボブにヘルシーなニュアンスをプラス。うねるようなクセがある場合はそれを生かし、まっすぐな髪質の場合はゆるく動くパーマをかけておくと毎朝のスタイリングが時短に! ざっくりとしたラフさは、暑い日でも爽やかな風をもたらしてくれるよう。レイヤーが入っているため、軽やかさも叶います。
カット
あごラインのボブベース。トップにレイヤーを入れ、シルエットと動きを調整。前髪はリップラインでカットし、顔周りにニュアンスを出す。
カラー
やや明るめのアッシュベージュ。スモーキーな色合いで、髪を柔らかく見せてくれる。
パーマ
ゆるい動きがつくよう、ミックス巻きのパーマをかける。
スタイリング
クセがある人は、そのクセが出るようにざっと乾かしてから全体に薄くオイルをなじませて束感を出す。パーマをかけている場合は、毛先がやや湿った状態でオイルを薄く塗布。オイルをつける時は、少量を手にしっかり広げてから髪の内側から指でつかむようにすると、ムラなくつけられる。
このモデルの顔型や髪質
セットも簡単なエアリーなパーマボブ
顔まわりのレイヤーで骨格をカバーし、フェイスラインをきれいに見せてくれる効果も。耳下あたりから毛先にかけてカールをつけて軽やかな動きをプラス。スタイリングは髪を軽く濡らしてからバームをもみ込むだけでふんわりとしたウェーブヘアに仕上がります。ボリュームが出すぎないセミディならパーマ初心者さんにもトライしやすい!
顔まわりのレイヤーで骨格をカバーし、フェイスラインをきれいに見せてくれる効果も。髪色はダークカラーでツヤとおしゃれ感もUP。
スタイリング
バームをパール1粒分とり、手のひらに伸ばしてから全体にもみ込む。前髪は手に残ったスタイリング剤を指でつまむようにしてなじませ、束感を出してカジュアルに。
このモデルの顔型や髪質
【ミディアム】くせ毛を活かす髪型
髪の膨らみや毛先の動きを活かした、ラフでエアリーな髪型を意識するのがおすすめ。ミディアムは重すぎると扱いづらく、軽くしすぎると広がりやすくなるので、レイヤーは程よく適度な毛量をコントロールしましょう。
ひし形シルエットのレイヤーミディ
ほんのりとくびれのある、落ち着いた印象のミディアムヘア。小顔見せも叶うナチュラルな髪型です。
カット
自然なレイヤーでほんのりとくびれを作る。シースルーバングからサイドにつながるレイヤーでこめかみをカバーすれば、小顔見せも◎ 前髪は少し長めに設定し、抜け感をプラス。
このモデルの顔型や髪質
絶妙な甘辛バランス! くびれ+カールのミディボブ
巻きすぎたりスタイリングを頑張りすぎたりすると、コンサバすぎて少し野暮ったく見えてしまうことが。スタイリングはするけれど、ナチュラルさを重視した「ゆるさ」を心がけると、断然今っぽいムードのおしゃれ感やこなれ感を演出できます。ゆる巻きのベースとなるのはレイヤーカットですが、巻かないとまとまりが悪く見えてしまうこともあるスタイル。簡単でいいので、巻くスタイリングをぜひ取り入れて。
カット
全体は鎖骨下で重さを残してカットし、トップと顔周りにレイヤーを入れる。前髪は眉のギリギリ上あたりに設定し、かわいらしい印象の短めバングに。
カラー
明るめのチャコールグレーをセレクト。適度にくすんでいるため巻いた時に透け感が出やすく、柔らかな表情に。
パーマ
細毛や軟毛、直毛の場合はワンカールのパーマをかけておくと、ゆるく巻いたような動きができる。
スタイリング
ノンパーマの場合は、32mmのヘアアイロンでゆるく巻く。ベースはワンカールの外巻きにし、トップの毛束のみ持ち上げて内巻きのワンカールに。少量のオイルを手のひらになじませ、髪の内側から手ぐしを入れながら毛流れを整える。最後に、前髪の毛先を指先でつまみながら質感をプラスして。
このモデルの顔型や髪質
※顔型によって長さを変えるのがおすすめ。丸顔の場合は鎖骨より下の長めに、面長の場合は鎖骨ラインか鎖骨より少し上の短めに
ふんわりパーマミディアム
たっぷりとしたウェーブで華やかさを演出してくれるパーマスタイルに注目。ベースは肩につく長さがあればトライできるので、ミディアムスタイルに飽きてしまったり、伸ばしかけという人にもぴったりです。時短でスタイリングしたいときは、さっとひとつ結びにするだけでもおしゃれに仕上がります。
片サイドだけ耳かけしてアシンメトリーシルエットにすることでメリハリが生まれ、フェイスラインをすっきりと見せてくれます。
スタイリング
ミルク500円玉大を手のひらにとり、下から軽く握るようにして全体にもみ込んでいく。手の残ったミルクを顔まわりになじませつつ、前髪は6:4に分ける。前髪の量が少ないほうを耳にかけて完成。
このモデルの顔型や髪質
揺れるカールが華やかなフェミニンヘア
「伸ばしかけでハネやすい」というお悩みもカバーできる、レイヤーの入ったミディアムスタイル。重さを残したカールスタイル。軽やかなカールが顔周りをエレガントに彩り、好印象な雰囲気を際立てます。柔らかな毛流れが女性の優しさやゆとりを感じさせ、大人にぴったり。
カット
全体は鎖骨下でカット。顔周りにレイヤーを入れ、やや短く見えるようにすることで気になるフェイスラインをカバー。前髪は目元ラインで深めに作り、サイドに流しやすくカット。
カラー
9トーンのクリアベージュ。全体に細かくハイライトを入れて、立体感と柔らかさを強調。
パーマ
髪が硬い人、上手く巻けない人、直毛の人はパーマを。毛先の内側は外ハネ、表面は内巻きにしたボディパーマがおすすめ。
スタイリング
ノンパーマの人は、32mmのカールアイロンで、毛先は外ハネ、表面は内巻きにしてほぐす。少量のシアバターを手のひらに広げなから溶かし、手ぐしを通しながらカールをほぐす。オイルでもいい。
似合う顔型や髪質
【ロング】くせ毛を活かす髪型
ロングは髪の重みでくせ毛が落ち着きやすいので、くせと髪の重さを活かした髪型を楽しむことも。ふんわりと動きのあるロングなら黒髪や暗髪でも重たく見えません。雨の日はまとめ髪にしたり、ヘアアレンジの幅も広がります。
ゆるウェーブの大人かわいいロングヘア
自然なレイヤーを顔まわりに仕込んだウェーブスタイル。韓国ヘアを意識した大人かわいい髪型です。顔まわりをすっきり見せられるので、小顔効果も期待大!
スタイリング
32mmのコテで顔まわりを外巻きにし、全体は毛先を内巻きに。カールの毛束をほぐすようにヘアオイルをなじませ、ツヤをプラスしたら完成。
このモデルの顔型や髪質
フェミニンな甘さのセミロング
ポイントは、やりすぎていないかわいらしさ。カジュアルだけどほんのり甘さのある着こなしを組み合わせ、大人の愛されムードを演出。明るすぎないカラーセレクトや、こなれ感が出せるシースルーバングなど、細かな要素にもこだわりあり。顔周りにレイヤーが入っているため、巻くとふわっとエアリーな質感になり、柔らかな雰囲気を楽しめます。
カット
ベースはバスト上のセミロング。前髪は眉下で薄めに作り、シースルーバングに。顔周りにレイヤーを入れサイドに自然につなげると、巻いてもかわいく、結んだ時にも後れ毛として下ろせていい感じに。
カラー
暗めのシフォンブラウンのワンカラー。アッシュが混ざった色なので、退色してもオレンジになりにくい。透明感が出るのも特徴。
パーマ
基本的にはノンパーマですが、アイロン使いが苦手な人や朝の時短を狙う人はパーマをかけておくといい。アイロンで巻いたような感じが再現しやすいのは、デジタルパーマ。口元より下の部分にゆるくカールをつけ、前髪も軽く内巻きにしたパーマを。
スタイリング
パーマヘアの場合は、ざっくりと乾かしてからバームをなじませるだけでOK。スタイリングする場合は、38mmの太いへアイロンを使って全体の毛先を外ハネに。顔周りはリバース(後ろ方向への巻き方)にしてから、手ぐしを通して巻きをほぐし、毛先にまとまりを与えてくれるバームをなじませる。
このモデルの顔型や髪質
※面長の人は、サイドの後れ毛の位置を高めにして横のラインを強調させる。丸顔の場合は、前髪を左右どちらかに流すとバランスよく仕上がる。
小顔見せの韓国風セミロング
今どきの韓国っぽいニュアンスのセミロングヘア。薄めの前髪やほんのりと外ハネになった顔まわりの動きがポイントです。首元をくびれさせているので、全体がひし形シルエットになり小顔効果もバッチリ。クセがある人でも、毛量調整や質感調整でおしゃれに転がすことができます。
カット
ベースは鎖骨下の長さで平行にカット。前髪は目に少しかかる長さで薄く作り、前髪の横には独立したレイヤーを入れる。レイヤーは、あごあたりの長さでハの字にカット。
カラー
くすみを感じさせるオリーブブラウン。ほのかな透け感が出るよう、少し明るめのトーンに。
パーマ
前髪にふわっとなるようなパーマをかける。ゆるいクセがあるので、それを生かす。
スタイリング
基本的には、形が決まるように乾かしてヘアオイルをなじませるだけでOK。広がりが気になる場合だけ、ストレートアイロンを根元からスルーさせつつ毛先は軽く外ハネに。
このモデルの顔型や髪質
※クセが強すぎる人はナチュラルストレートパーマをかけるのがおすすめ。毛量が多い人や硬い髪の人は、カットで毛量調節をしてカールアイロンでのスタイリング仕上げが必要。
内巻きのビッグカールロング
甘めテイストのワンピースやスカートが好きな人にぴったりなのが、韓国で「ヨシンモリ」と呼ばれている愛されスタイル。顔周りに外→内にしてかわいらしいニュアンスを出し、大きめのカールでくびれを作るのが王道。顔周りのデザインが小顔に見せてくれるため、どの世代からも人気!
カット
全体はバストラインあたりで前上がりにカットし、トップのみレイヤーを入れる。前髪は目元ギリギリに設定して、そこから自然につなげつつ鎖骨あたりにボリュームがくるようにカット。
カラー
ベージュに少しアッシュを混ぜたカラー。落ち着いたトーンでも透明感が出て、優しい印象に。
パーマ
トップの根元が立ち上がりにくくぺたんこになりやすい人には、根元にかけるプリカールをぜひ試してみて。
スタイリング
32〜38mmの太めのカールアイロンで、全体を内巻きのワンカールに。顔周りのみリバース(後ろ方向)のワンカールで巻き、毛先をメインにオイルをなじませる。前髪が崩れやすい人や根元がペタッとしやすい人は、スプレーでキープを。
このモデルの顔型や髪質
※丸顔の場合はもう少し前髪を薄くする。前髪に空間ができることで縦のラインを強調でき、丸顔がカバーできるため。
くせ毛を活かしたヘアアレンジ4選
湿気が多い雨の日でもスタイルが決まらない… そんな、くせ毛さんにおすすめのヘアアレンジを紹介。
簡単! ヘアクリップを使った前髪アレンジ
ボブヘアや伸ばしかけ前髪にもおすすめ。
\使うのはこちら/
約1cmくらいの小ぶりなヘアクリップ。マットな黒の質感で大人っぽく。
HOW TO
1:前髪をざっくりとセンター分けにする。その分け目から3cm幅程度の毛束をとり、くるくるとねじりながら後ろに持っていき、ヘアアクリップで留める。
2:反対側も同様にヘアクリップで留めて完成。
くるりんぱを使ったひとつ結び
サッと誰にでも簡単にできるひとつ結びアレンジ。
ゴムの結び目を割いて毛束を通すアレンジテクニックのくるりんぱをするだけ。ここで手抜きに見えないポイントは、ニュアンスのある立体感とゴムの結び目を隠す工夫があること! くるりんぱ、トップの毛束をしっかり崩しておくと無造作なこなれ感も手に入ります。
表面と毛先だけざっくりと巻いておくとグッと凝って見える。耳まわりの後れ毛はあえてきっちりまとめず、あいまいに残しておくと正面から見たときもおしゃれに。
HOW TO
1:32mmのコテで全体をざっくりとミックス巻きにする。時間がないときは表面と毛先だけでもOK。オイルを2プッシュとり、手ぐしでよくなじませる。
2:両サイドから耳上の毛束を後ろでひとつに結んだ後、残りの髪と合わせて毛先を外から内にくるりんぱする。結び目をキュッと締め、ねじれた毛束が広がりすぎないようにピンで留める。
3:トップと結び目をほどよく崩して完成。
スカーフシニヨン
洒落見えもかなうヘアアレンジ
HOW TO
1:ヘアクリームやワックスなどをやや多めになじませておき、髪全体をしっとりさせておく。耳前の後れ毛を残し、手ぐしで下位置でひとつ結びに。
2:ひとつ結びにした毛束をぐるぐるとねじりながらおだんご状にして、ピンで固定。ピンは、おだんごと地の毛がしっかりつくように、その境目を狙って挿す。長さの足りない髪がおだんごからピンピン出てくることもあるが、結ぶ前につけておいたスタイリング剤のおかげで束感がついてだらしなく見えない。
3:スカーフを細長く折り、結び目が前位置になるように頭に巻きつける。耳の上部にほんの少しかかるくらいの位置で巻きつけると、こなれた仕上がりに。結び目は前位置で固結びに。スカーフの端が長く出てしまう場合は、巻きつけたスカーフの下に入れ込んでコンパクトに。
4:オイル、ワックス、ヘアクリーム、バームなど、なんでもいいので、束感のでるスタイリング剤をほんの少しだけ指先に取って後れ毛をつまみながらつける。多すぎるとベタっとするので注意。これで完成!
ロングヘアのすっきりギブソンタック
洒落見えアップはギブソンタックにおまかせ! クラシカルで大人かわいい雰囲気に変身♡髪の量は多すぎないほうがまとめやすいかも。最初にランダムに巻いておくのがおすすめ。
HOW TO
1:前髪を横分けにすると、よりクラシカルな印象になる。分けるときは、分け目がぱっくりと見えないよう、あえてざっくりと分けるといい。
2:襟足部分だけを結ばず残し、他はサイドにゆるみを持たせながら下位置で結んでハーフアップ風に。ゴムは、目立ちにくいシリコンゴムを使うのがおすすめ。
3:結び目の上を割いて隙間を開け、結んだ毛束を表側からその隙間に通して下へ引き抜き、くるりんぱにする。
4:くるりんぱの毛束と、残しておいた襟足の髪をそれぞれ左右ふたつに分け、①から順にくるりんぱした部分に巻きつけ、ピンで留める。
5:地の毛に届くよう横向きに深くピンを差し入れ、地の毛をすくいながらUターンさせるようにピンの向きを変えてグッと押し込む。毛束がほどけてこないよう、何か所か留めて。毛束を入れ込んだ部分を手で押さえ、後頭部の表面の髪を少しずつ部分的に引き出して、崩し感をプラスする。
完成!
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