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LIFESTYLE 職場の悩み

2024.06.27

職場の人間関係を良好にするための方法とは? 知っておきたいNG行動も【専門家監修】

 

さまざまな人とかかわる職場は、人間関係の悩みが生まれやすいもの。仕事でかかわる人とポジティブな関係を築くには、どうすればいいのでしょうか? 今回は職場の人間関係を良好にするための方法やNG行動を紹介します。

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職場での人間関係の悩みは多種多様

「仕事にかかわる人たちと良好な関係を築きながら、業務に取り組みたい」、そう願う人は多いでしょう。しかし、現実はうまくいかないことや、思い通りにならないことが多く、頭を悩ませることが多いですよね。

今回は職場の人間関係について、考えていきましょう。まずは、よくある悩みの内容を紹介します。

扉と人々

(c) Adobe Stock

上司とうまくいかない

職場で生じやすい悩みの上位に入るのが「上司との関係がうまくいかない」ことです。「理不尽なことで怒られる」「責任を押しつけてくる」「ネチネチいわれる」などは、ストレスを感じますよね。また、上司のハラスメント行為に悩むケースもあります。相手が上司だと、反論や抵抗が難しく、他者に相談しにくいのが難点です。

苦手な同僚がいる

人と人には「相性」があります。合わない人がいるのは自然なことですが、その相手が同僚となると話は別。特に、一緒に仕事をしなければならない場合は、ストレスになるでしょう。改善しようにも、そもそも苦手な相手ですから、接し方に悩みますよね。よい方法を見出せず、出勤するだけで気が重くなりそうです。

派閥やグループ争いに巻き込まれる

企業には、派閥やグループが存在します。どこの会社にもあることですが、大変なのは、派閥争いやグループ間の争いに巻き込まれることですよね。自分の意志が及ばないところで勝手に敵だとみなされ、関係性が崩壊してしまうということも。また、そのような争いに加わるのを避けようとしたばかりに、孤立することもあります。

いじめや無視の対象に

いじめや無視は、子供の世界の話だと思っていませんか? 実は、大人が集まる職場でも、頻繁に起こっていることなんですよ。いじめや無視が過度になり、仕事に悪影響が出る、精神的に追い詰められてしまうということも…。いじめで退職を選ぶ人や、会社に行けなくなる人の数は少なくありません

職場の人間関係で悩んでしまう原因

職場の人間関係で悩むと、気になるのが原因ですよね。ここからは、人間関係の問題になりがちな原因を紹介します。思い当たることがあったら、対処を考えたいですね。

相手の意見を優先してしまう

人間関係は良好でないといけないと考えるあまり、相手の意見を優先ばかりしていませんか? 相手の意見を優先させるというのは、自分の意見や思いを殺すということ。それが続くと、ストレスになります。

また、相手を優先したばかりに、かえって関係性が崩れることも。意見が食い違うことを過度に恐れるのは、避けたいところですね。円滑な信頼関係を築くのと、馴れ合うのとは違います。そのあたりをきちんと理解し、仕事に取り組みたいですね。

コミュニケーション不足

コミュニケーションが少ないと、相手の考えていることがわからなくなり、お互いに不満が募りがち。根拠のない妄想で相手のことを決めつけて、険悪になったというケースは多いです。

また、コミュニケーションがなくなってしまうと、復活させるのは想像以上に大変です。これらを踏まえ、普段から積極的に話すことを意識したいですね。

コミュニケーションエラー

コミュニケーションエラーとは、伝達漏れや、情報を誤って解釈することを指します。伝わるはずという思い込みや、情報共有に割く時間がない、心理的問題があり情報共有が難しい、コミュニケーションエラーが起きやすい環境になっているなどがあり、コミュニケーションエラーが生じてしまうのです。

コミュニケーションエラーから大きなトラブルになり、それが人間関係を壊すということも。コミュニケーションエラーが及ぼす影響は大きいのです。

競ってしまう

メンバー同士で競ってしまうのも、人間関係のトラブルにつながりがち。お互いを認め合いながら切磋琢磨できればいいのですが、簡単にはできません。競い合いから嫉妬が生まれ、相手を妨害したり、いじめにつながることもあります。

相手に勝とうと努力するのはいいのですが、仕事の前提として、お互いに協力し合って達成すべき目標や、解決すべき課題があることを忘れてはなりません。

人間関係がうまくいかない人の特徴

人間関係がうまくいかない人には、いくつかの共通点があります。ここでは、その特徴を紹介していきましょう。

コミュニケーションが苦手

人と話すのが苦手な人は、人間関係を築くこと自体が難しいと感じがち。自分の意見や考え、感想などを聞かれても、うまく伝えられずに終わることが多いでしょう。また、警戒心が強くて人を怖いと感じ、自分の殻に閉じこもってしまう人もいます。

自信がなく、ネガティブ

自信がなく、常にネガティブ思考の人も、人間関係がうまくいかないでしょう。表情や声、雰囲気が常に暗く、それが周囲に伝わるのです。「あの人と話すと落ち込んでしまう」と思われてしまうことも。周りと打ち解けるのも難しいケースが多いでしょう。

自信家で完璧主義

「私は何事もうまくできる」と過度な自信を持つ完璧主義も、人間関係がうまくいかないことが多そうです。他人の意見を受け入れない、他人のミスを責め立てるなどがあると、「一緒にいると疲れる」「気を遣う」と思われがち。寛容さがなく、煙たがられるでしょう。

人間関係を面倒に感じたときの対処法

職場の人間関係に悩みが生まれると、仕事や人付き合いが面倒に感じますよね。そのような場合に試したい対処法を紹介します。

ハートマーク

(c) Adobe Stock

仕事だと割り切る

関係性の悪化が仕事に影響するのであれば、何かしらの対策をしなければなりません。しかし、そうでないなら、「これは仕事」と割り切ってみては? 仕事だけの関係だから、無理に仲良くしなくていいと考えたら、気持ちが楽になるかもしれません。

苦手な人とは距離を置く

苦手だと思う人とは距離を置き、関わらないようにするのも一つです。仕事中のコミュニケーションは、やり方を工夫してストレスを減らしましょう。直接話す機会を減らすため、メールやビジネスチャットを活用する、メモで要件を伝えるなどしてみるのもいいですね。

無理をしない

波風を立てたくない一心で「我慢」を選ぶ人もいるでしょう。しかし、周りに合わせようと無理をすることが長く続くのは考えもの。心身のバランスを崩しかねません。相手に嫌われるかもしれないと不安でも、必要であれば率直に自分の意見を伝えたいですね。

相手に期待しすぎない

相手に期待するあまり、見返りを求めていませんか? また、「相手はわかってくれるはず」「相手がやってくれるはず」と勝手に思い込んでいるということも。その期待が、人間関係は面倒だと感じさせているのかもしれません。

職場の人間関係に必要なのは、期待ではなく「信頼」です。

誰かに話してみる

人間関係が面倒だと感じることを、誰かに話してみるのも一つ。話すことで、気持ちや考えが整理されるでしょう。いろんな思いや気持ちが絡まり、面倒に感じている場合は、この方法が有効です。

ただし、話す相手は慎重に選びましょう。話したことでトラブルになるのは、避けたいですね。

良好な人間関係を築くためにできること

良好な人間関係を築くためにできることを見ていきましょう。ちょっとしたことほど、影響しますよ。

あいさつやお礼は積極的に

「しっかりと目を見てあいさつができる」「きちんとお礼を伝えられる」。できて当然と思いがちですが、大切なことです。明るくて礼儀正しい人がいると、それだけで雰囲気は変わるもの。あいさつやお礼の習慣が、良好な人間関係を築く土台となるのです。

相手の話を聞いてみる

相手の話をじっくり聞いてみると、関係性がぐっと深まることがあります。自分の意見を言いたくなるかもしれませんが、まずは最後まで話を聞いてみましょう。思わぬ相手の一面を知り、仲良くなることも多いんですよ。

相手の長所に目を向ける

人間誰しも、相手の欠点や悪いところが目につきやすいもの。それを踏まえ、意識的に相手の長所に目を向けてください。長所を見つけることができたら、相手に対する印象は変わるはず。接し方にもよい影響を及ぼすでしょう。

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