ワーママ編集者が5人が「黒ジャケット」をプレゼン!
座談会参加者はこの5人
エディター/フレンチシックが信条
小池百々子さん
1歳男の子のママ。大学在学中よりファッション誌『CanCam』の編集アシスタントを始めエディターに。現在は『Domani』『Oggi』ほかファッション誌などを中心に、ウェブサイト、ブランドカタログなどで編集・ライティング・ディレクションを担当。ファッションのモットーは、自分も相手も心地いいこと、自分らしいこと。身長164cm。
エディター/女っぽいのが好き♡
福本絵里香
4歳男の子・ふたり目妊娠中のママ。大学卒業後小学館に新卒で入社しファッション誌『CanCam』に配属。その後、『AneCan』に異動。長男の産休を経て、『Domani』にて復帰。この企画をもって第二子の産休・育休に入る。元々『CanCam』読者でエビちゃんファンゆえ、根はフェミニン好き。顔立ちが甘いので辛口なものを選ぶようにしている。身長164cm。
エディター/ハンサム感はマスト!
松崎のぞみさん
7歳男の子・5歳女の子のママ。大学在学中に編集アシスタントとして働き始め、卒業後は商社に勤務。その後フリーエディターに転身し、ファッション誌『Domani』を始め、ウェブサイトやカタログの作成を行う。子どもの学校行事ではきれいめスタイルがマスト。普段はママチャリに乗るので、フラットシューズが基本。身長162cm。
エディター/コンサバ上等!
高橋香奈子
本企画担当。8歳男の子のママ。一般企業で働いた後ファッション誌『Oggi』の編集アシスタントを経てエディターに。現在は『Domani』『Oggi』を始め、ウェブマガジン、カタログなどの編集・ディレクションを行う。’18年に旅行ガイドブック『子連れGUAM』を出版したことで、ファッション以外の仕事も増え、きちんと見えることが第一優先に。身長164cm。
エディター/好感度カジュアル代表
吉川 歩さん
2歳男の子のママ。小学館ファッション誌のウェブサイトや、子育て世代向けのウェブサイト『kufura』などで記事の執筆を行う。ファッションブランドのカタログや、ウェブ制作のディレクションも手がけている。適度なおしゃれさは必要だけれど、仕事をいただいている立場なので、好感度の高い服、自分も周りも疲れない服を意識している。身長167cm。
高橋:この秋冬のジャケットのトレンドは、ダブルブレストですよね。 5人中4人がダブルという結果に。
小池:先に少数派から意見を言わせてください!似合うならダブルを選びたかったんですが、私の場合は、 ジャケットに着られる感じになってしまって。だったら、ずっと長く愛せて自分に似合うひとつボタンを選ぶほうが活用できると思ったんです。 ベーシックが好きだからこそ、常にアップデートできるように心がけていますが、トレンドだからって、無理に取り入れなくてもいい。そういう考えもあることを伝えられるとうれしいです。
高橋:とっても素敵な考えですね !私もベーシックなスタイルが大好き。でも同時にベーシックを随時アップデ ートしていくことに限界を感じて。正直、 私はスタイリストさんのようにすごくおしゃれ、とかすごくセンスがいいわけではないので、今っぽいアイテムに力を借りることも大事だなって思うように。中でもジャケットは、ワーママ時間のマストアイテムなので、毎シーズン今っぽいものに買い替えるようにしています。高価なものだとついていけないので、手ごろな値段で探したら、やっぱり〝ザラ〞だなと。
福本:私も似ています。私は顔がコンサバなので、服の今っぽさでバランスを取っています。
高橋:では、皆さんはこれらの ジャケットをどんなふうに着こなしたいですか?
松崎:私はジャケットのカチッと感をロゴTや白でカジュアルダウンして着たいです。
小池:私も、インナーをTシャツにしたり、 あえてデニムに合わせたり…。こんなに上質なジャケットなのに、普段着としてラフなアイテムと合わせても着られる懐の深さ、さすがです。もちろん、 透け感のあるブラウスやブラックドレスに肩かけして、ドレスアップするシーンにも使えるから、 汎用性の高さは抜群。
吉川:私は、初対面の方がいらっしゃる打ち合わせでは、ジャケットを着ることが多いです。だけど、 好きなテイストは女らしいカジュアルなので、 金ボタンがあるほうが着やすいですね。これくらい遊びがあること で、カジュアルダウンしやすいし、タートルネックニット×ロングタイトスカートできれいめにまとめると母としての行事ごとの日も、 堅苦しくなりすぎないんです。
福本:母時間という視点でいうと、私が選んだコート未満ジャケット以上の〝オーラリー〞も便利。子どもといるとよく動くので、そこまで厚手のコートっていらないじゃないですか。脱いだ後も邪魔になるし。それに、最近はあったかインナーがかなり進化しているし。 だから、コート代わりに着られるジャケットって、ワー/ママの強い味方になってくれると思うんですよね。
高橋:ジャケットの当たり年だからこそ、 こんな可能性のある黒ジャケを買わない手はありませんね。
たった5枚「黒ジャケット部門」
堅く見えすぎないよう、ひとワザきいていることが選びの基準
右から順に紹介します。
小池百々子さんが選んだのは…〝マディソンブルー〟の テーラードジャケット(写真右)
「テーラリングも素材も上質。 なのにラフに着てサマになる!」
旬のダブルブレストがハンサムすぎて似合わないという方へ、ひとつボタンをレコメンド!ジャケットには投資すべきと思っているので、オーソドックスで長く愛用できるものが絶対。テーラリングが秀逸な〝マデ ィソンブルー〟で選べば間違いありません!
写真右:ウール&レーヨン混の上質なダブルクロス素材。背面にダーツがあることで、体のラインに沿い、すっきりと見せてくれる。ジャケット¥180,000 (マディソンブルー)
福本絵里香さんが選んだのは…〝オーラリー〟のゆるシルエットジャケット (写真右から二番目)
「コート代わりにさらりとはおれる気軽さがうれしい」
私のようにコンサバ顔ゆえ、ジャケットを着ると古くさく見える…と悩んでいる方がいたらぜひこちらを! ゆるっとしたシルエットだから、バサッと着るだけで、即おしゃれっぽくなれます。このシルエットのおかげで、肩が凝らないのもメリットです!
写真右から2番目:ボタンで留めるウエストベルトも、こなれ感を高めて。厚手のウールメルトン素材。 ジャケット¥85,000 (オーラリー)
松崎のぞみさんが選んだのは…〝カオス〟のダブルブレストジャケット (写真中央)
「ベーシックで着やすいのにモードに仕上げてくれる 」
モード系スタイリストさんと仕事をすると、大概コーディネートに使っているのが〝カオス〟のジャケット。素材やシルエットの美しさが秀逸で、ベーシックなのにキレのいいモード感を放っています。それなりの値段はしますが、必ず元は取れる一枚です。
写真右から3番目:裏地はストライプ柄。そで裏にも裏地がつ いており、着脱もスムーズ。モヘア混のウ ール素材。くるみボタンもおしゃれ。ジャ ケット¥84,00(0 カオス丸の内〈カオス〉)
高橋香奈子さんが選んだのは…〝ザラ〟の ダブルブレストジャケット (写真左から2番目)
「1万円台でこのクオリティ。 コスパ力がスゴい」
ジャケット率は、おそらくこのメンバーでいちばん高く、しかもいちばんコンサバ。だか らジャケットこそ、鮮度の高さが絶対条件。たどり着いたのは、毎シーズン、手ごろな値段でトレンドのデザインに買い直すこと。それを叶えてくれるのが〝ザラ〟なんです。
右から4番目:高見えする化繊が上手な〝ザラ〟。安っぽく見えないマーブル調のボタンがちゃんと使われているところも信頼。ジャケット¥11,102(ザラ・ジャパン カスタマーサービス〈ザラ〉)
吉川歩さんが選んだのは…〝ウィム ガゼット〟の 金ボタンジャケット (写真左)
「久々のMYヒット黒ジャケ。 地味に見えない黒!」
黒ジャケットは、ともすれば冠婚葬祭感が出 たり、ハードになりすぎたりと、意外に難しいアイテム。ですが、これは金ボタンが効いていて、黒なのに華やか。これならデニムに合わせてメンズっぽくも、ロングタイトに合わせて女らしくも着こなせます!
写真右から5番目:着たときに美しく見えるよう、硬く薄い肩パッドを使用。マスキュリンな表情も備えて。ウール素材。ジャケット¥42,000 ウィム ガゼット 丸の内店〈ウィム ガゼット〉)
※この特集で使用した商品の価格は、すべて本体(税抜)価格になります。
※この特集で使用した商品についての問い合わせ先はこちらのページになります。
※この情報は2019年8月27日現在のものになります。
Domani10/11月号『”たった5枚”は「やっぱり黒でした!」』
撮影/佐藤彩 スタイリスト/角田かおる 構成/高橋香奈子 再構成/WebDomani編集部