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2023.01.06

「エアコンの内部クリーン機能」とはどんなもの?効果とデメリット、推奨頻度

 

エアコンの内部クリーン機能は、エアコンの内部を乾燥させる機能です。上手に活用するとカビや雑菌の繁殖を予防できるため、エアコンを衛生的に使うことができます。内部クリーン機能の働きや効果とデメリット、使い方のポイントを解説します。

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エアコンの内部クリーン機能について知りたい

多くのエアコンには「内部クリーン」と呼ばれる機能が搭載されています。「存在を知ってはいるもののどんな機能なのか分からず、今まで使ったことがない」という人も多いのではないでしょうか。

エアコン内部を乾燥させる機能

エアコンの内部クリーン機能は、エアコン内部を乾燥させることにより、カビや雑菌の繁殖を抑える機能です。エアコンを清潔に保つことができるため、気になる嫌な臭いを防ぐ効果も期待できます。

冷房や除湿(ドライ)機能を使用したあとは、エアコン内部に湿気や結露がたまり、カビや雑菌が増殖しやすい状態。送風や暖房運転を効率よく用いることにより、機内の湿気を取り除く仕組みになっています。

「内部クリーン」という名称から、エアコンを掃除してくれる機能と思う人もいるかもしれませんが、内部クリーン機能にはすでに発生しているカビや雑菌・汚れをきれいにする効果はありません。エアコンを快適に使えるように搭載された「予防機能」と考えましょう。

自動・手動運転がある

内部クリーン機能には「自動」「手動」の二つの運転方法があります。

自動を設定すると、冷房やドライ運転が停止されたのち、自動で内部クリーン機能が作動します。手動で操作する必要がないので、「つい内部クリーンするのを忘れてしまう」という人におすすめです。メーカーや機種により使用後毎回行われるとは限らないので、事前に説明書をよく読んでおきましょう。

手動の場合は、自分の好きなタイミングで内部クリーン機能を作動させることができます。エアコン内部の乾燥が終わると自動で停止するものがほとんど。梅雨や夏場は自動運転だけでなく、手動でもこまめに内部クリーンを行うと効果的です。

内部クリーンにかかる時間と電気代

内部クリーンにかかる時間はメーカーや機種によってさまざまですが、およそ90分前後の時間は必要になると考えておきましょう。

同じ内部クリーンでも商品によって運転方法が異なり、かかる時間にも差が生じます。例えば「送風→暖房」により湿気を取り除くものもあれば、「送風→暖房→送風→暖房」というように、各機能を繰り返すことで湿気を取り除くものも珍しくありません。

電気代は1回あたり約1~5円で、1か月毎日使用したとしても月155円程度です(1回5円、1カ月31日として計算)。日々のメンテナンスとして、金銭的にも大きな負担はないといえるでしょう。

内部クリーン機能の効果とデメリット

内部クリーン機能を上手に活用すると、カビや雑菌の増殖を抑え、エアコンを清潔な状態で使用できます。一方で、室温が上がってしまったり、嫌な臭いが発生したりする可能性も。内部クリーンの効果とデメリットを解説します。

エアコンのリモコンを操作している女性

カビの増殖や臭いを防ぐ効果

湿度の高い環境で活発になりやすいカビや雑菌は、内部クリーン機能を活用した日頃のメンテナンスによって抑えることができます。

呼吸器系の疾患がある人やアレルギー持ちだという人は、エアコン内部の環境に配慮することが大切です。メンテナンスしていないエアコンを使用しているというのは、部屋中にカビの菌をまいているのと同じといっても過言ではありません。

また、内部クリーンには、カビや雑菌を原因とするエアコン使用時の独特の臭いを防ぐといった効果もあります。

エアコンをより快適に使うためにも、内部クリーン機能の使用を習慣づけるとよいでしょう。

室温や湿度の上昇に注意

内部クリーン機能では、送風や暖房を利用して湿気を取り除きます。注意したいデメリットとして、「室内の温度や湿度が上昇しやすい」という点が挙げられるでしょう。

外気温が高い場合は、送風であっても室温の上昇に注意が必要です。また、エアコン内の湿気も一緒に室内へ排出されてしまうため、体力の消耗が激しくなることもあります。

「部屋が蒸し暑くなるから」といって運転を止めてしまうと、効果は十分に発揮されません。夏場や、部屋の湿度を上げたくないときは、除湿機や扇風機を利用するなど工夫が必要です。

運転中に嫌な臭いがする場合も

エアコン内ですでにカビや雑菌が繁殖していると、内部クリーン運転時に嫌な臭いを感じる場合があります。

エアコンは、室内のホコリや空気中に漂う生活臭なども取り込んでいます。タバコ・食べ物・汗・ペットといった臭いを発するものが原因の可能性が高いでしょう。

内部クリーン機能はカビや雑菌の増殖を防ぐことはできても、すでに付着してしまっている汚れには効果がありません。運転中に排出される暖かい空気と一緒に、カビ臭などの独特な臭いがすることもあるのです。

内部クリーンを行うタイミング

効果的に内部クリーンを行うためには、使用するタイミングが重要といえます。どのタイミング・頻度で使用するのがよいのか、見ていきましょう。

エアコンのリモコンを操作している手

冷房・除湿後は毎回がおすすめ

冷房や除湿(ドライ)機能を使ったあとは、エアコン内部に結露が発生しているため、湿気もたまりやすい状態になっています。冷房・除湿運転をしたあとは、毎回内部クリーンをするのがおすすめです。

内部クリーンはこまめに使用することでより高い効果が期待できます。梅雨~夏場は冷房や除湿機能を使う頻度も増えるため、クリーン機能は自動運転にし、かつ気が付いたときには手動でも行うことが大切です。

エアコンを頻繁に使わないシーズンでも、1か月〜2か月に1回程度は内部クリーンを行いましょう。定期的にエアコン内に空気を通すことで、湿気がたまるのを防げます。

上手に内部クリーンをする方法

内部クリーンの効果とデメリット、タイミングを踏まえた上で、上手に機能を使う方法を紹介します。各家庭の生活スタイルに合わせて使用していきましょう。

リモコンを持ってエアコンを操作する手元

外出時など人がいない間に行う

内部クリーンは、冷房・暖房などといったエアコンのそのほかの機能と同時に使うことはできません。そのため、エアコンを使用しない外出時などに行うのが方法の一つとして挙げられます。

「エアコンを使っているときの臭いが気になる」という場合も、部屋に人がいないタイミングを見計らって行うのがよいでしょう。人がいるときに無理をして内部クリーンを行うと、夏場であれば熱中症になる恐れもあるため、避けることが大切です。

室温・湿度の変化や臭いの感じ方には個人差があり、中には体調を崩してしまう人もいるでしょう。我慢せず、家族の体調に合わせて使用時間を決めると安心です。

運転中は換気を行う

内部クリーン運転中は部屋の中が蒸し暑くなりがちです。窓を開けて空気の入れ替えをしながら行うと、快適に過ごしやすいでしょう。

内部クリーンはエアコン内部の乾燥機能なので、基本的に窓を開けた状態でも運転や効果に支障はありません。

外出時などの場合は、換気扇を回しておくだけで空気のこもりを軽減できます。なお、メーカーや機種によっては窓を閉めておく必要があるものも存在するため、使用方法をよく確認した上で行うことが大切です。

送風機能を使う方法も

「内部クリーン機能が付いていない」「エアコン内を乾燥させたいけれど、人がいるので内部クリーンを使用したくない」という場合は、送風機能を活用することで、エアコン内のある程度の湿気を取り除くことができます。

普段は内部クリーンを使用し、やむを得ない場合は送風を使用するなど、状況に応じて使い分けるのがよいでしょう。送風の場合は、1回につき2〜3時間程度の運転が目安です。

エアコンは日頃からこまめにメンテナンスをすることで、より快適に使用することができます。家族が安心して使えるように、内部クリーン機能を上手に活用し、衛生的にエアコンを使用しましょう。

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