結婚25周年は銀婚式
結婚記念日は何年目かによって、それぞれ〇〇婚式というふうに名前がついています。結婚25周年は「銀婚式」。その由来についてみていきましょう。
結婚記念日を祝う風習
結婚記念日を祝う習慣というのは、いつから始まったのでしょうか? 1894年(明治27年)いまから130年ほど前に、明治天皇と皇后の結婚記念日をお祝いして「大婚二十五年祝典」が執り行われたのがきっかけです。それ以降一般市民にも結婚記念日を祝う風習が定着してきました。もともと、結婚記念日を祝う風習はイギリスから始まったといわれています。
結婚記念日には年数によって名前がついている
結婚記念日は1年目から15年目まで毎年、15年目以降は5年ごとに〇〇婚式というふうに名前がついています。1年目は紙婚式、2年目は綿婚式(藁婚式)、3年目は革婚式、4年目は花婚式、5年目は木婚式と、年数を重ねることに柔らかいものからしっかりとした硬いものへ、価値の低いとされるものから、高いとされるものへ変わっていくのです。
節目の15年目は水晶婚式、20年目は磁器(陶器)婚式、そして25年は銀婚式となります。ちなみに金婚式は50年目。呼び名は国によって違っているようです。
結婚25周年(銀婚式)のお祝い
結婚25周年の銀婚式という名前の由来は、夫婦歩んできた道の長さから「夫婦の関係がいぶし銀の美しさを放ってきていることを祝う」という意味が込められています。またお祝いの贈り物は銀婚式の「銀」にちなんで、銀製品を贈り合うことが主流になっているようです。
銀婚式のお祝い
夫から妻へ、妻から夫へ。お互いに贈り物をする、あるいは夫婦で思い出の地や新婚旅行で行ったところへ旅行する。夫婦だけでなく、家族で旅行するというケースもあるようです。なかなか日程がとれない場合は、日頃行かないようなレストランや料亭でお食事をするなど。これといって決まったお祝いの形はありません。
銀婚式でのプレゼントの相場
当人同士がプレゼントする場合の相場は1万円から5万円といわれています。あくまで相場なので、心を込めたプレゼントであれば値段は関係ありません。
また、夫婦揃っての旅行などになると、二人合わせると10万円をこえることも。値段にとらわれず、自分たちが楽しめるような形でのお祝いを模索することをおすすめします。