【目次】
・最低限抑えておきたい洗濯物の干し方とポイント
・【アイテム別】早く乾く洗濯物の干し方
・仕上がりが変わる!洗濯物を干す前のひと工夫
最低限抑えておきたい洗濯物の干し方とポイント
1. 風通しをよくする
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洗濯物を効率的に乾かすポイントのひとつは「空気の循環をよくする」ことです。
濡れた衣類を狭い空間に干すと空気中の湿度が上がり、衣類の水分が外に抜けにくくなってしまいます。すると洗濯物はなかなか乾かず、生乾き臭が発生しやすくなります。
特に空気が停滞しやすい部屋干しの場合は、湿った空気の停滞を防ぐために窓を開けたり換気扇を回すことを意識しましょう。
2. 太めのハンガーに干す
ハンガーを使用して洗濯物を干すときは、ハンガーの太さもポイントになります。
細いハンガーでは生地の前後が密着しやすくなります。すると空気の通る隙間が狭くなり、乾きにくくなってしまうのです。
細いワイヤーハンガーではなく、なるべく太めのハンガーを使用しましょう。生地の前後の隙間が広がって空気がよく通るようになり、乾くスピードもアップします。
3. 「アーチ干し」で乾かす
風通しをよくするためにも、干し方も大切です。
ピンチハンガーに干すときは両端に長い衣類を吊るし、内側に向かって短い衣類を吊るす「アーチ干し」を行いましょう。アーチ干しにすることで空気の通り道が生まれ、効率的に洗濯物を乾かすことができます。
4. 扇風機やサーキュレーターを活用する
空気が通りやすい「アーチ干し」と併用したいのが、扇風機やサーキュレーターです。
アーチ干しのアーチ部分に向けて扇風機やサーキュレーターの風を当てることで、乾くスピードがさらにアップします。温度や湿度にも左右されますが、この方法で部屋干しの臭いリスクも軽減できます。
【アイテム別】早く乾く洗濯物の干し方
【ニットセーター】
洗濯したニットセーターは、ハンガーに一般的な干し方をすると下に重みが加わり、肩や丈が伸びてしまうことも。ニットセーターを干すときは、以下のひと工夫がおすすめ。重さを分散させることで、伸びや型崩れを防げます。
平干し
▲平干しネットがなければ、お風呂のフタなどに大きめのバスタオルを敷き、その上に平らに干してもOK。
竿干し
▲胴部分と袖を一緒にかけるのがポイント。
ハンガー干し
▲胴部分をハンガーの水平部分、袖を上部にかけて干すのがポイント。
複数のハンガー干し
▲袖と胴部分を別々のハンガーにかけて干すのがポイント。
【ズボン】
デニムを干すときは紫外線による色落ちを防ぐために、裏返して陰干ししましょう。
脱水後は洗濯機からすぐに取り出し、叩いてシワを伸ばすのがポイント。上の写真のようにようにピンチを使って「筒干し」すれば、乾燥スピードもぐんと上がります。
【フード付きパーカー】
厚みがあり乾きにくいフード付きパーカーは、胴部分・袖・フード部分など部位ごとに風が当たるように干しましょう。
【シャツ・ブラウス】
シャツやブラウスは襟を立てることで生地の密着面を減らします。ボタンも開けて空気が通るようにするのがポイントです。
【靴下】
つま先を洗濯ばさみで留めて吊るすと、履き口に水分が溜まり、ゴムの劣化につながることも。そのため、基本はゴムの方を上側にして干しましょう。ただしつま先が厚いものの場合は、つま先を上にしてもOK。
【Tシャツ】
前述の通り太めのハンガーに干すことで、生地の前後が密着することがなくなり時短で乾かすことができます。
【バスタオル】
バスタオルを竿に干すときは、重なる部分を減らすために裾を前後でずらすのがポイントです。
仕上がりが変わる!洗濯物を干す前のひと工夫
シャツはシワを伸ばして干す
シャツを干すときは、振りさばいたりピンと引っ張ったりすることで洗濯ジワを伸ばせば、乾いたときの仕上がりが格段に美しくなります。上手に行えばアイロンがけの必要もなくなり、大幅な時短にも。
▲ハンガーにかけてからシワを伸ばすのがポイント。
タオルは干す前に振りさばく
タオルは干す前に振りさばくことで、洗濯ジワが伸びるのはもちろん、タオル繊維がほぐれて立ち上がりやすくなります。結果、効率よく乾くうえにふわふわの仕上がりに。
バスタオルの部屋干しはピンチハンガーで「囲み干し」
バスタオルを室内で早く乾かしたいときは「囲み干し」がおすすめ。バスタオルを横長にし、上辺をピンチで止めて囲いのような形にした干し方です。
前述のアーチ干し同様、扇風機やサーキュレーターを下から当てることでさらに時短が叶います。
おすすめは首振り機能を使わず、バスタオルの正面に風を当てること。扇風機やサーキュレーターがない場合は、エアコンで空気を循環させるのも効果的です。