iPhoneのマナーモードにできること
マナーモードを設定しているのに、なぜアラーム音が鳴るのでしょうか?マナーモード時に鳴る音、鳴らない音を見ていきます。また、マナーモードと似ていて便利な『集中モード』についても紹介します。
マナーモードのときアラームは鳴るのか?
- 通常のマナーモードで鳴らなくなる音は、以下になります。
- 電話・メールの着信音
- 予定管理・リマインダーアプリなどの通知音
- キーボードの入力音
- スクリーンショットの音 など
反対に、通常のマナーモードでも鳴る音は次の通りです。
- 時計のアラーム
- 「ミュージック」アプリなどの音楽再生音
- 動画の再生音
- 一部のゲームアプリ
一部の地域では以下の効果音も鳴る可能性があります。
- カメラのシャッター音
- 緊急速報
- ボイスメモ
つまり、マナーモードのときに時計のアラームを鳴らないようにするには、追加設定しなければなりません。バイブレーションのみの設定なら、周りに迷惑をかけずにアラームを使えるのでおすすめです。
集中モード・おやすみモードとの違い
iOS15から、iPhoneのおやすみモードに『集中モード』が加わりました。マナーモードと、おやすみモードを含めた集中モードの大きな違いは、後者の方がカスタマイズしやすいことです。
集中モードは、使う時間帯や通知を許可する連絡先・アプリを自由に選べます。集中モードの主な設定方法を紹介します。
まず、設定アプリから「集中モード」を開き、集中したいシチュエーションを選びましょう。
「通知を許可する連絡先」または「連絡先」ページを開いて、プラスマークをタップします。集中モード中にも通知を受け取りたい連絡先を登録し、右上の「完了」をタップしてください。
左上の「戻る」をタップし、「アプリ」ページを開きます。プラスマークをタップし、同じように通知を許可するアプリを設定してから、「完了」をタップすれば終わりです。選択肢に「オプション」がある場合は、より細かい設定を選べます。
iPhoneのアラームをバイブのみにする方法
「アラーム音は消したいけれど、アラームには気付きたい」そんなとき使えるのが、バイブレーションです。マナーモードの基本設定と、追加でアラームをバイブレーションのみにする設定をそれぞれ説明します。
マナーモードの基本的な設定方法
マナーモードは『消音モード』とも呼ばれます。下の画像のように、機種ごとに設定された「着信/サイレントスイッチ」をオンにすると使えます。
【iPhone 16 シリーズの場合】
出典:iPhone のサイドボタン、ホームボタン、その他のコントロールを使う – Apple サポート (日本)
【ホームボタンのない iPhone 15 以前のモデルの場合】
出典:iPhone のサイドボタン、ホームボタン、その他のコントロールを使う – Apple サポート (日本)
【iPhone 8 以前のモデルの場合】
出典:iPhone のサイドボタン、ホームボタン、その他のコントロールを使う – Apple サポート (日本)
画面操作でマナーモードにしたい場合は、設定アプリから「アクセシビリティ」を開きましょう。「タッチ」を選び、上部にある「Assistive Touch」を2回タッチしてオンにします。
下の方に丸い「Assistive Touch」ボタンが表示されるので、タップします。「デバイス」をタップし、「消音」を選んでください。マナーモードをオフにする場合は「消音を解除」をタップします。
アクションボタン搭載モデルの場合は、設定アプリから「サウンドと触覚」を開いて、消音モードをオンにすると設定できます。
マナーモードでアラーム音を消す方法
アラーム音を「なし」に設定して、バイブレーションのみにする手順です。時計アプリから、画面下の「アラーム」を選びます。
画面左上の「編集」を開いて、アラームの設定時刻の中で音を消したいものをタップします。
「サウンド」を開いて1番下の「なし」を選びましょう。左上の「戻る」をタップし、右上の「保存」で完了です。
また、アラームが必要ない場合はオフにする方法もあります。手順は、時計アプリから「アラーム」を開きます。後は、設定時刻の横にあるボタンをタップしてオフにするだけです。単純に音量を下げて、アラームの音をゼロにすることもできます。
マナーモード中のアラームに気付けないときは?
「マナーモードを設定したら、アラームに気付けなくて大事な約束に遅れた」そんなトラブルを避けるにはどうしたらよいのでしょうか?マナーモード時の、バイブレーションやアラーム音設定の確認方法を説明します。
マナーモードでバイブレーションが鳴らない場合の対処方法
マナーモードでバイブレーションが鳴らなかった場合は、バイブレーションの設定を見直しましょう。確認する方法は、設定アプリから「サウンドと触覚」をタップします。
「触覚」を開くと、着信音と通知音が鳴ったときのバイブレーション設定を選べます。「常に再生」または「消音モードのときに再生」になっているかチェックしてください。
触覚フィードバックが搭載されているモデルでは、設定アプリから「サウンドと触覚」を開き、「システムの触覚」をオンにするだけです。
着信音や通知のバイブレーション設定は、カスタマイズもできます。重要なメールの返信待ちであれば、バイブレーションのタイプによって、通常のアラームと新着メールを見分けられるのが便利です。
カスタマイズ方法は、「サウンドと触覚」ページで「新着メール」をタップします。
上の方にある「触覚」をタップして、好きなバイブレーションタイプを選択します。
アラームの音量や設定を見直す
アラーム音に気付かない主な原因は以下の三つです。
- アラームの音量が小さすぎる
- アラームを無音に設定している
- アラームがオフになっている
まず、アラームの音量を見直すには、設定アプリから「サウンドと触覚」を開きます。
「着信音と通知音の音量」のスライダを左右に動かして、音量を調節します。調節するとサンプル音が出るので注意が必要です。
「ボタンで変更」をオンにすると、iPhone側面にある音量調節ボタンからも音量調節ができます。
次に、アラームが無音設定か確認する場合です。時計アプリから、下の方にある「アラーム」をタップします。
左上の「編集」を開き、時刻をタップしてから、「サウンド」をタップします。
サウンドが、一番下の「なし」に設定されていないか確認しましょう。「なし」にチェックが入っていたら、別の音を選びます。左上の「戻る」をタップし、右上の「保存」をタップします。
最後に、アラームがオフになっていないか調べる場合です。時計アプリから「アラーム」を選びます。
左上の「編集」をタップし、設定時刻がオンになっているか確認します。アラームを鳴らしたければオンにすれば終了です。
マナーモードのカスタマイズ方法を理解できれば、バイブレーションのみにしたり、通知の種類でバイブレーションを使い分けたりできます。便利な使い方をマスターして、仕事や睡眠の時間を気持ちよく過ごしましょう。
メイン画像・アイキャッチ/(c)AdobeStock
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