亡き人を思い出して
・亡くなったお父さんを思い出すとき (40代・千葉県・子ども1人)
年齢
・年齢を重ねると何でもない些細なことにも涙脆くなります。 最近ではとなりのトトロを見て家族愛に感動しました (30代・神奈川県・子ども1人)
【体験談】疲れや感傷に浸ったときに効く方法とは?
多くの人は素直に「その気持ちを受け入れる」と回答。しかし「切り替える」や「寝る」など、湧き上がった感情に蓋をしてしまうような方法も見られました。
その気持ちを受け入れる
・その気持ちをそのまま受け入れます (30代・神奈川県・子ども1人)
・とくに解消することはない (30代・千葉県・子ども1人)
・ひたすら感傷に浸る (40代・埼玉県・子ども1人)
・解消する必要はないと思う (40代・京都府・子ども3人)
・噛みしめる (30代・京都府・子ども1人)
切り替える
・とりあえず、やるべきことをする (30代・青森県・子ども1人)
・他のことを切り替えて (40代・千葉県・子ども1人)
・何かを始める (30代・東京都・子ども2人)
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好きなものを飲む・食べる
・お酒を飲むか甘いものを食べる (40代・兵庫県・子ども2人)
・甘いものを食べて癒される (30代・千葉県・子ども2人)
寝る
・食べて寝る (30代・石川県・子ども3人)
・ひたすら寝る (30代・東京都・子ども2人)
人に会う
・人に会う (30代・北海道・子ども2人)
・友達と会って話す (40代・愛知県・子ども2人)
ひとりになる
・夫に子どもを預けてひとりで出かける (30代・東京都・子ども1人)
・子どもを預けて買い物する (30代・大阪府・子ども1人)
子ども
・今の我が子を見る (40代・茨城県・子ども3人)
お風呂
・お風呂でゆっくり (30代・東京都・子ども2人)
臨床心理士に聞く!「感傷に浸る」とはどういうこと?
「感傷に浸る」とはどういうことなのか、臨床心理士・吉田美智子さんに伺いました。「感傷に浸るとは、自分の感情が揺り動かされているときですよね。感情自体、人間の大切な機能です。喜怒哀楽の中で、怒りと悲しみはネガティヴなもの、望ましくないものと思われがちですが、どれも平等に大切です。ですから、感傷に浸って感じやすくなる、涙もろくなることは悪いことではありません。特に、感情より思考を優先しがちな現代社会の中で、感傷に浸ることで自分の気持ちに向き合えたり、忘れていた大切なものに気付けたりもします」。
自分の感情を無視したり、嘘をついたりせずにいるにはどうすれば良いのでしょうか。「まずは感傷的な気持ちを否定しないことです。ただそうは言っても、頻繁に強い感情に動かされたり、そのままストレートに表現してしまうと社会生活に支障をきたし、自分も生きづらくなってしまいます。大切な自分の気持ちなので、ひとりのときに味わえるように大事に取っておきましょう。忙しいとなかなかチャンスはないかもしれませんが、お風呂の中や寝る前、子どもを送り出した後などその取っておいた気持ちを解放してみてください」。
またこんな人には注意が必要だそう。「感傷的になると止められなくなる、気持ちが落ち込んでしまう、周囲にアピールせずにはいられない、というようなことがある時は、注意が必要です。何か原因となる大きな出来事があり、自分ではコントロールできないと感じたら、信頼できる人に相談する、専門家に相談することを検討してください。一方で〝感傷的になることなんて全くありません〟という方も注意が必要。忙しすぎやストレスから感情が放置されているかもしれません。普段の生活や景色の中の、美しさや刹那を意識してみると自分の感情が取り戻せるかもしれません」(吉田さん)。
「感傷に浸る」というとあまりポジティブな言葉ではないように感じますが、自分自身から発せられた大切な感情のひとつだったのですね。ときには落ち着いてそんな気持ちと向き合うと、また違った世界が見えるかもしれませんね。
写真/(C)Shutterstock.com
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