「幸いに存じます」はどんなときに使える言葉?使い方や例文、類語を解説 | Domani

Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLEワーママ

2021.03.30

「幸いに存じます」はどんなときに使える言葉?使い方や例文、類語を解説

「幸いに存じます」という言葉を、ビジネスシーンで聞くことは多いのではないでしょうか?「幸いです」との違いや正しい使い方などがわからず、自信を持って使いこなせていないという方もいるかもしれません。ビジネスマナーとして言葉の意味や使い方、類語などを覚えておくと、様々なシーンで役立ちます。例文も参考にして、「幸いに存じます」を使いこなせるようになりましょう。

Tags:

【目次】
 ・「幸いに存じます」の意味は?
 ・「幸いに存じます」の類語と例文 
 ・「幸いに存じます」を使う場面
 ・「幸いに存じます」を使うときのポイント
 ・「幸いに存じます」を英語で言うと?
 ・「幸いに存じます」を上手に使い感謝を丁寧に伝えよう

「幸いに存じます」の意味は?

「幸い」には「幸せであり、ありがたい」「そうしていただければ幸せ」という意味があります。そして「存じます」は、「思う」の謙譲語である「存ずる」と丁寧語の「ます」が組み合わさった言葉です。

幸いに存じます

(C)Shutterstock.com

「幸いに存じます」は「そうしていただけるとありがたく思います」という意味合いで使えます。主に、相手にお願いする気持ちや感謝の気持ちを表したいときなどに使いましょう。目上の人に使うのが基本で、自分と対等な立場の人、部下や後輩には使いません。

「幸いに存じます」の類語と例文

「幸いに存じます」にはいくつかの類語があるので、いろいろな表現を覚えておくと便利です。しかし、「幸いに存じます」を多用すると、言葉に気持ちがこもっていない印象を与えてしまうかもしれません。

幸いに存じます

(C)Shutterstock.com

類語を頭に入れておくことで「幸いに存じます」の多用を防げるだけでなく、場面や相手の立場に合わせて最適な言葉を使うことができます。ビジネスパーソンとして、いろいろな表現を身につけておきましょう。

類語1:嬉しく存じます

「嬉しく存じます」は、ビジネスシーンで嬉しい気持ちを伝えたいときに最適の表現です。「嬉しく思います」は幼稚な印象を与えてしまうこともあるので、ビジネスシーンでは「存じます」のほうがより良いでしょう。

「思います」を謙譲語にした「存じます」にすることで、ビジネスシーンにふさわしい言葉になります。依頼や願望、相手から受けた行為に対しての喜びも表わすことができるので、幅広いシーンで使えます。

ちなみに、「嬉しく存じます」は「嬉しい限りです」「嬉しい限りでございます」と言い換えることもできます。ただし、この表現は堅いので、日常生活ではあまり使われることはありません。かしこまった場で、気持ちを伝えたいときにおすすめです。

・「本日はご招待いただき嬉しく存じます」
・「本日はお目にかかることができ、大変嬉しく存じます」
・「お褒めの言葉をいただき、大変嬉しく存じます」

類語2:ありがたく存じます

「ありがたく存じます」は、「ありがたい」と思っている自分の感情を表わす言葉です。上司や目上の人などに対して使うと良いでしょう。「幸いに存じます」と同じく、「~してくれるとありがたいです」という意味です。

依頼や願望を表わすときにも使いますが、相手から受けた行為に対しての感謝を表すときにも使えます。「幸いに存じます」ほど堅くなく、親しみが持てる表現ともいえるでしょう。

・「このたびは迅速にご対応いただき、ありがたく存じます」
・「本日は貴重なアドバイスをしていただき、ありがたく存じます」
・「お心遣い、誠にありがたく存じます」

類語3:幸甚(こうじん)に存じます

「幸甚」は相手を立てる表現なので、「もし~してくれたらありがたい・とても嬉しい」という意味で使われます。「幸甚」と謙譲語の「存じます」を組み合わせた「幸甚に存じます」はかしこまった丁寧な表現のため、改まった場で使用しても差し支えありません。

ちなみに、「幸甚でございます」と言い換えることもできます。会話で使うよりは、ビジネス文書やビジネスメールで使うのが一般的でしょう。

・「誠に恐れ入りますが、明日までにご返答いただけると幸甚に存じます」
・「今後とも変わらぬご愛顧賜れば幸甚に存じます」
・「再度ご検討いただけたら幸甚に存じます」

類語4:光栄に存じます

「光栄に存じます」は名誉に思う気持ちを丁寧に表した表現で、自分が評価されたときに使います。ビジネスシーンで業績を評価されたときにも、この言葉を重宝するでしょう。ただし、依頼や感謝の気持ちを表すことはできないので気をつけてください。

・「このような名誉ある賞をいただき、光栄に存じます」
・「大役を任せていただき大変光栄に存じます」
・「おほめの言葉をいただき、光栄に存じます」  

類語5:幸いです

「幸いに存じます」ほどは丁寧ではありませんが、ありがたいという気持ちを表す丁寧な言葉の一つです。主に、対等な関係の人、年下の人、自分より立場が下の人に対して使います。

また、ビジネスメールでもよく使われる文です。「幸いに存じます」とほぼ同じ使い方をしますが、年上の人や取引先の人に対して使うと失礼にあたるので、気をつけてください。

・「お手すきの際にご連絡いただけますと幸いです」
・「お手すきの際にご確認いただけると幸いです」
・「ご教示いただけましたら幸いです」

「幸いに存じます」を使う場面

「幸いに存じます」という言葉は、主に3つの場面で使うことができます。「相手にお願いをするとき」「相手の役に立ちたいとき」「贈り物をするとき」ですが、それぞれどんな風に使うのか見てみましょう。

幸いに存じます

(C)Shutterstock.com

■相手にお願いをするとき

主にビジネスシーンで、相手にお願いをするときに使えます。例えば、資料に目を通してほしいとお願いするときに役立つでしょう。「~してください」とお願いするより「~していただけると幸いに存じます」とお願いする方が、丁寧で柔らかい表現になります。ビジネスメールやビジネス文書でもよく使うので、覚えておきましょう。

例えば、「資料をご覧ください」だと、若干ストレートな表現になってしまい、きつい印象を与えてしまうこともあるかもしれません。それより「資料をご覧いただけると幸いに存じます」の方が、柔らかく丁寧な印象になります。

また、社長やかなり目上の上司に、書類などの確認をお願いしたいときは、「こちらの資料をご高覧いただければ幸いに存じます」というフレーズを使ってみましょう。「高覧」という言葉には敬意が込められているので、最上級の敬意を込めたいときに最適です。「幸いに存じます」と「ご高覧」という言葉を、セットで覚えておくことをおすすめします。   

相手にお願いするときの例文

・「出欠の返事を〇月〇日までに、ご返信いただけると幸いに存じます」
・「本日中にアンケートに回答していただけると幸いに存じます」
・「ご都合良い日時をご連絡いただけますと幸いに存じます」  

■相手の役に立ちたいとき

「幸いに存じます」は、相手の役に立ちたいときや相手に協力したいときにも使えます。ビジネスシーンにおいて、相手に協力したいと自ら思いを伝えることで、良い印象を与えることができるでしょう。

「実際に役に立つかわかりませんが、良かったらどうぞ」というニュアンスで、控えめな表現です。押しつけがましくない表現なので、良好な人間関係を築きたいときに使ってみましょう。

相手の役に立ちたいときの例文

・「お役に立てれば幸いに存じます」 
・「今日の講演がお役に立つと幸いに存じます」
・「この資料が、プレゼンテーションのお役に立てれば幸いに存じます」

■贈り物をするとき

贈り物をするときにも、「幸いに存じます」という言葉は便利です。「(贈り物をすることで)相手が喜んでくれたら嬉しく思います」という意味合いで、使うことができます。特に、目上の方へ贈り物をする場合、「使ってもらえたら嬉しい」と控えめに気持ちを伝えることができるのでおすすめです。

贈り物を喜んでいただきたいけれど、押しつけがましくはならないようにしたいもの。贈り物を贈る場合は、手紙で一言添えると、気持ちが伝わりやすいでしょう。

贈り物をするときの例文

・「心ばかりの品ですが、お気に召されましたら幸いに存じます」
・「つまらないものですが、お使いいただけますと幸いに存じます」
・「心ばかりですが、お祝いの品をお送りしました。気に入ってくださると幸いに存じます」

「幸いに存じます」を使うときのポイント

「幸いに存じます」という言葉を使うときに、2点注意したいポイントがあります。  

幸いに存じます

(C)Shutterstock.com

■急ぎの用件には不向き

まずは、急ぎの用件には適さないということです。「幸いに存じます」は丁寧な表現なので、「必ずいつまでに~してほしい」という強いニュアンスはなく、強制力もありません。

守ってほしい期限がある場合は、「~までに」と期限を伝えることも忘れないようにしましょう。 「幸いに存じます」という言葉は「できればで構いません」というニュアンスで使われるので、相手が期待通りに対応してくれるとは限りません。「必ず実行してください」という意味で使いたいならば、避けた方が無難です。  

■相手やビジネスシーンによって使い分ける

敬語は、相手やビジネスシーンによって使い分けることが望ましいでしょう。「幸いに存じます」にはいくつもの類語があるので、それらを使い分けることで、より相手への敬意も伝わりやすくなります。

例えば、相手がかなり上の立場の人ならば、「幸甚です」を使う方がふさわしいこともあるでしょう。反対に、相手が親しい人ならば「幸いに存じます」を使うと、かえってよそよそしい雰囲気になってしまうかもしれません。

その場合は、「助かります」や「ありがたいです」を使います。相手や場の雰囲気を見極めて、適切な言葉を使えるビジネスパーソンは、あらゆるシーンで一目置かれることでしょう。

「幸いに存じます」を英語で言うと?

英語を使う職場ならば、「幸いに存じます」という言葉を英語でも表現できるようにしておきたいもの。「幸いに存じます」を英語で言うと、「I would~」と表現することが多く、「would」は「want」の丁寧語なので、依頼や願望を表わすことができます。

幸いに存じます

(C)Shutterstock.com

ビジネスシーンで、「幸いに存じます」を英語で言う場合は、以下のような表現がおすすめです。

・I would be happy if~
・I would be pleased if~
・I would appreciate it very much if~

どれも意味は同じですが、I would be happyはややくだけた表現なので、主に同僚や部下などに対して使うと良いでしょう。一方、目上の人や上司にお願いをするとき・感謝の気持ちを伝えるときなどは、感謝するという意味の「appreciate」が入った丁寧な表現がおすすめです。

また、疑問形で、「幸いに存じます」を表現する方法もあります。

・Would you be able to tell me outline? 概要を教えていただけたら幸い存じます
・Could you check it? 確認していただけると幸いに存じます

「Would you~」「Could you~」のどちらも、お願いするときに使える表現ですが、「Could you~」より「Would you~」の方が、より丁寧な表現になります。

英語には、日本語のように尊敬語・謙譲語などお互いの立場を表わす敬語はありませんが、丁寧な表現があるのでビジネスシーンで活用してみましょう。通常の文も疑問形もどちらも覚えておくと便利ですよ。

敬語を上手に使い感謝を丁寧に伝えよう

幸いに存じます

(C)Shutterstock.com

ビジネスシーンでの円滑なコミュニケーションに、敬語は欠かせません。「幸いに存じます」という敬語を使えるようになると、相手を立てて、感謝の気持ちを上手に伝えることができます。相手に不快な思いをさせることなく、自分の気持ちを伝える表現の一つとして、「幸いに存じます」を類語と併せて使ってみましょう。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

こちらの記事もたくさん読まれています

【幸甚に存じます】上手に使い分けて、ワンランク上の心遣いをマスターしよう
取引先に「お含みおきください」は正しい?使用例や類語、英語訳を解説

 

Domaniオンラインサロンへのご入会はこちら

Read Moreおすすめの関連記事