洗剤と柔軟剤の使い方を工夫する
洗剤の成分もシワ防止に影響を与えます。「シワ防止効果」のある洗剤や、繊維をなめらかに保つ柔軟剤を活用すると、乾燥後の仕上がりが格段に向上します。ただし、柔軟剤を過剰に使うと衣類の吸水性が落ちるため、適量を守ることが肝要。特に、洗剤の残留が多いと繊維が硬くなり、シワの原因にもなるため、すすぎの回数にも注意が必要です。
洗濯ネットを活用し、摩擦によるシワを防ぐ
洗濯中の摩擦がシワの大きな原因のひとつ。Tシャツをそのまま洗濯機に入れると、他の衣類と絡み合い、強いシワがつきやすくなります。これを防ぐには、1枚ずつ洗濯ネットに入れて洗うのが効果的です。
特に、メッシュの細かいネットを選ぶと、Tシャツが適度に保護され、シワが軽減されます。大きめのネットでは衣類が中で動きすぎるため、適度なサイズを選ぶのがポイントです。
すすぎをしっかり行い、洗剤残りを防ぐ
洗剤が繊維に残ると、生地が硬くなり、シワの原因となります。「すすぎ1回」よりも「2回すすぎ」に設定し、しっかりと洗剤を落とすことで、柔らかい仕上がりになり、シワの発生を抑えられます。
特に、ドラム式洗濯機を使う場合は、すすぎ不足になりがちなので注意が必要です。水量を増やすオプションがあれば活用し、十分なすすぎを確保しましょう。
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干した後も大切! シワを防ぐ収納方法
Tシャツは干し方だけでなく、収納方法次第でシワがつくこともあります。せっかくシワを防いで干しても、収納の仕方が悪いと、すぐに折り目がついてしまいます。ここでは、シワを防ぐ収納のコツを紹介します。
Tシャツを畳むときは折り目を最小限に
Tシャツを収納する際、折り目のつけ方が肝要です。一般的に、何度も折り重ねると、その折り目が強くついてしまい、取り出したときにシワが目立ちます。
おすすめは、「1回の折り目を大きくする」方法です。具体的には、Tシャツを縦に半分に折り、袖を内側に軽く畳むだけ。小さく折りたたまず、可能な限りシンプルに仕上げることで、シワを防ぎながらコンパクトに収納できます。
引き出し収納は「立てて並べる」が正解
Tシャツを引き出しに収納する場合、積み重ねるのではなく「立てて並べる」のがポイントです。積み重ねると下のTシャツが押しつぶされ、取り出すときにシワがつきやすくなります。立てて収納すれば、1枚ずつ取り出しやすく、シワを最小限に抑えることができます。また、仕切りを活用するとTシャツ同士が崩れにくく、スムーズな管理が可能です。

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ハンガー収納でTシャツの形を保つコツ
Tシャツをハンガーにかける場合、適切な掛け方を知っておくとシワ防止に役立ちます。ポイントは、「襟元を伸ばさない」こと。Tシャツの裾側からハンガーを通すと、首回りの伸びを防げるうえ、肩のラインも崩れにくくなります。
また、クローゼット内では適度な間隔を空け、Tシャツ同士が押し合わないようにするのが理想的です。詰め込みすぎると生地が圧迫され、折り目がつきやすくなります。
最後に
Tシャツのシワを防ぐには、洗濯・干し方・収納の工夫が肝要です。適切な脱水時間やハンガーの選び方、逆さま干しの活用など、簡単にできる方法を取り入れるだけで、アイロンの手間を省きつつ、シワのない仕上がりを実現できます。ぜひ今回紹介したポイントを試し、快適なTシャツライフを楽しんでください。
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