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【目次】
効率よく大掃除&予防掃除のポイントが知りたい!
年末が近づき、大掃除を考え始めている人もいるのではないでしょうか。家も心もすっきりした状態で新年を迎えたいとは思いつつ、なかなか気が進まないのも本音ですよね。
衛生用紙製品をおもに取り扱う「エリエール」では、2024年9月に大掃除に関するアンケート調査を実施。すると、大掃除における簡単・時短お掃除術への関心が多く寄せられました。そこで今回は、知的家事プロデューサーとして活躍される本間朝子さんに監修・ご協力いただき、面倒・厄介だと感じる場所ごとに、簡単かつ時短でできるお掃除術や、避けるべきお掃除ポイントなどについて紹介します。
2024年ならではの必須掃除ポイントは?
エリエールが実施した「大掃除に関する調査」※で「大掃除をする・未定」と回答した757名(84.7%)に大掃除に費やす時間について質問したところ、最多は「1日以内」は66.2%、次いで「3時間以内」が31.3%という結果に。大掃除をする際、半数以上もの人がほぼ1日かけていることがうかがえます。
また、「素早く簡単に掃除するコツが知りたい」、「効率的に掃除をする方法を教えてほしい」といった簡単・時短お掃除術への関心が多く寄せられました。そこで、自分自身が仕事と家事の両立に苦しんだ経験から家事の効率化に役立つメソッド「知的家事」を考案した本間さんに、簡単・時短お掃除術を教えてもらいましょう。
※エリエール調べ 2024年9月 n=757(「大掃除をする・未定」と回答したクラブエリエール会員)
重点掃除場所を決める
今年は、猛暑や大型台風の上陸があったので『エアコン・窓』の大掃除は必須! 今年は過去最も暑く、残暑が続いたので、よく使っていた『エアコン』は重点的に大掃除をしましょう。また、大型台風の影響で『窓・ベランダ』も例年より汚れている可能性が高いので要注意です。
時短掃除のコツ1:家族で楽しみながらチーム戦で大掃除を!
家族で担当を決め、お子さんや高齢の方は簡単な「拭き・掃き掃除」など、チーム戦として分担すると、各自の負担も軽減しながら大掃除ができます。「お掃除シートをどれだけ汚せるか勝負する」、「あみだくじなどゲーム感覚で掃除場所を決定する」、「掃除場所を付箋紙に書いて貼り出し、お掃除できたら剥がしていく」などの工夫をするとお子さんも楽しめるのでおすすめです。
時短掃除のコツ2:決めた時間内に終わらせる「ほどほど掃除」でOK
大掃除では時間を決めた上で落ちない汚れは〝ほどほど〟で切り上げることも大切。夢中になって汚れを落とそうとすると、ついつい時間をかけすぎてしまい、疲れてしまう原因にも。ある程度汚れを落とせば、その後は日ごろのお掃除で十分です。
「大掃除で面倒・厄介な場所」ランキング&場所別の簡単・時短お掃除術
「大掃除で面倒・厄介だと思う場所」について調査したところ、「汚れが落ちづらい」、「掃除に時間がかかる」と感じやすい場所が上位にランクイン。年末の大掃除で活用できる簡単・時短お掃除術や、避けるべきお掃除方法、おすすめグッズなどもあわせて紹介します。
年末の大掃除では、「大変なところから」順番に掃除をすることがポイント。万が一大掃除が終わらなかった場合も、大変なところの掃除を終えてしまえば、残りは日常のお掃除でもカバーできます。そのため「面倒・厄介だと思う場所」や、「今年ならではの理由で特に汚れている場所(エアコン・窓)」を重点的に大掃除するのがおすすめです。
5位:壁・天井
ホコリが落ちてしまうので、天井→壁→床の順番で取り掛かりましょう。天井を掃除する際は、ホコリが舞ってしまう可能性があるので、下を新聞紙などでしっかりカバーするとよいでしょう。
お掃除シートで簡単掃除
天井や壁の掃除には、床拭き用ドライシートをフロアワイパーに付けての拭き掃除がおすすめです。特に四隅には汚れが溜まっているので、しっかりとお掃除しましょう。汚れがひどい場所は、床拭き用のウエットシートを使用した拭き掃除も効果的です。
避けるべきお掃除方法
耐水性がない壁紙への水拭きはNG。少量の水を壁紙に付けて、水を吸うようなら洗剤の使用は避けたほうがよいでしょう。
4位:エアコン
エアコンの内部掃除は機器の損傷につながる恐れがあるので、「外側」や「フィルター」掃除をしっかり行いましょう!
上部やフィルターに溜まったホコリを取り除く
エアコンの上部や側面に溜まったホコリは柄の長いハンディモップでお掃除を。また、フィルターのホコリは掃除機で吸い取るか、床拭き用のドライシートを手で持って取り除きます。
フィルター掃除は掃除の“向き”に注意
掃除機でホコリを吸い取ったら、フィルターを取り外して水洗いをしましょう。フィルターには目があるので、掃除機の場合は表面から吸引し、水洗いの際は裏面から水を流します。逆にすると目が詰まってしまうので要注意。また、フィルターがベタついている際は食器用洗剤で洗い流してもOKです。ただし、水洗いの場合にはしっかり干して乾かしてから戻すように気をつけましょう。
【おすすめ掃除グッズはコレ!】
▲キレキラ!ワイパー 徹底キレイ ドライシート
2つのエンボスパターンが細かい凸凹がチリやホコリ、髪の毛をキャッチ。両面使える立体3層構造でシートの内側に汚れを閉じ込め、捕集力が長持ち。
3位:浴室
白く浮き出た汚れにはクエン酸
浴室で見かける白いカリカリした汚れは、石けんカスです。クエン酸スプレーを吹きかけて20分ほど置いてからスポンジでこすります。少し時間を置くことで、汚れが格段に落ちやすくなるでしょう。
しつこいカビ掃除には湿布法
カビ掃除をする際は、カビ取り剤を吹きかけ、キッチンペーパーなどで5分ほど密着させる湿布法を行うと、カビが落ちやすくなります。
※塩素系洗剤(または漂白剤)とクエン酸スプレーは混ぜると危険です。取り扱いには注意してください。
壁や天井にはお掃除シートを活用
掃除が難しい壁や天井は、防カビ成分入りのお掃除シートで簡単に掃除と予防ができます。高い場所は、フロアワイパーに『キレキラ!バスルームクリーナー 徹底キレイ ウエットシート』を付けるとラクなので、高齢の親にもおすすめしています。普段見落としがちな天井ですが、カビの胞子が付いていると壁などのカビ汚れにもつながるので必ずお掃除するようにしましょう! 普段から、月に1回程度のお掃除がおすすめです。
避けるべきお掃除方法
カビ取り剤は濡れているところに使用すると効果が低下。乾いた状態、もしくは水気を拭き取ってから使用しましょう。
【おすすめ掃除グッズはコレ!】
▲キレキラ!バスルームクリーナー 徹底キレイ ウエットシート フレッシュフローラルの香り/無香タイプ
スポンジ・洗剤いらずで防カビ※1、99.9%除菌※2を実現。シート全面で汚れを徹底キャッチするから、水垢や石鹼カスもすっきり。
※1:一般的な繊維強化プラスチックを防カビ
※2:特定の菌・条件下で試験。すべての菌に同様の効果が得られるものではありません
2位:窓ガラス・網戸・サッシ
窓周りは、汚れがひどい網戸→窓ガラス→サッシの順番でお掃除をするのがおすすめです。
網戸
網戸は、フロアワイパーを短くして床拭き用のウエットシートをセットし、汚れの少ない部屋の中側から拭き掃除をすると手軽に掃除ができます。網戸掃除の際、部屋の外側を掃除する時は室内に汚れを入れないように窓を閉めてお掃除しましょう。
窓ガラス
部屋の中側から掃除すると汚れが落ちているか確認しづらいので、外側→中側の順番でお掃除をしましょう。濡らしたものと乾いたものの2種類のマイクロファイバークロスを用意。濡れているクロスでコの字型に窓ガラスを拭いた後すぐに、乾いたクロスで同じように拭き上げます。そうすることで、洗剤を使わなくても簡単にきれいにできます。
サッシ
100円ショップなどに売っているサッシブラシや掃除機のブラシノズルで、砂やホコリをかき出してから水拭きします。サッシブラシの持ち手部分がヘラ状になっていれば、こちらに床拭き用のウエットシートを巻き付けて拭き掃除をすると簡単にお掃除が可能です。ない場合には、割り箸や定規でも代用できます。
避けるべきお掃除方法
泥汚れになってしまうと掃除が大変になってしまうので、はじめから水を使用したお掃除は避けましょう。
【おすすめ掃除グッズはコレ!】
▲キレキラ!ワイパー 徹底キレイ 本体
軽々動かせるこまわりヘッド&滑りにくく握りやすいグリップで、天井や窓、ソファやベッドの下、階段など幅広く使用可能。シート中央もしっかり汚れをキャッチする立体形状と角の汚れも取りやすいコーナーフラット形状が特徴。▲キレキラ!ワイパー 徹底キレイ ウエットシート
▲キレキラ!ワイパー 徹底キレイ ウエットシート ダニよけPlus
3層構造で水分をたっぷり含み、ウエット感が長持ち。シート全面で汚れを徹底的にかきとる立体凸凹シートには、除菌99.9%※3、ウイルス除去※3※4、24時間抗菌※4※5機能付き。ダニよけPlusタイプでは、ダニが嫌がる成分を配合しています。
※4:特定の菌(及びウイルス)・条件下で試験。すべての菌・ウイルスに同様の効果が得られるものではありません。
※5:エンベロープタイプのウイルス1種で効果を検証。ウイルス除去は液が多い状態で行ってください。 ※6:一般的なフローリング材を抗菌
1位:キッチン
換気扇やコンロなどの油汚れ
〈1〉取り外せるパーツは、50℃のお湯と酸素系漂白剤で浸け置き
取り外せるパーツは油の融解点である50℃のお湯で浸け置きがおすすめです。ゴミ袋などにお湯を溜め、酸素系の漂白剤を入れて15〜20分程度放置したら洗い流すだけで簡単にお掃除ができます。細かいパーツは、水切りネットなどに入れて縛ってから浸け置きすると、パーツを無くさず便利です。汚れが残っている場合はスポンジでこすりましょう。
※素材がアルミの場合や表面塗装が剥げているものは酸素系漂白剤に漬けると変色・劣化することがあります。
〈2〉取り外せない場所は、キッチンペーパーなどで湿布
本体などの取り外せない場所についたしつこい汚れは、アルカリ性洗剤を吹きかけてキッチンペーパーなどで湿布し、5分ほどおくだけ。時間経過後はペーパーごと拭き取ってお掃除完了です!
※アルカリ性洗剤を使用した後は、水拭きや乾拭きが必要です。
※目線より上にはスプレーをしないでください。
〈3〉湿布が難しい場所は、キッチン用のお掃除シートを活用
軽い油汚れや、湿布が難しい場所は、お掃除シートでの拭き掃除をおすすめします。お掃除シートのいいところは、掃除後に水拭きや乾拭きをする二度手間が省けること。また、電子レンジや壁などキッチン周り全体をあちこち〝ついでに掃除〟がしやすいところです。『キレキラ!キッチンクリーナー 徹底キレイ おそうじシート 捨てるだけで生ゴミ消臭』なら、お掃除後のシートを袋に入れて密封するだけで生ゴミの匂いが消えるので、私も愛用しています。
コンロなどの焦げ汚れ
〈1〉焦げつきは丸めたラップでこする
ラップはクレンザーを吸収せずに掃除できる便利グッズです! 焦げついた場所にクリームクレンザーを垂らして、くしゃくしゃに丸めたラップでくるくるとこすると焦げを落とすことができます。
◇避けるべきお掃除方法
焦げつきを落とすために固いものでゴシゴシ研磨してしまうと、コンロを傷つけてしまう可能性も。普段から、汚れたらお掃除シートなどでこまめにお掃除することがおすすめです。
シンクや排水口などの水回り
〈1〉水垢には湿布法
水200ccに小さじ1杯のクエン酸粉末を溶かしたクエン酸スプレーを水垢に吹きかけます。キッチンペーパーなどで湿布したらその上からもう一度スプレーをして、10分ほど置いてからこすると汚れが落ちやすいです。(クエン酸スプレーは、ご自身で作らなくても100円ショップなどで手に入ります。)クエン酸水はサビの原因になりますので、最後にしっかりすすぎましょう。
〈2〉ぬめり汚れは浸け置き
ぬめり汚れは、細かいパーツをビニール袋に入れ、塩素系の漂白剤を吹きかけて5分ほど密着させて浸け置きをしましょう。
※塩素系洗剤(または漂白剤)と酸性製品は混ぜると危険です。取り扱いには注意してください。(クエン酸スプレーも酸性製品です)
〈3〉排水口ネットを替える際のついでに掃除
軽い汚れは、食器用洗剤を使ったお掃除で十分きれいになります。普段から、排水口ネットを取り替える際、新しいネットに洗剤をつけてシンクをお掃除してから受けカゴに装着すると、汚れが溜まらず手間も少ないのでおすすめです。またお湯を沸かした際に、冷めてぬるくなった残り湯をシンクに流すことで、日々の簡単ケアにつながります。
避けるべきお掃除方法
●熱湯をかけるのはNG
排水口は「熱湯をかけて掃除をする」という方もいるようですが、排水管の耐熱温度が60℃なので傷んでしまう可能性も。40~50℃程度のぬるま湯をかけるようにしましょう。
●硬いタワシでゴシゴシすると、傷ついて余計に汚れが溜まる可能性も
タワシやブラシなどでゴシゴシこするお掃除は、シンクを傷つけてしまい、その傷に汚れが入って落ちづらくなってしまうこともあるため、注意が必要です。
【おすすめ掃除グッズはコレ!】
▲キレキラ!キッチンクリーナー 徹底キレイ おそうじシート 捨てるだけで生ごみ消臭
いつも通りにキッチン周りの拭き掃除をした後、生ゴミを捨てるゴミ袋に一緒に入れて密閉し、ゴミ箱に捨てるだけで「きれい」と「生ゴミ消臭」を両立する2役シート。
▲キレキラ!キッチンクリーナー 徹底キレイ おそうじシート
新開発の薬液&独自の立体凸凹シートで油汚れもするんとオフ。キッチン空間に香りを残さない無香性もうれしいポイント。
▲エリエール 超吸収キッチンタオル シートタイプ
しつこい汚れを落とすときの湿布法には、キッチンタオルの活用が便利。片手でサッと取り出せるシートタイプのキッチンタオルは、水や油をぐんぐん吸うのにやぶれにくさに優れています。
番外編:トイレ
今年、猛暑による高温多湿でカビが生えやすかったトイレは重点的にお掃除をしましょう。
便器のしつこい汚れには湿布法
トイレットペーパーを便器内に張り巡らせて、トイレ用洗剤を吹きかけ3分ほど湿布。その後、ペーパーをトイレブラシで水溜りに落として、こすり掃除すれば手軽にキレイにできます。便器内に黄ばみや黒ずみがある場合は酸性洗剤での湿布も効果的です。
壁や床はトイレクリーナーで拭き掃除
床や壁などは、トイレクリーナーでの拭き掃除がベスト! 特に床には飛び散った尿汚れもあるので、汚れを広げないようトイレクリーナーで床を拭いてから掃除機をかけましょう。
避けるべきお掃除方法
長時間の浸け置きや、乾いた布やアルコールでの拭き掃除は、便座や蓋などプラスチック部分の傷みにつながるので気をつけましょう。
【おすすめ掃除グッズはコレ!】
▲キレキラ!トイレクリーナー 1枚で徹底おそうじシート ハッピーローズの香り/フローラルの香り
水分をたっぷり含み、ゴシゴシ拭いても破れにくい丈夫さを誇るトイレクリーナー。くぼみで汚れをかき取る独自形状の凸凹シートで、掃除後はそのままトイレに流すことができます。
冬の天気別・おすすめ掃除場所やお掃除術
「冬の晴れた日」におすすめのお掃除
冬の晴れた日はカラッとしていて水気が飛びやすいので、浴室や洗面などの水回り、フローリングなどの水拭きがおすすめです。クローゼットや靴箱などの収納スペースの拭き掃除も、湿気が溜まらず乾きやすい晴れた日が最適。また、カーテンやカバーなどの大きなものの洗濯も大掃除とまとめて晴れた日に行いましょう。
「冬の曇りや雨の日」におすすめのお掃除
曇りや雨の日は、湿気が多く、ホコリが立ちづらいので、玄関や床の掃き掃除がおすすめです。また、窓掃除は曇りの日の方が水気が乾きにくく拭き跡が残りづらいので、晴れの日よりもキレイに掃除ができます。雨の日には、デッキブラシなどでのベランダ掃除も最適です。小雨の日を狙ってぜひお掃除してみてください。
来年からは「年末NO掃除」、日頃から「予防掃除」の意識を!
大掃除後は、日頃から家が汚れないように「予防掃除」を行うことで、年末の大掃除が不要になります。
予防掃除のポイント
・生活動線の見えるところにフロアワイパーやウエットシートなどのお掃除グッズを置いてこまめに掃除することが大切。特にキッチンの床などは皮脂汚れや油汚れがついているので、落ちづらくなる前に拭き掃除をしましょう。
・料理するときに換気扇を前後5分間長くかけておくことで、空気の流れができて油煙が排出されやすくなります。
・エアコンは使用後に1時間くらい送風しておくことで内部のカビ予防につながります。
・浴室は、お風呂に入った後、50℃のシャワーをかけると予防掃除に。水をかけてしまうとカビが生えやすくなるので気をつけましょう。
情報提供:大王製紙エリエール
監修/知的家事プロデューサー
本間朝子さん
自分自身が仕事と家事の両立に苦しんだ経験から、家事の効率化に役立つメソッド「知的家事」を考案。
講演等を通じて発信を続ける。雑誌、ラジオ、TV出演、講演などでも活躍。
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