【目次】
基本的な対策をこまめに丁寧に
感染から可能な限り身を守るために、一人ひとりが日常で行える対策を紹介します。
1.人混みを避ける
人が密集する場所へは、時間や経路の調整などで可能な限り避けてください。また、不要な病院受診も可能な限り避けてください。通信販売の利用、病院受診が必要な際はなるべく混雑しない時間帯を選ぶ、出かけるときに自家用車やタクシーを利用するなどの工夫を、可能な限り取り入れてみてください。
2.手洗い、アルコールによる手指の消毒
特にトイレに行った後、何かを食べる前、鼻をかんだ後、咳をしたり、くしゃみをした後、怪我をしたとき、動物をさわったあとは、石けんと水で少なくとも20秒間は手をよく洗い、手を乾かしてください。
●手洗い・アルコールによる手指の消毒手洗いの方法
石鹸と水が近くにない場合(すぐに手に入らない場合)は、手指用の市販アルコールジェルをすりこみましょう。
3.咳エチケット
咳やくしゃみをする際は、手を汚さないために、肘(ひじ)の内側や袖(そで)でおおうか、洋服の中(首のところから)にしましょう。また、人のいない方を向いてするようにしましょう。咳やくしゃみのある方は、マスクをすき間なく着用したり、ティッシュやハンカチを持ち歩くようにしてください。
4.咳・くしゃみをするときは、できるだけ目、鼻、口にふれない
目、鼻、口にふれる前と後は、2)で紹介した方法で手洗いをしてください。
5.頻繁にさわるものを定期的に消毒する
ドアノブなど、頻繁に触れる物は、手指を顔にちかづけやすい利き手を使わず、反対側の手でさわるようにしましょう。また、オフィスや店舗、施設など、多数の人が利用する施設では、消毒用アルコールなどを用いてドアノブや照明のスイッチ、電話などを定期的に消毒するようにしてください。
6.こまめに換気をする
こまめな室内換気も、とても大切です。
出典:新型コロナウイルス、情報が届きにくい方(子ども・外国語話者・視覚/聴覚障害等)のサポート・不安のケア
プロジェクトメンバー
監修:堀成美(感染症対策コンサルタント)、 杉下智彦(東京女子医科大学国際環境・熱帯医学講座教授)
編集責任:鈴木悠平(インターミディエイター®・株式会社LITALICOチーフエディター/NPO法人soar理事)、小澤いぶき(児童精神科医・認定NPO法人PIECES代表理事)
執筆協力:室伏佑香(国立成育医療研究センター 神経内科)、益田充 (外科医・救急医・精神科医)、新井陽子(被害者支援都民センター 公認心理師 臨床心理士)、野口晃菜(LITALICO研究所 所長)、根岸正彦(Webエンジニア)、林伸彦(産婦人科医・NPO法人親子の未来を支える会代表理事)、石川えり(認定NPO法人 難民支援協会 代表理事)、他
デザイン:長谷川真澄
再構成/谷畑まゆみ、WebDomani編集部
トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.