職場での「馴れ合い」あなたは反対?賛成?100人のアンケート結果を発表【専門家監修】 | Domani

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2020.11.28

職場での「馴れ合い」あなたは反対?賛成?100人のアンケート結果を発表【専門家監修】

「馴れ合い」の関係が仕事の中にあると、どんな影響を及ぼすのでしょうか。悪い面・いい面の両方をみつつ、仕事への影響を考えてみましょう。

「馴れ合い」とはどのような状態を指すのか

人づきあいについての会話の中でよく出てくる「馴れ合い」ですが、その意味は「ひそかに通じ合い、ぐるになって事を運ぶこと」(小学館『大辞泉』より)。「ひそかに」というからには、どこかで「知られないように」「うまく事が運ぶように」という下心も見え隠れしています。では、職場での「馴れ合い」にはどんなケースがあるのでしょうか。

【あなたはどっち?】職場における馴れ合いの関係に賛成・反対?

シーンを職場にフォーカスしてみると、「馴れ合い」の賛成・反対はほぼ半数ずつ。どちらにもメリット・デメリットはありますが、仕事上でどう活用しているのでしょうか。「仕事がうまくいく馴れ合い」、「仕事をダメにする馴れ合い」って? みんなの実例をみてみましょう。 

馴れ合い

・「賛成」…49.2%
・「反対」…50.8%

※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。

馴れ合いの関係がデメリットとなるケースとは?

「馴れ合い」による仕事の手抜きや、緊張感の欠如をあげる人が多く、ひいては仕事の質の低下にもつながっていくようです。

仕事に支障が出る

・仕事がうまくいかなくなる (30代・千葉県・子ども2人)
・生産性が落ちる。失敗がうやむやになる (40代・埼玉県・子ども1人)
・仕事を手抜きしそう (30代・長野県・子ども1人)
・馴れ合いだと仕事に支障が出るから (40代・北海道・子ども3人)
・良い仕事に繋がらないから (30代・東京都・子ども1人)
・職場や仕事全体に悪い影響を与えると思います。馴れ合いの関係というのは、はたから見ればあまり気持ちがいいものではありません (40代・長野県・子ども2人)
・親しい関係はいいけれど、馴れ合いからは仕事が建設的に進まないから (40代・埼玉県・子ども2人)
・こじれる原因になる (30代・千葉県・子ども2人)

仕事は仕事にしたい

・仕事では仕事以外の付き合いをしたくないので。また、あとあと面倒なことになりそう (40代・岐阜県・子ども3人)
・仕事は仕事としてきっちりとしたい (40代・東京都・子ども2人)
・仕事は真面目にやるもの (30代・栃木県・子ども2人)
・仕事上の付き合いと割り切ったほうが楽だから (40代・大阪府・子ども2人)
・誰かの悪口になりそうだし、関係が悪くなったら雰囲気も悪くなって仕事がしづらい 仕事に集中できないから (30代・埼玉県・子ども2人)
・上下関係はしっかりしたいから (40代・京都府・子ども1人)

公私のメリハリがなくなる

・今までが馴れ合いだったので後悔しています。これからはメリハリをつけて接したい (40代・山口県・子ども2人)
・プライベートとの区別がつかなくなりそうだから (40代・東京都・子ども1人)
・プライベートと仕事の区別がつかなくなり、ダラダラするので。仕事は仕事として割り切ったほうが効率がいい (30代・静岡県・子ども2人)
・仕事が曖昧になるから (30代・愛知県・子ども1人)
・仕事とプライベートは分けたい (30代・東京都・子ども2人)
・馴れ合いの関係で仕事をすると、公私の区別がつかなくなると思う (40代・岡山県・子ども2人)

距離感は必要

・ある程度距離を保って人間関係を保っていた方が、長くつきあえる。 (40代・茨城県・子ども1人)
・仕事仲間とは適切な距離をとっていたい (30代・福岡県・子ども2人)
・適度な距離を保っていたほうか楽 (40代・東京都・子ども1人)

緊張感がなくなる

・馴れ合いになるとお互いが甘えてしまい、仕事の緊張感がなくなるから (30代・愛知県・子ども2人)
・だらしなくなるから (40代・石川県・子ども1人)
・仕事なので、和気あいあいも大事だが緊張感も必要 (40代・広島県・子ども2人)
・以前に勤めていた職場で、馴れ合いになってしまったばかりに言いたい事が言えなくなっている関係を見たことがあるので (30代・千葉県・子ども1人)
・仕事は仕事。馴れ合いが生じると、我慢や遠慮をしてしまう (30代・大阪府・子ども2人)

親しくなりたくない

・親しくなりたくないから (30代・三重県・子ども3人)
・余計な人間関係を作りたくない (40代・北海道・子ども2人)

節度

・節度は必要だと思う (40代・岡山県・子ども1人)
・仲が良いのはいいことだが、馴れ合いになってしまうと、仕事において節度がなくなってしまう (40代・東京都・子ども3人)

扱いの差が出る

・年輩の女性職員が、気に入った若手女性職員ばかり〇〇ちゃんと呼び、それ以外は名字で〇〇さんと呼んでいて、好き嫌いがはっきりしていて聞いていて不快だった (30代・静岡県・子ども1人)
・馴れ合えなかった人が、情報不足になって困るから (40代・東京都・子ども1人)

家族や友達とは違う

・面倒だから。付き合いは表面的でいいし、最低限でいい。友達とは違うので、プライベートもあまり見せたくないし、退職したら連絡先は消します (30代・京都府・子ども1人)
・馴れ合いという関係が、そもそもよくわからないが、家族や友達ではないのだから、そこはちゃんとしたほうがいいと思う (40代・広島県・子ども2人)

うざい

・うざいから (30代・新潟県・子ども2人)

時には馴れ合いの関係が大事なことも!?

「馴れ合い」を、仕事上での「よく理解しあった関係」と考えれば、いい面も多かったりするもの。仕事がやりやすくなり、信頼関係も生まれるといった声が多くあがりました。

 

仕事上やりやすい

・ある程度の線引きと、仕事上のマニュアルをしっかり守っていればやりやすくなると思う (40代・東京都・子ども2人)
・スムーズに仕事が進むから (40代・神奈川県・子ども2人)
・ふだんから仲良くしておくと、お互いに仕事を頼みやすくなると思うから (40代・千葉県・子ども1人)
・仲がいいほうが、仕事もやりやすいと思うから (30代・東京都・子ども1人)
・職業にもよりますが、馴れ合いがあることで人間関係が親密になり、結果良い方向に向かう可能性があるので (30代・東京都・子ども3人)
・働きやすい (40代・沖縄県・子ども1人)
・馴れ合いが仕事をしやすく感じる場合もあると思うので (40代・埼玉県・子ども3人)
・仲いいほうが働きやすいから。馴れ合いにも限度はあるけど (40代・北海道・子ども2人)
・仲よくなっていると仕事がしやすい (40代・東京都・子ども2人)

職場の雰囲気が良くなる

・ギスギスしているよりはいいと思うから (40代・埼玉県・子ども3人)
・和気あいあいがいい (30代・大阪府・子ども1人)
・和気あいあいとした雰囲気になるために、仕方のないことなので (40代・神奈川県・子ども2人)
・ギスギスしながら仕事するより和気あいあいで仕事したほうがいいから (40代・愛知県・子ども1人)
・ないと窮屈な感じがするから。ほどよくなれ合いがあったほうが、ゆるく仕事が続けられそう (40代・福岡県・子ども1人)
・雰囲気がよくなる (30代・山梨県・子ども1人)
・職場の雰囲気 (30代・静岡県・子ども2人)

人間関係がよくなる

・人間関係がいいにこしたことはないから(30代・東京都・子ども1人)
・人間関係がよくなるのなら、ありだと思う。介護や子どもの成長にあわせて働き方を考慮してくれるなどしてくれると、お互いに働きやすいと思う (40代・神奈川県・子ども2人)
・人間関係がよくなれば、その分仕事の報告や相談などもしやすくなるから。自衛のために余計な深入りさえしなければいいと思う (30代・東京都・子ども2人)
・仲よくなることはよいと思う (40代・石川県・子ども2人)

ストレス発散

・ストレス発散できる (40代・千葉県・子ども2人)
・家とお迎えの往復しかしていないし、TVを見ている暇もないので、会社でのたわいない会話から世間の情報を得られる時もあるので (40代・神奈川県・子ども1人)
・全員ではなく一定の人と馴れ合いは色々と精神的な緩和になるから (40代・大阪府・子ども2人)
・仲がいいほうが楽しい。ある程度は中を深めないと楽しくない (40代・沖縄県・子ども1人)
・楽しくなるから (40代・茨城県・子ども2人)
・楽しく仕事ができる (40代・茨城県・子ども2人)

やる気

・やる気が出る (40代・東京都・子ども2人)
・仲間意識が高く、仕事に対する熱量が同じ (40代・神奈川県・子ども1人)

休みの調整がしやすい

・休みの融通など調整しやすい (30代・東京都・子ども1人)
・仕事がやりやすいし、協力して休みが取りやすい (40代・京都府・子ども2人)

自分のことだけ考えないように

・ある程度は人となりがわからないと協力する気が起きず、自分さえよければいいと思うようになってしまう (30代・東京都・子ども1人)

ないよりはあったほうがいい

・何もないよりは、馴れ合いがあったほうがいいと思います (40代・愛知県・子ども1人)

程々がいい

・ほどよくなら。 一部の人だけ贔屓するなど、人間関係を壊すような馴れ合いなら反対 (30代・広島県・子ども3人)

意見がいいやすい

・何でも言い合える (30代・三重県・子ども2人)

協力

・協力し合うことが大事 (30代・神奈川県・子ども1人)

上下関係は大事

・仕事中には上下関係は大事だが、休憩中などは特に意識しない (30代・長崎県・子ども3人)

信頼関係

・いい意味で信頼関係ができる (40代・香川県・子ども2人)

マナーは必要

・馴れ合いといっても、なぁなぁの関係ではなく、ある程度のマナーを守った上で仲良く円滑な関係でいられるならいいと思います (30代・茨城県・子ども3人)

馴れ合いよりも信頼感の構築を

「馴れ合い」が仕事に役立つことも時にはあるけれど、「若手や転職者が会話に入りにくい、ということもよくあります」と組織コンサルタントの新井千晶さん。いい対処法はあるのでしょうか?

「職場のちょっとした雑談や仕事上の会話に、“対話”を取り入れていくといいと思います。対話とは、相手と向き合い、本音や考えを聴き、自分なりに考え、話すようにしていくこと。仮に全く自分と異なる意見であっても、否定するのではなく、『なぜ、そう思ったのか?』を聞き、深堀りしていくのです。“馴れ合い”とは違う、相手との深い信頼関係を築くことができるでしょう」

「空気を読む」のもいいけれど、「対話」を大事に

前出の新井千晶さんは、多くの企業組織を見てきて、こう語ります。

「日本のコミュニケーションの取り方は、世界の中で最も“ハイコンテクスト”と言われています。“ハイコンテクスト”とは、相手とのコミュニケーションの中で細かな説明をしなくても、理解し動いてもらえること。“阿吽(あうん)の呼吸”や“空気を読む”ともいえます

相手に細かな説明をしなくても、理解し動いてもらえるよさがある一方で、新しいアイディアや異なる意見が出にくい、というデメリットがあります。伝統的な企業ほど多く見られ、優秀な外国人の採用をしても、短期間で辞めてしまう原因になっていることも。

馴れ合いになってきたのを感じたら、ぜひ、上記でもご紹介した“対話”を取り入れてみてください。相手と深い信頼関係を築くことができて、いい仕事にもつながるはずですよ

組織コンサルタント

新井千晶

株式会社ニューズピックスにて企業の組織風土改革、インナーコミュニケーションの活性化、イノベーション人材開発の支援に携わる。前職ではダイバーシティインクルージョンのコンサルティング会社で部長として従事。15年以上にわたり、女性エグゼクティブ、経営者向けのキャリア支援、サービスの企画・運営、ミドル、若手層の転職相談やヘッドハンティングに携わりながら、女性のキャリア支援を行っている。

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