フェイスパウダーとは?
ベースメイクの仕上げに使用するアイテム
フェイスパウダーとは一言で言うと、ベースメイクの仕上げに塗布するメイクアイテムのこと。
ファンデーションを塗っているのに、さらにパウダーを付ける必要はあるの? と思うかもしれませんが、より美しい肌づくりをサポートする重要な工程です。 フェイスパウダーについて詳しく見ていきましょう!
種類は「ルースタイプ」と「プレストタイプ」の2パターン
フェイスパウダーはルースとプレストの2タイプに分けられます。見分けるポイントは、形状の違いです。
ルースは粉おしろいとも呼ばれ、深さのあるケースの中にサラサラなパウダーが入っています。ケースの中に中蓋が付いていて、穴やメッシュのすき間から適量を取って使用するタイプが多いです。薄づきでふんわりとした仕上がりを目指せます。
プレストはパウダーを押し固めたもので、コンパクト型のケースに入って販売されていることが多いです。固形おしろいとも呼ばれ、きちんとした雰囲気のメイクに仕上がります。
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ファンデーションとの違いって?
ファンデーションは顔色の補正、フェイスパウダーは崩れ防止
同じベースメイクに使うものなので、用途を混同してしまいがちですが、ファンデーションとフェイスパウダーは使用する目的が違います。
ファンデーションはベースメイクの基礎となるコスメのことで、肌の色ムラを整え顔色を補正する機能があり、シミや毛穴などをカバーするために使用するのが基本です。リキッド・クリーム・パウダーなど、さまざまな質感のものがありますが、油分を多く含んでいるものほど、こっくりとした仕上がりになります。
一方、フェイスパウダーはベースメイクの仕上げに使用するアイテムのことです。パウダー自体には色がないか、うっすらと肌に色が付く程度となっており、塗布することでサラサラな肌に整えてベタつきやテカリを抑制。ファンデーションの仕上がりを高めながら、化粧崩れを防いでくれます。
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ファンデーション代わりにも使える
ファンデーションほどカバー力がないとされるフェイスパウダーですが、製品によってはファンデーション代わりに使用できるものもあるよう。ナチュラルメイクで済ませたいというときに、下地+色付きフェイスパウダーでメイクを仕上げてもよいでしょう。
またファンデーションを使わず、コンシーラーとフェイスパウダーだけで仕上げるメイク方法もあります。時間がないとき、ナチュラルに仕上げたいときにおすすめです。
この際、下地は必須でくすみや薄い色ムラをカモフラージュできる、ブルーまたはラベンダーの色付きがおすすめ。コンシーラーはクマや目立つシミにリキッドタイプで薄く塗布しておきます。
最後、生え際やTゾーン、フェイスラインにフェイスパウダーをのせ定着させたら完成です。
フェイスパウダーを使うメリット
フェイスパウダーには、メイクをする上で知っておきたいさまざまな役目があります。
テカリや化粧崩れを防止する
フェイスパウダーは、皮脂をコントロールする役割を持っています。パウダーが余分な皮脂を目立ちにくくして、肌をさらっとした質感に整えてくれるのです。過剰な皮脂でメイクが崩れることを防ぎ、きれいな仕上がりを長持ちさせてくれます。上手に使えば、メイク直しの頻度を減らせるでしょう。
フェイスパウダーを使うと肌の油分が落ち着くので、ポイントメイクのノリがよくなり、崩れにくくなることもメリットといえます。チークやアイシャドウが落ちやすい人は、メイクの前にフェイスパウダーをしっかりとなじませるのがおすすめです。
また、UVカット機能を持っているタイプもあり、メイク直しのときに使えば日焼け止めを塗り直すことなく肌を紫外線から守れます。
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美肌に見せてくれる
フェイスパウダーをのせた肌は表面が均一になるので、なめらかでキメ細かい肌に見せられるでしょう。上手に使えば、肌がもともときれいな人のような自然な仕上がりを目指せます。
細かなパウダーが光を拡散して立体感を演出したり、パールが配合されていて肌ツヤをよく見せたりするものもあります。
また、スキンケア成分が配合されたタイプを使えば、肌の乾燥や荒れを和らげてくれる効果も期待できます。ファンデーションだけではかなえられない、美肌をつくりたい人におすすめです。
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フェイスパウダーの選び方
フェイスパウダーは新しい製品が続々と登場するので、どれを選んだらよいか分からなくなってしまうかもしれません。基本的な選び方のポイントを紹介します。
仕上がりの好みで選ぶ
一口にフェイスパウダーといってもさまざまな種類があり、それぞれ仕上がりが違います。マット、セミマット、ツヤ肌などのタイプの中から、好みや目指す肌によって選ぶことが基本です。
ナチュラルに仕上げたいときは、肌なじみがよく粒子が細かいタイプがおすすめ。肌のくすみが気になる場合、透明感をアップできるルーセントタイプを使用しましょう。
崩れにくさやカバー力が欲しい場合、マットに仕上がるタイプがおすすめです。メイク直しができず、どうしてもメイクを崩したくない日は、舞台メイク用に開発されたフェイスパウダーを使用するというテクニックもあります。
使いやすさで選ぶ
フェイスパウダーは大きさ・デザイン・付属品など、メーカーによってさまざまなタイプがあります。
メイク直しに使用したい場合、持ち運ぶことになるので、ポーチに入る大きさを選ぶことが大切です。あまりかさばるタイプのものだと、持ち運ぶのが大変な場合もあります。パフやブラシが別売りとなっているものより、内蔵できる設計になっているものの方が持ち運びやすいです。
また、毎日使用するものなので、パッケージのデザインを重視して選ぶのもおすすめ。お気に入りのパッケージを選べば、見る度に気分を上げてくれるはずです。
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