◆年賀状や暑中見舞い
年賀状や暑中見舞いなどのタイミングに合わせ、はがきで報告する方法もあります。普段あまり付き合いがなく、年賀状だけの付き合いになっている友人や親戚ならば、季節のあいさつに赤ちゃんの写真を添えて、出産報告をするのがおすすめです。
普段ほとんど交流がないのに、出産間もないうちに電話やメールで報告してしまうと、お祝いの催促だと捉えられてしまうかもしれません。相手との距離感があまり近くない場合は、近況報告として伝えるのが適切です。
報告するときに気を付けること
幸せな知らせである出産報告ですが、自分の喜びのままに深く考えずしてしまうと、相手にマイナスなイメージを与えてしまうケースがあります。出産報告をする際には、どのような点に気を付ければ良いのでしょうか?
内容は簡潔にまとめる
報告の際には、伝えたい内容を簡潔にまとめるように心掛けましょう。出産を終えると、かわいい赤ちゃんに出会えた喜びから、産後ハイのような状態になってしまう人も少なくありません。しかし、そのテンションのまま報告してしまうと、相手に対して失礼な言動をしてしまう可能性もあります。
報告するときは、いったん気持ちを落ち着けて、必要な内容だけにするのがおすすめです。生まれた日時や性別など、事実として伝えたいことをまとめ、シンプルな内容にしましょう。
写真の添付は配慮が必要
メールなどで出産報告をする場合、赤ちゃんの写真を添付してもよいのかどうか、悩むかもしれません。赤ちゃんの写真を見てもらいたいという気持ちは当然ですが、むやみに写真を添付するのは避けましょう。自分にとってはかわいい赤ちゃんでも、誰もが子ども好きとは限りません。また、写真が送られてきたら、何か反応しなければならないと、相手に気を遣わせてしまうケースもあります。
写真を添付するのは、両親やごく親しい友人だけにとどめておくのがおすすめです。それ以外の人には文章だけで報告し、その後「写真を送ってほしい」と言われた場合に送るようにしましょう。
出産報告の例文
出産報告をする際にどのような文面にするかは、相手との関係性によって異なります。それぞれの関係性ごとに使える例文をご紹介します。
両親や親戚
両親や親戚には、必要な情報を伝えるとともに、「今後もお願いします」という気持ちを伝えましょう。例文としては、次のような形です。
○月○日、○時○分に、○○○○gの元気な男の子(女の子)を無事に出産しました。母子ともに元気です。これから先もいろいろとお世話になるかと思いますが、改めてよろしくお願いします。近くにいらしたときには、ぜひ顔を見に来てください。
すでに名前を決めているのであれば、名前やその由来を付け加えるのもおすすめです。メールやLINEで報告する場合は、写真を添付すると喜ばれるでしょう。
会社の上司や同僚
会社の上司や同僚への報告では、私事の連絡であることや、妊娠・出産に関してお世話になっていることへのお礼を合わせて、出産報告をしましょう。
ご無沙汰しております。○○です。妊娠中はいろいろとお世話になりました。私事で恐縮ですが、○月○日、○時○分に無事、男の子(女の子)を出産いたしました。母子ともに元気にしております。 今後は育児休業でしばらくお休みをいただくため、引き続きご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
職場の同僚には、産後も休暇や時短勤務などで負担をかけるケースがあるため、その点にも触れておくと良いでしょう。
仲の良い友人
仲の良い友人相手ならば、基本的に普段通りの雰囲気で報告してOKです。ただし、気のおけない友人だからと言って、出産について一方的に詳しく話したり、ハイテンションになって写真をどんどん送りつけたりするのはNGです。
お久しぶり!○月○日に、無事男の子(女の子)を出産しました。赤ちゃんも私もとても元気にしています。落ち着いたら顔を見に来てね!
基本的には、簡潔に要点のみを連絡するようにしましょう。日頃の関係性や、相手の反応を見ながら、それ以降の話を展開するのがポイントです。
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