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LIFESTYLE 漢字クイズ

2023.04.04

【足掻く】とは?「もがく」とどう違う? 意味・読み方・類語などを解説

「足掻く」は、手足を振り動かして激しく抵抗する様を表す動詞です。この他にも「活路を見つけようとして懸命に努力する」など、複数の意味があります。読み方は簡単ではありません。「足掻く」の意味や読み方、類語、「もがく」との意味の違いを解説します。

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「足掻く」の意味

「足掻く」の意味は、いくつかあります。一般的によく使われているのは、「手足を振り動かしてもがく」「活路を見いだすために、懸命になって努力する」などです。

狭まる道のりで活路を見出そうとしている人 イラスト

人ではなくて、馬などの動物の動きを描写する場合や、いたずらをしてふざける仕草を描写する場合にも使われます。デジタル大辞泉では、以下のように説明されています。

【足掻く】
《動カ五(四)》
1.手足を振り動かしてもがく。じたばたする。「水面に浮かび上がろうと─・く」
2.活路を見いだそうとして必死になって努力する。あくせくする。「今さら─いてもしかたがない」
3.馬などが前足で地面をかく。また、そのようにして進む。「馬は―・いた。(馬車ノ)車輪は廻らぬままで、…石ころの上を引きずり出した」〈伊藤整・馬喰の果て〉
4.いたずらをして暴れ回る。ふざける。「禿(かぶろ)どもも、―・いたら遣手(やりて)に告げて叱らすぞ」〈浄・博多小女郎〉

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

さまざまな場面で使える言葉であることを覚えておいてください。

■「足掻く」の読み方

「足掻く」の読み方は「あしかく」ではなくて「あがく」です。「足」と「掻く」という読み方の簡単な漢字が使用されているため、読み方を間違えてしまうケースが少なくありません。「足掻く」は「あがく」と覚えておくといいでしょう。

「かく」ではなく「がく」と濁音になるのは、連濁によるものと考えられます。連濁とは2語が結合した際に、2語目の清音が濁音になる現象のことです。ただし、すべてのケースで濁音になるわけではありません。

■「もがく」との意味の違い

「足掻く」と「もがく」は、言葉の響きも意味も似ています。「もがく」は苦しい状況を逃れようとするときや、精神的に苛立っているときに使われることの多い言葉です。「足掻く」は「もがく」と比較すると、より絶望的な状況のときに使われる傾向があります。

それぞれの微妙なニュアンスの違いを理解しておくと、スムーズに使い分けられるでしょう。

「足掻く」の例文

「足掻く」はビジネスやプライベート問わず、さまざまな場面で使われる言葉です。動詞であるため、語尾が変化することもあります。変化している言葉も含めて、「足掻く」の例文をご紹介します。

大きな力と戦う人 イラスト

【例文】

・彼は、プロのミュージシャンとして大きな舞台に立つことを夢見ていました。しかし、どんなに足掻いても、実現できないことがあることを痛感していたのです。

・彼は失敗しても諦めない粘り強い性格の持ち主であるため、試験に受かるまで足掻き続けています。

・私の部署の社員たちが、慣れないデジタルツールの使い方をマスターしようとして足掻いている姿を見ていると、応援したくなります。

 

「足掻く」の類語5つ

「足掻く」には、ニュアンスの近い表現がいくつかあります。おもな類語は、以下の5つです。

・「悶える」
・「のた打つ」
・「転げ回る」
・「七転八倒」
・「身悶え」

目の前の高い柱に登ろうとする人 イラスト

それぞれの言葉の意味や例文をご紹介します。

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