「三十路」とは?基礎知識を解説
「三十路」とは、本来の意味であれば「30歳」を指す言葉で、読み方は〈みそじ〉です。ただし、現在では異なることを指して使われるケースも増えていて、相手の意図することがわかりにくい場合があります。
はじめに、三十路の本来の意味や由来、関連する「二十路」「四十路」の読み方、近年の三十路の使われ方をそれぞれ確認していきます。
■本来の意味は30歳のこと
【みそ‐じ三十/三十路‐ぢ】
《古くは「みそち」》
1.30歳。「―を越える」十路
2.30。みそ。
「―あまり二つの相(かたち)八十(やそ)種(くさ)とそだれる人の踏みし跡どころ稀にもあるかも」〈仏足石歌〉
(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
三十路の意味は、本来であれば「30歳」のことです。また、「30」を指す場合もあります。
ただし、年齢を指す場合であっても、現在では異なる年齢を意図して使っている人がいます。実際には何歳というつもりで話しているのかがわかりにくいため、年齢の判断には注意が必要です。
実際の年齢は、相手の話の文脈などでおおよそを判断します。確認を取りたい場合には、30歳かどうかを念のために質問してみると良いでしょう。
■三十路の由来
三十路の由来は、数の読み方です。三十路の現在の読み方は〈みそじ〉ですが、古くは〈みそち〉と読んでいました。みそちの「ち」とは、「ひとつ」「ふたつ」の「つ」や、「二十歳〈はたち〉」の「ち」のように、数詞の下に添える語句です。
その後、当て字で「路」の字が使われるようになり、読み方も変化していったといわれています。
■「二十路」「四十路」の読み方は?
三十路ほどには使われていない言葉があるものの、ほかにも「二十路」「四十路」「五十路」「六十路」といった表現があります。これらの言葉の意味や読み方は、以下のとおりです。
・二十路……20歳のこと。読み方は〈ふたそじ〉
・四十路……40歳のこと。読み方は〈よそじ〉
・五十路……50歳のこと。読み方は〈いそじ〉
・六十路……60歳のこと。読み方は〈むそじ〉
このように、「十路」とは10年ごとの単位で年齢を数えるのに使う言葉であり、<そじ>と読みます。たとえば、四十路を<よんじゅうろ>や<しじゅうろ>などと読んでしまわないように、言葉の意味や読み方への理解を深めましょう。
■いつから?何歳から?近年の三十路の使われ方
近年の三十路の使われ方は、本来とは異なる意味を指す可能性があります。本来の三十路の意味であれば30歳であるため、「何歳から」とはいいません。
しかし、人によっては三十路を「三十代」だと思って使っていることがあります。この場合、いつからいつまでかと聞かれたならば、「30歳から39歳まで」を指しているといえるでしょう。
「三十路も半ばだ」と表現した場合は、本来の意味からすると「30歳6か月」です。ただし、1つの歳の途中で「三十路も半ば」とわざわざ表現するかどうかと考えると、「35歳」を指している可能性もあるでしょう。
三十路におすすめのプレゼント
三十路の方におすすめのプレゼントも、あわせてご紹介します。三十路といえば、仕事で経験を積めるように頑張ったり、結婚して家庭を持ったりと、人生のなかでもライフプランにかかわる重要な時期です。
この時期、女性は落ち着きや安定を求めやすく、男性は周りから頼られることが増えます。プレゼントするならば、男女ともにあまり安っぽいものではなく、長年使える上質なものがおすすめです。
■三十路の女性に贈るおすすめのプレゼント
三十路の女性にプレゼントを贈るのであれば、おすすめは上質で大人っぽさのあるものやおしゃれなものです。ネックレスなどのアクセサリーならば複数持っていても困らず、毎日身に付けられるものであるため喜ばれやすいでしょう。
また、高級感のあるコスメのプレゼントもおすすめです。財布やバッグ、腕時計などのファッションアイテムやインテリア雑貨も人気があります。
仕事や家庭で疲れが溜まりがちな三十路の女性には、家でゆっくりくつろげるような入浴剤などのアイテムもぴったりです。
■三十路の男性に贈るおすすめのプレゼント
三十路の男性にプレゼントを贈るのであれば、おすすめは相手のイメージに合った、上質で実用性のあるものです。たとえば、財布や腕時計、キーケースは三十路の男性に贈るプレゼントの定番で、喜ばれやすいでしょう。
働き盛りであるため、上質で実用的なビジネスアイテムもおすすめです。たとえば、名刺入れやビジネスバッグ、ボールペン、靴磨きセットなどがあります。
またお酒好きな方であれば、いつも飲んでいるものよりもグレードが高いお酒をプレゼントすると喜ばれるでしょう。
■三十路の方へ贈るプレゼントの予算
三十路の方へ贈るプレゼントの予算は、相手が男性か女性か、また自分との関係性などで異なります。たとえば、贈る相手が男性で自分との関係性が恋人であれば、プレゼントの相場は3万円程度です。
贈る相手が女性で自分との関係性が恋人や夫婦ならば5万円程度、友達であれば5千円程度が相場だといわれています。
予算にとらわれすぎず、上質で相手に喜んでもらえそうなものを選ぶとよいでしょう。
三十路という言葉を理解しよう
三十路は、本来の意味であれば30歳を指す言葉です。ただし、現在では三十代というつもりで三十路という言葉を使う方がいるため、どちらの意味で使っているのかを文脈などから判断しましょう。
もしも三十路の方にプレゼントを贈るのであれば、上質で長く使えるものがおすすめです。
言葉の表す意味や由来、読み方などを理解し、正しく使えるようになりましょう。プレゼントを検討している場合は、相手の好みなどを考えたうえで、今回ご紹介したアイテムも参考にしてください。
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