【華やかさ】を出すなら「赤みローズ」
メリハリある血色感や華やかさ、映えがほしいときにおすすめのチークカラーは、赤みのあるローズカラー。あまり濃いとチークだけ浮いてしまうので、ヌーディな色味をセレクトしてみて。ふわっと広くのせるとかわいくなりすぎるため、大人は頬骨に沿ってすっきりと入れ、ハンサムな雰囲気にするとGOOD!
\例えばこんな色/
▲ローラ メルシエ ブラッシュ カラー インフュージョン R1 ¥4,730
ベージュやゴールドのクリアパール配合で、どんな肌トーンにもマッチ。元から肌が持っているような血色感を演出してくれる。
【真面目さ】の演出には「深みレッド」
アイメイクをブラウンカラーにしたり、フォーマルなシーンで黒を着たりと、真面目な雰囲気で全体をまとめるときに選びたいチークの色は「深みレッド」。ダークになりがちな装いに大切なのは、とにかく肌の血色感です。血色が足りないと顔色が悪く見え、ブラウンのアイメイクもキツく見えてしまうことが…。大人の肌になじみやすく、落ち着いた血色感が得意な深みレッドカラーを、丸いフォルムでふんわり入れて、優しいニュアンスをプラスしましょう。
\例えばこんな色/
▲セルヴォーク ポリフォニック ブラッシュ 04 American Cherry ¥5,390
レッド・ゴールドのパール&ツヤを放つディープレッドカラー。
【対処法】似合うはずのチークがしっくりこないときは?
似合う色のチークを使っているはずなのに、なんだか似合わない…、悪目立ちする… という方は、2色使いで顔の血色感をつくってあげましょう。
ヘア&メイクの佐伯エミーさんによると、ピンクと血色ベージュの2色がおすすめだと言います。
「40代になると肌がくすみやすくなりますし、午後になるとハリツヤもなくなってくるので顔色が悪く見えたり、疲れて見えやすいんです。そんな大人肌をフォローしてくれるのがチークです。チークの入れ方や色選びがわからない方は多く、そういう方におすすめなのがピンクと血色ベージュの2色使い。ピンクはフレッシュな明るさを肌にまとえますが、ピンクだけだと浮いて見える場合も。そこで血色ベージュでピンクチークと肌をうまくなじませます。ほんのり赤みがあるベージュなら肌にとけこみながらピンクとの境界線をぼかせますし、ベージュ自体にも血色感があるので顔色が明るく見えます。また、チーク以外にアイメイクや眉、リップも血色ニュアンスで華やぎを加えるのがおすすめです」(佐伯さん)
\How to/
ベージュをブラシに取ったら、一度手の甲でトントンとなじませます。その後、黒目の下で小鼻の高さの位置へブラシを置き、もみあげに向かってやや斜めに細い楕円状に入れましょう。ブラシを2〜3回往復させ色をほんのりつけて。次にピンクをブラシに取ったら同じようにトントンし、ベージュチークを最初にのせたところに重ねます。これによりピンクが強く出過ぎない上、立体感が出てフェイスラインが引き締まります。
【基本編】チークの塗り方をマスターしよう
年齢とともに「似合うチークの色が変わる」というのはよく耳にしますが、「入れ方も変えたほうがいい」って知っていましたか? チークの入れ方を変える理由と、どんな入れ方が正解なのかをヘア&メイクの佐伯エミーさんに伺いました。
「40代になると頰骨の下がえぐれるようにこけて見えやすくなります。帰宅時、電車の窓に映った顔を見て思い当たる人もいるのではないでしょうか? この“頰のこけ”をさらに助長しているのがチークです。チークの入れ方としてメジャーなのが“頰の高いところを中心に、横に楕円形に入れる”方法です。若い世代なら問題ないですが、40代がこの入れ方をすると頰骨が強調されてしまい、頰のこけがさらに目立ちやすくなります。頰のこけをカムフラージュするには、広めに丸くチークを入れることをおすすめします。また、チークを入れたとわかるように血色感をつけるのではなく、頰全体に血色感をふわりと重ねて、まるで肌になりすましたようになじんで見せるのがポイントです。軽やかでほんのり透けた血色感を“こけて見える部分までまとう”ことで、ふっくらとハリのある肌を演出できます」(佐伯さん)
\How to/
1. ブラシにチークをとったらティッシュでなじませる
「チークに使うブラシは、大きいブラシがおすすめです。大きいブラシを使うとふわっと透けるようにチークを入れることができます。チークをブラシにとったら、ティッシュの上で何度かトントンと叩き込みながらブラシを360度回転させチークの粉をブラシ全体にまんべんなく含ませます。こうしておくと、チークが肌にベタッとつくのを防げます」
2. 頰の高いところにトントンとおく
「笑ったときに頰の一番高いところにブラシの毛先を垂直にあて、直径5cmくらいの丸形をイメージしてトントンとおきます。ほんのり血色感がつく程度でOKです」
3. 丸いチークの上下をブラシでなじませる
「丸く入れたチークの上と下にブラシをすべらせ、肌となじませます。このときチークをつけ足す必要はありません。上をなじませるときは、黒目の下くらいから緩やかな弧を描くようにして耳前までブラシをすべらせます。下をなじませるときは、上唇の高さくらいまで広めにブラシをすべらせます」
【応用編】チークの塗り方で印象チェンジ
チークとリップの色を同じにすることで、メイクの統一感が出てヘルシーな印象をつくることができます。
\How to/
おすすめはマルチカラークリーム。先に唇に薄く塗ったら、バランスを見ながら頬にもつけましょう。頬骨の高い部分にサッとつけ、もみあげに向けて楕円になるよう濡れスポンジでトントンすると、上手になじみます。