【目次】
・バターにはどんな種類がある?
・市販されているおすすめのバターを紹介
・料理に使えるおすすめの発酵バターとは?
バターにはどんな種類がある?
バターは料理のちょっとしたアクセントや、お菓子作りにも使われていますが、どれも同じ種類や味と思っている人もいるのではないでしょうか。バターには原材料や製造方法により、いくつかの種類があります。どのような種類があるのか詳しくみていきましょう。
日本産の非発酵バターには有塩、無塩が多い
日本で主に販売されているバターは、乳酸発酵をさせていないクリームを撹拌して作る、クセの少ない「非発酵バター」が主流です。非発酵バターの中には、食塩が含まれている「有塩バター」と、食塩を加えずに作られた「無塩バター」の2種類があります。有塩バターは一般的に約1.5%の食塩が含まれており、調味料代わりとしても活用できます。無塩バターは、原料の生乳に含まれる塩分のみを含んでいるので塩味が影響されず、パンやお菓子作りによく用いられています。
ヨーロッパは発酵バターが主流
日本では非発酵バターが一般的ですが、ヨーロッパでは「発酵バター」が料理としても好まれています。発酵バターは、原料のクリームを乳酸菌で発酵させているため、乳酸菌を含んでいる点が非発酵バターと大きく異なります。発酵バターの特徴は豊かな風味と独特なコク。先述したように、日本では非発酵バターが一般的ですが、最近では日本製の発酵バターも人気です。
市販されているおすすめのバターを紹介
さまざまな種類のバターが市販されていますが、パンに塗ったり料理に使ったりと用途が広い、市販されているおすすめのバターを紹介します。
パンやトーストに カルピス「特撰バター450g 食塩不使用」
「特撰バター450g 食塩不使用」は、おなじみの乳酸菌飲料「カルピス」の製造過程で出る脂肪分を使って作られたのが始まりです。良質な牛乳を使って独自の製法で作られるバターは、他のバターには見られない白いバターが特徴。本場であるフランスのバターに近い味と言われるカルピスの特撰バターは、製造量が限定されているため「幻のバター」と呼ばれることもある稀少性の高いバターです。パンやトーストにたっぷり付ければ、カルピスバター本来の味を堪能できるでしょう。
商品名:カルピス「特撰バター450g 食塩不使用」
高級感のある味わい よつ葉乳業 「よつ葉バター 加塩 150g」
北海道にある「よつ葉乳業」が創業時から変わらず作り続けている、ロングセラーの北海道産バターです。北海道・十勝の生乳を使っており、牛乳が持つコク深い味わいを楽しめます。こちらは加塩タイプなので、トーストはもちろん、ホットケーキや魚のムニエル、味噌ラーメンにトッピングしてもおいしいバターです。
商品名:よつ葉乳業 「よつ葉バター 加塩 150g」
クセのない定番品 明治「明治北海道バター 200g」
ここまで紹介してきたバターよりもリーズナブルでクセのないさっぱりとしたバターが、明治の「明治北海道バター」です。コクと控えめの塩味、爽やかで後に残りにくい後味で、多くの人が使いやすい風味です。クセが少ないので、バター炒めに使うと素材の味を生かせます。トーストには多めにカットして乗せると、バターのコクをさらに感じることができます。
商品名:明治 「明治北海道バター 200g×2個セット」
料理に使えるおすすめの発酵バターとは?
上記のバターも料理に使うことができますが、さらに深いコクを引き出したいときには、豊かな風味を持つ発酵バターが適しています。国産と本場フランス産のバターから、3つのおすすめを紹介します。
深いコクが持ち味 トラピスト修道院「トラピストバター」
「トラピストバター」は、北海道南部、津軽海峡沿いに位置する北斗市にある修道院、「トラピスト修道院」において製造されています。フランスの修道院での伝統製法で製造されているバターで、缶入りのパッケージは北海道土産としても有名です。フランスの製法ということからも分かるように、トラピストバターは乳酸菌で発酵させた発酵バターです。塩気が強めの有塩バターですが、コクのある奥深くまろやかな風味が魅力で、料理やお菓子作りにも適しています。
商品名:函館修道院「トラピストバター200g」
雑誌にも掲載されている イズニー「AOP 無塩発酵バター」
イズニーは、フランス北部のノルマンディー地方にあるバターの産地です。イズニーのバターはフランスの原産地呼称「AOP」認定を受けているバターのひとつで、日本の雑誌で紹介されるほど、評判を集めています。搾乳後72時間以内の新鮮な生乳を使った無塩発酵バターは、無塩である分ミルクの濃厚な甘みとコクを味わえるのが魅力。料理にはもちろん、そのままパンに付けて食べてもミルクの風味を十分楽しめる、しっかりとした味わいが特徴です。
商品名:イズニー「AOP 無塩発酵バター 250×3個」
お菓子作りにも使用可能 エシレ「エシレ バター 50g ポーション 有塩」
日本でもよく知られているフランスのバターと言えば、「エシレ」ではないでしょうか。フランス中西部のエシレ村で作られているエシレバターも、乳酸発酵させたクリームから作られた発酵バターです。エシレでは、100年以上前から伝わる乳酸菌と、工房から30km以内の牛から絞られたフレッシュな生乳のみを用い、エシレだけで使用されている木製の撹拌機を使った伝統製法で製造されています。発酵バターならではの軽く爽やかな酸味と豊かな香りが特徴で、パンに付けて風味をダイレクトに楽しんだり、コクを生かしてお菓子作りの仕上げや隠し味にも使用できます。
商品名:エシレ「エシレ バター 50g ポーション 有塩」
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