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台湾の医療費にびっくり!
以前台湾の物価について記事を書きましたが、その中で「実は台湾の物価は高い!」というお話をしました。スーパーで売られている乳製品なんかは輸入品に頼っていて、日本よりもとても高いのです。他にも不動産や自動車は日本の倍近くします。
そんな台湾の物価ですが、生活している中で絶対に必要な「医療費」はどうでしょうか? 今回は台湾の医療についてお話したいと思います。
実はとても“医療費が安い”台湾
まず、台湾の医療費はとっても安い!! びっくりするくらい安いです、有難いことに。台湾でも日本の国民健康保険と同じのように全民健康保険があります。
健康保険証は中国語で「健保卡(ジェンバオカ)」と呼ばれています。
このカードを持っていると、世界で第三位といわれる台湾の医療技術が信じられないくらい安く受けることが出来ます。
■毎月の保険料は?
一般の人の毎月の支払い保険料は、働いている人だと「給与×4.69%の3割」となります。平均給与で計算すると、大体700~800元(2800円~3200円)程度です。日本の仕組みと同じように、3割が自己負担、残りの7割を政府と会社が負担しています。
■実際の診察代や薬代は?
健保卡(健康保険証)があれば、診察料はたったの50~150元(200~600円)!!
私が定期的に行っている歯医者さんですが、診察前に150元を支払い、レントゲンを撮ろうが、麻酔をしようが、毎回150元のみです。(ホワイトニングなどは保険治療外)虫歯の定期健診だとしても安いですよね。小児科でお世話になるときも、治療費100元(約400円)のみで、薬代は無料でした。何ともありがたい…。
無保険だと医療費はどうなる?
以前健保卡(健康保険証)に加入する前に無保険で病院にお世話になったことがありますが、風邪や腹痛などの症状で医療費は1000NTD程度(約4000円)程度だったので、日本人にとっては安く感じますね。
■救急車を呼んだら?
救急車の利用費用を調べたところ、救急車を呼んだ場合は約2000元程度(約8000円)の料金がかかるそうです、しかし事故の場合など緊急性が高いと判断されたり、処置を受けた場合は救急車の料金は必要ないようです。
しかも台湾の救急消防は日本と同じく「119番」なので覚えやすい!(警察も110番!)
■保険外治療の場合は?
ただし、全民健康保険でまかなえない不妊治療や美容外科、特殊な病気の治療費はやはり高額です。日本より高額になってしまうケースも多いようです。
■言葉の問題
台湾の大きな総合病院では日本語の医療通訳さんを予約出来たり、海外からの不妊治療患者のために日本語が話せるスタッフを置いているクリニックも多いです。
またドクター自身が日本への留学経験があり、日本語が可能な場合も結構あります。頑張って中国語で症状を伝えていたら、流暢な日本語で返されてびっくりしたことも。
そして何より台湾の病院の素晴らしいところが、内科、外科、小児科、歯医者問わず、診察時間が遅くまでやっている&土曜日の午後まで診察ありの病院が多いこと!
働いているママにとっては子供の体調が悪くなった時に救急に連れて行かなくても、対応してもらえるのはかなりありがたいポイントです。
21時前後まで診療してもらえるのは大きな魅力。以上、台湾の医療費事情でした!
神谷知佳
台湾で2児(ともに男児)の子育て真っ最中。国際線CA→大手スポーツメーカーの人事を経て台湾移住。現在はフリーランス人事として仕事と育児のバランスを模索中。
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