悩みを抱え込まない
人間関係の悩みは非常に難しく、誰にでも相談できるわけではありません。一人で考えてしまい、内にこもってしまうケースもあります。本当に困ったときは、友人や家族などに相談をしてみましょう。職場とは全く関係ない相手を選び、自分の気持ちを吐き出して聞いてもらいます。特に解決策が出なくても、気持ち的には楽になるでしょう。
もし、パワハラやいじめなどを受けている場合は、社内の窓口に相談するなどの具体的な対策を取ることが大切です。社内の窓口に相談するのが難しい場合は、厚生労働省が各都道府県に設置している「総合労働相談コーナー」を利用してみましょう。
(参考:職場のメンタルヘルス | e-ヘルスネット(厚生労働省))
職場で避けるべきNG行動
人間関係は一度悪化してしまうと、元の関係にはなかなか戻れないケースが多々あります。そうならないように、周囲から悪い印象を持たれるような行動は普段から避けることを心掛けましょう。職場で避けるべきNG行動を紹介します。
無視したりそっけない態度を取る
苦手意識のある相手とは、あまり関わりたくないと思うかもしれません。だからといって、相手を無視したり、そっけない態度を取ったりするのはNGです。そのような態度を取れば相手に嫌な思いをさせるだけでなく、悪い印象を持たれてしまうことになりかねません。また、その状況を見た周囲の人からも、自分への評価が下がる可能性があります。
どんな相手に対しても、必要な受け答えはしっかり行いましょう。もちろん、過度にフレンドリーにする必要はありません。基本的には、相手や周囲に不快感を与えない行動を取ることが大切です。
感情的になる
苦手だと感じる相手に対しては、ささいなことで怒りを覚えて、感情的になってしまうケースがあります。しかし、苦手な相手だからこそ、冷静に対応することが大切です。感情的になり、その勢いで相手に対して発言すると、職場の雰囲気が悪くなる上、周囲にも悪い印象を与えかねません。
また、会話だけでなくメールの文面にも注意が必要です。どんなに腹立たしいことがあったとしても、感情的なメールを送るのは避けましょう。相手だけを宛先にして送信したとしても、送ったメールは残ってしまいます。内容によっては、今後何か相手との間に問題があったときに、証拠にされてしまうかもしれません。どうしても我慢できないことがある場合は、一呼吸置いてから発言したりメールをするように注意しましょう。
どうしても無理なときには
職場での人間関係を良好にしようと努力をしても、自分だけの努力では改善できないケースもあります。もしどうしても無理だと思ったときには、どう対応すればよいのでしょうか?
退職・転職して関係をリセットするのもあり
職場の人間関係にどうしても我慢ができない場合は、退職するという選択肢もあります。生活する上で仕事は大切ですが、職場の人間関係が負担になるようでは意味がありません。精神的に疲れてしまったり、体調を崩してしまったりと、日常生活にも支障をきたすからです。
まずは自分でできる対処法を試してみて、難しければ知人や窓口にも相談してみましょう。それでも解決できない場合は、退職や転職を視野に入れるのも一つの手です。職場が変われば、今の職場で苦手に感じている人と顔を合わせる可能性はほとんどなくなります。
(参考:相談窓口案内|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト)
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