手つかずの大自然で体験する和とモダンの融合。
北海道・新千歳空港から車で約90分、全面緑に囲まれた自然豊かな山の中腹、占冠村 (しむかっぷむら) に構えるClub Med Tomamu Hokkaidoは、2017年12月にオープンしたばかりのマウンテンリゾート。終えたばかりのウィンターシーズンには、世界中から多くのゲストが来訪、その稼働率はなんと90%超だったんですって。
▲(c) Google Map
● Club Med って?
Club Med は1950年にベルギー生まれの水球選手 ジェラール ブリッツによって設立されたバカンス会社。戦後、世の中を活気づけようとジェラールが仲間たちと一緒に人々を地中海に浮かぶマジョルカ島へ連れて行き、一緒に様々なスポーツ、食事やアクティビティを楽しんだのがこの会社の起源。現在は、フランス・パリに拠点を置き、世界24カ国 70箇所にホテルを展開しています。
旅行代金に航空運賃*、宿泊費、送迎費、滞在中の食事やドリンク (ビールやカクテル、一部ワインも!) 、そしてアクティビティ代金が全部込み込みの「All Inclusive」がClub Medの大きな魅力。2017年時点で100カ国以上から136万人以上のゲストがClub Medのメンバーとして登録、4人に1人がリピーターなんです。(*パッケージプランのみ。宿泊プランの場合は別途課金)
● 今夏は、リゾートにとって初めてのサマーシーズン!
▲ ゆったりくつろげるロビースペース。レセプションの隣にはデトックスウォーターを設置、出かける前や帰ってきた時に一杯ゴクリでリフレッシュ!
人口約1,200人、村の94%は森林というこの占冠村に位置するClub Med Tomamu Hokkaidoは5棟の建物から成り、それぞれにKITAMI、YUBARI、NEMURO、HIDAKA、ISHIKARIと北海道の地名が名付けられています。リゾート内には、ダイニング、バー、ブティック、エクスカーションデスク、会議室、フィットネスセンター、そして様々なアクティビティ スペースがあり、手付かずの大自然と戯れながら、新鮮な水と空気で心身共に浄化されるようなひとときを楽しむことができるのが魅力。
全部で341室あるゲストルームは、コンパクトなデラックスマウンテンビュー (38㎡) から、メゾネットタイプのスイート (72㎡) まで全部で3タイプ、宿泊人数や特典によりお好みの部屋を選ぶことができます。
▲ こちらが、一番小さなお部屋、デラックス マウンテンビュー (38平方メートル)。
全部屋に取り入れられた映画のスクリーンのようなパノラマ窓の向こうには、どこまでも青々と茂る草木たち (冬になると辺り一面銀世界)! 大自然の中で目覚めるって本当に気持ち良くって、二度寝より外を探索したくなっちゃいます♡
● マイナスイオンもたっぷり! ダイナミックな自然でのマスト トライ エクスペリエンスは?
と、いうことで、早起きをしたわたしがまず向かったのが「星野リゾート トマム運営 雲海テラス」へ続くゴンドラ乗り場。雲海テラスは、日高山脈を超えて雲が流れ込んでくる神秘的な絶景が人気のスポット。
▲ 4人乗りのゴンドラに揺られ、頂上まで約15分空中散歩。
ちなみに、朝5時〜8時までしか開いていないこのゴンドラに乗るためには、早起きもマスト (わたしは張り切って4時起き、笑)。頂上にある雲海テラスには、雲海をイメージしたメニューを楽しめる「てんぼうかふぇ」や、絵葉書を出せる「雲のゆうびんやさん」、そして雲海をさらに楽しむためのスペシャル展望スペース (高所恐怖症の方はお楽しみに…) があり、たとえ雲海が望めなくても「ここでコーヒーを一杯!」なんて言うのも清々しいひとときなのです。
▲ コンデイションの良い日の景色は、こんな感じ!
写真提供 星野リゾート トマム
● Club Med ならでは! 食のAll Inclusiveをご堪能あ〜れ!
リゾート内には、メインレストラン「ITARA」とスペシャリティレストラン「HAKU」の2つのダイニングスペースがあり、新鮮な食材を使った料理が多く取り揃えられています。北海道の味覚にフランス料理のエスプリが加わった華やかなメニューの数々や蕎麦職人の繊細な技、目の前で作りたてをどんどん追加してくれるビュッフェスタイルには、ワインを合わせるも良し、ビールを合わせるも良し、もちろん追加料金は一切不要。
▲ メインレストラン「ITARA」では、和食を含む国際色豊かな各ビュッフェブースを楽しむことができます。また、現地の食材に精通したシェフが目の前で調理をしてくれるライブクッキングステーションも各ブースに配置。シェフとの会話もAll Inclusive! 美しいトマムの自然をイメージした4つのエリアに分かれたダイニングスペースは、毎回違うスポットに座り、異なる景色を楽しめるから飽きないんです (画像右のダイニングスペースは、BUCOLIC VALLEY)。
▲ スペシャリティレストラン「HAKU」は、厳選された食材を炭火焼きでいただく焼肉レストラン。ベーシックメニュー (※ 画像右は5人前) 以外にも追加料金をプラスすると、和牛、蟹、海老、サーモン、ホタテなどさらにプレミアムな食材をオーダーすることができます。そして、ここでの食事を終えた後は、デザートタイムにメインレストランに戻るのも◎。こちらは、到着後現地にて要予約です。
また、お酒好きのみなさんに朗報です (WEB Domaniにはお酒好きが多いのです、ふふ)! メインバー「UNKAI」では、雄大な山々を目の前に、日中からビール、ワイン、カクテル、そして軽食をいつでも楽しむことができます。遊び疲れて「ちょっと腹ごしらえしたい」なんていう時には、時間を気にせず、是非こちらへ。
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[画像右] メインバー「UNKAI」のオーダースペース。
[画像左] アクティビティのひとつのプライベートダンスレッスンが行われるバー正面ステージ。夜にはここが、G.O ショーのパフォーマンスステージに早変わり。
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[画像右] All Inclusiveのビール (北海道に来たら、CLASSICを飲まずには帰れない)! それにしてもこの2種類が飲み放題だなんて…♡
[画像左] 天井まで伸びる大きな窓に面して配置されているソファには、ゆっくり読書をする人、お昼寝をしている人、ビールを心行くまで楽しむ人々が。
そして、プレミアムなひとときを過ごしたい方にオススメなのが、クワイエット バー。
▲ 全面緑に囲まれた禅バー「THE NEST」は自然光が美しい素敵な空間。
国産ウィスキーと日本酒のテイスティングを楽しめるこちらのスペースは、アダルト ONLY。日中にはティーレッスンなども開かれています。
● 気軽に楽しめるアクティビティ。新しいものに是非チャレンジしてみて!
世界各地のClub Medで楽しめるアクティビティの数は現在約110種類。その中でも、ここClub Med Tomamu Hokkaidoでは、空中ブランコ、マウンテンバイク、ネイチャーウォーク、ヨガなどが人気だそう。なお、ここに宿泊するとお隣の星野リゾート トマムの一部施設も利用することができます。
▲ 星野リゾート トマムの木林の湯。
写真提供 星野リゾート トマム
またトマムから少し離れた場所へ足を伸ばしてみるなら美瑛・富良野などへのオプショナルツアー、そしてさらなる大自然の中で体を思いっきり動かすなら、ゴルフ、ラフティング、リバーフィッシングなどがオススメ。詳しくは、現地のエクスカージョンデスクにてご相談くださいね。
▲ 写真提供 星野リゾート トマムの雲海テラス
● Club Med独自の働き方、「G.O」ってなにをする人?
世界24カ国に展開するClub Medで働くスタッフは通称 G.O (=ジェントル・オーガナイザー) と呼ばれ、通常のホテル業務以外に料理、音楽、ダンス、スポーツなどなにかひとつ自分の特技を活かしながら働いています。現在、世界中で活躍するG.Oの国籍は100カ国以上、その内日本のClub Medでは32の国からやってきた人々が在籍しています。
もちろん彼らとのコミュニケーションは主に英語が中心。一緒に食事を摂ったり、お酒を交わしたり、ショーを楽しんだりと、日本にいることをふと忘れてしまいそうなグローバルな空間で、旅先ならではの出会いと発見を楽しむことができます。
▲ 昼間はホテル業務をシャキシャキこなしていたG.Oたちが、夜はスポットライトを浴びるエンターテイナーに早変わり。
都会の喧騒から逃れ、ゆっくり自然を体感したい! そんな思いを叶えてくれる@ Club Med Tomamu Hokkaidoのサマーシーズンの幕開けです。
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Club Med Tomamu Hokkaido (日本語サイト)
ビジュアルエディター
有田 千幸
1983年生まれ。外資系航空会社CA、建築設計事務所秘書・プレスを経て、34歳にして脱OL。元会社員ならではの実用目線で、読んでくださる皆さまのお役に立てる情報をお届けしたいと思います! ビジュアルエディター 有田千幸とは IG: chiyuki_arita