【目次】
・服が色落ちしてしまう原因と対策
・もうひと手間で!さらに色落ち・色移りを防ぐポイント
服が色落ちしてしまう原因と対策
弱アルカリ性洗剤
洗濯洗剤の多くは中性または弱アルカリ性です。弱アルカリ性の洗濯洗剤は中性のものよりも洗浄力が高く、頑固な汚れに推奨されます。ただし洗浄力が強い分、服の色落ちを早めてしまう可能性も。なるべく色落ちを防ぎたい衣類には、蛍光・漂白剤の配合されていない「中性洗剤」や「おしゃれ着用洗剤」を使用するとよいでしょう。
水の温度
洗濯する際の水の温度が高いと、色落ちしやすくなると言われています。そのため、お風呂の残り湯を使用して洗濯する場合は温度を下げてからにするなど、注意が必要です。
紫外線
色落ちや色褪せの観点で侮れないのが「紫外線」です。
天日干しで洗濯物を乾かすと、紫外線が直接当たり色落ちや色褪せの原因に。色落ちさせたくない衣類は、裏返しで陰干しにするのがおすすめです。
もうひと手間で!さらに色落ち・色移りを防ぐポイント
洗濯前に色落ちするかどうかをチェックする
これから洗濯しようとしている衣類が、自宅の洗濯洗剤で色落ちするものかどうか、洗濯前に見抜く方法があります。
やり方は簡単。服の裏側など、目立たない場所に使用予定の洗剤の原液をなじませます。白い布でポンポンと軽く叩いて色移りするようであれば、色落ちする可能性が高いでしょう。
濃い色の服や色落ちが心配なものは、先にこうしたテストを行ってから洗濯機に入れるのがおすすめです。
白モノと色モノは分けて洗う
色落ちしやすい衣類と、白シャツや白Tシャツなどを一緒に洗うと、白モノ衣類の着色・くすみの原因になってしまいます。
白モノ衣類を真っ白な状態でキープするためには、他の洗濯物、とくにジーンズをはじめとする濃色や色柄モノとは分けて洗うようにしましょう。
洗濯ネットを使用する
洗濯ネットに入れることで、他の衣類との摩擦を軽減し、擦れによる色落ちを防ぐことができると言われています。細かい目の洗濯ネットなら、染料の飛び散りも防いでくれるそう。
ポイントは衣類ぴったりの大きさの洗濯ネットに1着ずつ入れること。シワや型崩れを防ぐため、収納するときのようにたたんだ状態でちょうど入るサイズがよいでしょう。
複数枚の衣類を入れると汚れ落ちが悪くなるだけでなく、衣類同士が擦れて生地が傷んでしまうこともあるので注意しましょう。
手洗いする
(C)Shutterstock.com
色落ちの心配がある衣類は、洗濯機OKの表示があったとしても「手洗い」するのがおすすめです。
手洗いであれば他の洋服へ色移りする心配はありません。洗面器とおしゃれ着用洗剤、洗濯ネットを用意して、衣類の素材に合った洗濯方法で手洗いしてみましょう。
色落ちを防ぐアイテムを使用する
▲ドクターベッグマン カラー&ダートコレクター色移り防止シート
色落ち防止アイテムを使用するのもおすすめです。
たとえばこの「カラー&ダートコレクター色移り防止シート」は、洗濯物と一緒に洗濯機に入れるだけで、洗濯物から出る色素・汚れを吸い取ってシートの中に閉じ込める優れもの。さらに白モノのくすみ防止効果も。
色分けの必要が無くなれば、家事の時短だけでなく節水・節電にもつながるはず!