人生の転機が訪れたときのNG行動
焦って行動を起こしたり自暴自棄になったりすると、人生を好転させるチャンスを逃してしまいかねません。起こった出来事をプラスに活かすためにはどのような点に注意すればよいのでしょうか。人生の転機が訪れたときに避けたい、NG行動を紹介します。
焦って行動を起こす
大切な人との別れを経験したり職を失ったときは、精神状態が不安定になってしまうものです。気持ちの整理がつかないまま新しい一歩を踏み出そうと焦って行動を起こすと、状況を悪化させてしまいかねません。そのため、深い悲しみや不安な気持ちになっているときは、今の状況と向き合い、気持ちを落ち着かせるためのケアに専念を。そのあとの行動は、精神面が安定してさまざまなことが考えられるようになってから実行すればいいのです。場合によっては「早くなんとかしなきゃ」という状況になることも考えられますが、まずは短い時間でも数日でも、自身の身体と心の健康を最優先にしていきましょう。
自暴自棄になる
精神的なダメージを受けて、何においてもやる気が起きないという経験はだれにでも起こり得ることです。気力が出ず栄養不足や運動不足になったり、お酒を飲みすぎてしまったりなど身体的な面にも影響が及ぶこともあるかもしれません。しかし、精神状態が不安定のまま自暴自棄になると、その後の人生を悪い方向へ導くような選択をしてしまう恐れが。
自暴自棄になっているときは、きっと自分の心身の健康よりも、ネガティブな感情が先行しています。客観的な判断ができづらくなっているのです。感情のままの言動で今後の人生に悪影響が及んでしまわないように、まずは先述したことと同様、心身の健康のためにできることやケアをすることを優先しましょう。落ち着いて物事が判断できるようになってくれば、次の一歩へ踏み出せる行動案がうまれ、それが人生を好転させる機会になる可能性もあります。前向きに考えることは難しくても、自分自身を大切にすることが何よりも大事にしたいポイントです。
▼あわせて読みたい
これは人生の転機?決断を迷ったら
生きている間にはさまざまな出来事が起こり、その選択によって人生は進んでいきます。何らかの変化が起こりそうなとき、今のこの判断が人生の大きな転機になるのではないかと、決断に迷うこともあるでしょう。そういった状況になった場合に参考にしたい行動を紹介します。
自分としっかり向き合う
この決断は人生の転機になるかもしれないと感じたら、まずは自分と向き合ってみましょう。どのような人生を歩みたいか明確な将来設計がある場合は、それにあてはめて考えてみると選択の判断材料になります。将来的な希望があり、今の決断をすることでその希望が叶えられそうなら、積極的に動くことで人生を好転させられる可能性が高まります。また、行動することに迷いがある場合は、行動を妨げている不安要素に目を向けることもポイントです。不安を拭えそうな結果が期待できるなら、行動に移してみましょう。
選択肢の中から一番納得できるものを選ぶ
今の段階で、行動に移せる選択肢を思いつく限り挙げてみることも一つの手です。例えば、今の自分を取り巻く環境を変えたいというときなら、「今やっている仕事のスキルを上げるために習い事をはじめたり資格を取る」「思い切って職場を変える」「違うジャンルの仕事に転職する」「インテリアを買い替える」「雰囲気の違う土地に引っ越す」「異業種・異文化の人たちとコミュニケーションをとる」「趣味を変えてみる」など、できることをすべてピックアップします。
なかなか浮かんでこないときはこれまでの自分を振り返ってみたり、家族や友人・知人に自分のいいところなどを聞いてみるのもいいかもしれません。たくさんの選択肢を吟味して、一番納得できるものを選ぶことで今の自分にベストな道を引き出しやすくなります。選択肢を考える際は頭の中で考えるだけではなく、ノートなどに書き出して文字で確認できるようにしておきましょう。自分のできることやしたいことを探っている渦中ですから、記録しておくと再確認するときにより具体的に、そして客観的に考えられるようになります。
信頼できる人に相談をする
決断に迷ってなかなか判断ができないときは、周囲の人に相談してみましょう。自分では思いつかないような意見を聞ける可能性があり、判断する際の視野を広げられます。人に相談する場合は、付き合いが長い人など信頼できる人に。自分のことを理解してくれている人に相談すれば、客観的なアドバイスや気づかなかった部分を知るきっかけにもなります。人生の転機を感じているときは、不安や迷いなどから冷静な判断ができない可能性も。自分の感情に左右されず冷静な意見を聞けることも、人に相談するメリットです。過去に人生の転機を経験している人に相談できれば、より的確な意見を参考にできます。
思い切って直感を信じてみる
自分でたくさん悩んで考えたり、多くの人に相談しても、答えが出てこないということもあります。どうしても決断に踏み切れない場合は、思い切って直感を信じてみるのも一つの方法。自分の直感に従って行動に移すことで、「これは自分が選んだ道だから」と自分の決断に対してより強い責任を持つことになり、選んだ道へつき進む糧にもなります。
しかし、状況や決断した内容によっては大きなリスクを伴う可能性も。直感を信じてみる、という判断をしたときは、トラブルが発生した時の対処法やセーフティーネットを事前に確認しておくことが必要になりそうです。
▼あわせて読みたい