Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE 雑学

2023.11.08

「認印」とはどのような役割のハンコ? 使うシーンや選ぶコツについて紹介

「認印(みとめいん)」とは、郵送物の受け取りや回覧などにも使う、使用頻度の高いハンコです。認印がどのような役割を担っているのか、認印と他のハンコとの違い、認印を選ぶコツについて、本記事で詳しく紹介します。

Tags:

「認印」とは、承認の印に押すもの

印鑑レスや電子化が進み、登場の機会が減ってはいるものの、それでも何かと出番の多いハンコ。中でも「認印」は日常でも使う機会がありますよね。ハンコにはさまざまな種類がありますが、使い分けやそれぞれの役割を明確に知っているという人は意外と多くないかもしれません。

ハンコは今も重要な役割を担うもの。違いや役割について知り、適切に使えるようにしましょう。

印鑑

ハンコは3つの種類がある

ハンコと聞いて、思い浮かぶものは何ですか? 実はハンコにはいくつか種類があります。法人と個人で名称や役割が異なるため、今回は個人が使うハンコに絞り、紹介しましょう。

銀行印

銀行の口座開設時に、取引をする際に使う印鑑として届出をしたもの。口座からお金を出し入れする際や、何かしらの契約の口座振替を設定する際に使います。

実印

市区町村役場に印鑑登録をしたもの。公的な書類や土地・車の契約など、重要な文書へ押印することが多いでしょう。印鑑登録は1人につき1つのみ。印鑑証明書の交付を受けられるハンコでもあります。

認印

さまざまなことに使われるハンコのこと。届出はしていないが、承認の印として使われます。

ハンコは、用途に応じて使い分けをするのが一般的です。また、銀行印や実印は苗字と名前両方を彫ったものを使うこともありますが、認印は苗字のみという人が多いでしょう。

「認印」の役割について

ここからは、認印の役割について紹介します。

書類に法人印鑑を押す日本人男性ビジネスマン

どんな役割?

認印は、書類に印鑑を求められる際に使うことが多いでしょう。銀行印や実印は届出をしていることもあり、「銀行印を押印」「実印を押印」のように、指定されて押印することがほとんどです。また、この2つのハンコは取引や契約で必要となるもの。指定がない限り、使わないという人もいるでしょう。

銀行印や実印である必要はないものの、承認の印としてハンコが必要な際に、認印を使います。認印は何本あってもOK。また、気軽にハンコを変えることもできます。

使うシーンは?

認印が必要となるシーンは、次の通りです。

・配送された荷物や郵便を受け取るとき
・何かしらを契約するとき(銀行印や実印の指定がない場合)
・出生届など、市区町村に提出する申請書類
・見積書や領収書を発行時
・事務作業
・書類の確認
・社内や自宅などで何かしらの書類や文書を回覧するとき

上記は認印を使うシーンの一部です。なお、行政手続きに関しては、印鑑レスが適用され、多くの場合で押印の必要がなくなっています。

申請や手続きの際は、事前に持ち物を確認し、必要があれば認印を用意するとよいでしょう。

「シヤチハタ」って認印なの?

ハンコの本体にインクが入っていて、朱肉をつけなくても押印できるシヤチハタ。重宝しているという人も多いでしょう。通称は「浸透印」であり、シヤチハタはメーカーの名前なのですが、「シヤチハタ」の名で世に知られています。

シヤチハタは、認印のひとつですが、使えるシーンは限られます。同じ印影のものを手軽に購入できる、劣化すると印影が変わる恐れがある、量販品のため本人が合意をして押印した証拠になりづらいなどが、シヤチハタを使用できない理由とされています。

「シヤチハタは不可」という場合は、朱肉を使って押印する認印を用意してください。なお、銀行印や実印にシヤチハタを使うことはできません。

「認印」選び方を紹介

認印を新たに購入する場合、どんなことを意識して選べばよいのでしょうか? 認印を選ぶコツについて紹介します。

婚姻届と印鑑

書体選びのコツ

認印の書体は、パッと見て読めるものを選ぶのがよいでしょう。誰のハンコか一目でわかるようにしておくことが大切です。

書体でいえば、「楷書体」や「行書体」がおすすめです。誰もが読みやすく、親しまれてきた書体の代表といえますね。

それ以外だと、「隷書体」「古印体」もよいでしょう。読みやすいだけでなく、趣きがあり、人気があるようです。

印材選びのコツ

認印は日常使いをするハンコですから、それなりの耐久性がある方がベター。特にビジネスシーンで使うハンコは、しっかりめのものを選びたいところ。また、手入れが簡単、それほど力を入れなくてもきれいに押せる、といった機能性があると安心です。

ハンコの素材を「印材」といいますが、認印でおすすめなのは木材を加工したもの。耐久性がありながらも、お手頃価格で人気です。また、ビジネスで長く使いたいというような場合は、チタンを使ったものもよいでしょう。

家で気軽に使いたいなら、アクリルやラクト材を使ったものも。強度はそれほどなく、欠けたり傷ついたりすることがありますが、比較的安く購入することができます。

認印のサイズや購入場所

認印は、どれくらいの大きさのものがよいでしょうか? 購入できる場所についても紹介します。

サイズについて

サイズに決まりはありませんが、一般的に10.5mm〜13.5mmのハンコの展開が多く、使用している人も多い傾向にあります。

印鑑欄からはみ出てしまうとを避けるためにも、やや小さめのサイズを選ぶのがよいでしょう。

どこで買える?

認印を購入したい場合、売っているのは以下のような場所になります。

・ハンコ屋
・ホームセンター
・文房具店
・100円ショップ
・デパート
・ショッピングセンター

また、ECショップなどネットで購入することもできます。

認印の保管

銀行印や実印に比べ、気軽に使うことが多い認印。3つのハンコの中で使用頻度は一番高いかもしれません。

契約する人々

とはいえ、認印は承認したことを表すもの。押印書類によっては、法的効力が生じることもありますから、きちんと保管することをおすすめします。ケースに入れて保管すると、劣化や紛失の防止に。また、出しっぱなしにするのではなく、保管場所を決めておくとよいでしょう。

最後に

認印は、日常やビジネスシーンで使う機会が多いハンコです。銀行印や実印と比べて気軽に使うことができますが、特に契約などで使う場合は、書面の内容をよく読み、理解してから押印するようにしてください。

あわせて読みたい

Read Moreおすすめの関連記事

スマートフォンプレビュー

【登録無料】
Domaniメルマガ会員募集中

管理職世代の通勤コーデ、明日は何を着る?子供の受験や習い事、
どうする?人気モデル、ハイセンスなDomani読者モデル、教育のプロたちから
発信されるタイムリーなテーマをピックアップしてお届けします。
プレゼント企画やイベント参加のスペシャルなお知らせも!