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WORK 挨拶・マナー

2026.01.15

「ご自愛ください」の意味と使い方は?例文や言い換え表現も紹介

「ご自愛ください」と言われたらどう返す?

「ご自愛ください」と言われたら、どう返事をすればよいのでしょうか。まずは御礼を伝え、相手の健康や安全も同じように気遣うのがベスト。とはいえ、同じ「ご自愛ください」を使うとオウム返しになってしまいます。「お気遣いいただきありがとうございます。〇〇さんもどうぞお体にお気をつけください」といった返事がふさわしいでしょう。

働く女性

「ご自愛ください」と言われたら「お体にお気をつけください」などと言い回しを変えて返しましょう。

「ご自愛ください」をより丁寧にする方法

フォーマルな文章など、「ご自愛ください」をより丁寧に伝えたい場合に使えるフレーズをご紹介します。

クッション言葉を「ご自愛ください」の前に入れる

「ご自愛ください」の前に「どうぞ」「くれぐれも」「何卒」などクッション言葉を入れることで、丁寧に伝えることができます。「寒さが厳しい季節ですので、ご自愛ください」よりも「寒さが厳しい季節ですので、くれぐれもご自愛ください」と言ったほうがより相手を気遣う気持ちを表現できるでしょう。

例文

・寒さが厳しい季節ですので、くれぐれもご自愛ください
・ご多忙のこととは存じますが、どうぞ十分な休養を取り、ご自愛くださいますようお願い申し上げます

「ご自愛ください」の後に「申し上げます」や「ませ」を添える

「ご自愛ください」は相手を思いやる言葉ですが、「ください」で締めることで命令されていると感じさせてしまう心配もあります。そんな時には、謙譲語である「申し上げます」を付け加えることで、印象を和らげることができます。「何卒ご自愛のほど、お祈り申し上げます」のように使用しましょう。

また、「申し上げます」では堅苦しすぎると感じる場合は丁寧語「ます」の命令形である「ませ」を付け加えて「くれぐれもご自愛くださいませ」としても良いでしょう。

例文

・何卒ご自愛のほど、お祈り申し上げます
・くれぐれもご自愛くださいませ

「ご自愛ください」の誤った使い方

相手を思いやる美しい言葉「ご自愛ください」ですが、誤った使い方をしてしまいがちな言い回しでもあります。ここでは、使ってはいけない事例を2つご紹介しましょう。

「ご自愛ください」を使ってはいけない事例
  1. 「お体をご自愛ください」はNG!?
  2. 体調を崩している人には使わないで

NG発言のイメージ
(C)Shutterstock.com

「お体をご自愛ください」はNG!?

風邪が流行しやすい季節など、相手の体調を心配する文脈で使う「ご自愛ください」のフレーズは、「お体を」を前につけて「お体をご自愛ください」としてしまいがち。しかし、「自愛」にはすでに「自分の体を大切にする」という意味があり、「お体をご自愛ください」では体の意味が重複してしまうのです。

働く女性

「お体を」は必要ありませんので注意しましょう。

体調を崩している人には使わないで

「ご自愛ください」は、基本的に元気な人に対して「体調を崩さないように気を付けてくださいね」という意味で用いられる言葉です。そのため、風邪や病気で休んでいる人や入院している人などには不適切。かわりに「回復をお祈りしています」「早い復帰を願っております」などの表現がよいでしょう。

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体調を崩している人には「ご自愛ください」以外の表現を用いましょう。

【実際のエピソード】「ご自愛ください」に関する成功談・失敗談

「ご自愛ください」という言葉に関する体験談には、どのようなものがあるのでしょうか?ビジネスシーンにおいて、何かしらの気づきや学びを得た実際のエピソードを紹介していきます。

【episode1】クライアントへの連絡で活きる季節の挨拶

ショートカット女性のシルエット

Aさん(管理職、45)

私は管理職として、日々の業務連絡においても季節の挨拶を丁寧に入れるよう心がけています。特に猛暑や厳寒期には、アポイント調整のメールの結びに「酷暑の折から、どうぞご自愛くださいませ」と添えます。以前クライアントから、「いつも忙しいのに、季節の変わり目には必ず気遣ってくれてありがとう。心遣いが嬉しいです」という返信をいただき、感激したことがあります。「ご自愛ください」は、ビジネスの進捗とは関係ない場所で人間的な配慮を示すことができる、非常に効果的な定型句だと実感しています。信頼関係は、こうした細やかな気遣いで築かれるものだと思います。

【episode2】体調不良の相手への誤用には注意が必要

セミロング女性のシルエット

Iさん(管理職、40)

あるチームメンバーがインフルエンザで長期欠勤したときの話です。復帰初日に別の部下が「〇〇さん、お休み明けで大変でしょうが、ご自愛ください」というメールを送っていました。私はその部下を呼び止め、「『ご自愛ください』は、健康な人に向けた『今後、体調を崩さないように気をつけて』という予防の言葉だから、既に病気で休んだ人には失礼になっちゃう。『ご無理なさらないよう、どうぞご本復(ご快復)にお努めください』とか、回復を願う言葉を使った方がいいよ」と伝えました。言葉の意味を理解せず使うと、かえって配慮のない印象を与えてしまう典型的な例だと感じました。

「ご自愛ください」を使うシーンと例文

それでは、正しい「ご自愛ください」の使い方はどのようなものか見ていきましょう。よく使われる使用シーンと例文を挙げてご紹介します。

花束とプレゼントと手紙
(C)Shutterstock.com

年賀状の添え書きで

年頭は寒い季節であり、年末年始の忙しさで体調を崩すことも考えられます。年賀状の添え書きで「ご自愛ください」と添えると受け取った方もうれしい気持ちになるでしょう。ただし、この場合「時節柄ご自愛ください」はNG。年賀状自体が季節を表しているものなので、「時節柄」という言葉は使わず「厳寒の折くれぐれもご自愛ください」などが適切です。

例文

・厳寒の折くれぐれもご自愛ください

暑中見舞いの文中に

暑さが続く、夏の暑中見舞いにも「ご自愛ください」は便利な結び言葉です。「暑中お見舞い申し上げます」とまず冒頭の挨拶を書き、続いて「厳しい暑さが続いておりますがお変わりなくお過ごしでしょうか? 私たちは…」など、近況報告の主文を書きます。最後に「酷暑の折から、どうぞご自愛ください」などと結ぶとよいでしょう。

例文

拝啓

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

連日猛烈な暑さが続いておりますが、皆様におかれましては、お変わりなくお過ごしのことと存じます。

さて、この度のご依頼の件につきましては、〇〇(期日など)までに確実にご対応できるよう、万全の体制で進めておりますのでご安心くださいませ。

酷暑の折から、どうぞご自愛ください。

敬具

令和七年 盛夏

春夏秋冬、それぞれの季節で

日本には美しい四季がありますので、その季節に合わせた結びの言葉で相手を労わることができます。春夏秋冬それぞれの季節別にご紹介しましょう。

・春(3~5月頃)
美しい季節ですが、天候が不安定でもあります。
「季節の変わり目ですから、くれぐれもご自愛ください」
「浅春の時節柄、何卒ご自愛ください」

・夏(6~8月頃)
梅雨と厳しい暑さへの気遣いを。
「梅雨冷えの時節柄、どうかご自愛ください」
「蒸し暑さが増します折、くれぐれもご自愛ください」

・秋(9~11月頃)
日が短くなり、寒さが忍び寄ります。
「残暑厳しき時節、どうぞご自愛ください」
「秋も深まって参りました。何卒ご自愛ください」

・冬(12~2月頃)
風邪などが流行り体調を崩しやすい時期です。
「厳寒の折から、どうぞご自愛くださいませ」
「寒さが増しますが、くれぐれもご自愛ください」

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