「ご足労いただきありがとうございました」の意味は?使い方や類語も解説 | Domani

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2021.06.21

「ご足労いただきありがとうございました」の正しい意味は?使い方や類語も解説

「ご足労いただきありがとうございました」という言葉は、ビジネスシーンで耳にする機会が多いはず。しかし、この言葉の正しい使い方をご存じでしょうか?敬語は慣れるまでが大変ですが、ビジネスマナーとして欠かせないものなのでしっかりと身に付けておきたいものです。そこで本記事では、「ご足労いただきありがとうございました」の意味や類語などをご紹介しますので、正しい使い方を覚えましょう。

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【目次】
 ・「ご足労いただきありがとうございました」の意味は?
   ・「ご足労いただきありがとうございました」の使い方
   ・「ご足労いただきありがとうございました」を使うときのポイント
 ・「ご足労いただきありがとうございました」の類語
 ・「ご足労」を含んだ他の表現との違い
 ・状況に合った表現で感謝の気持ちを伝えよう

「ご足労いただきありがとうございました」の意味は?

「ご足労いただきありがとうございました」の「足労」は、わざわざ出向くこと・足を使って移動することを意味します。

ご苦労様 目上

つまり「ご足労いただきありがとうございました」は、遠方からはるばる来てもらう方に対して、わざわざ出向いてくれてありがとう、という感謝の気持ちが込められた言葉なのです。

本来はこちらから出向くべきなのに恐縮です、という気持ちが込められているので、主に目上の人や取引先の相手に対して使えると覚えておきましょう。具体的にどんな時に使えるかというと、自分の会社や居場所に来てもらったときです。

「ご足労いただきありがとうございました」の使い方

「ご足労いただきありがとうございました」の意味がわかったところで、この文の使い方をご紹介します。例文を参考にして、上手に使いこなせるようになりましょう。

ご苦労様 目上

■目上の人に使ってもいい?

「ご足労いただきありがとうございました」の「ご足労」は「足労」に「ご」が付いた丁寧語で、「いただく」という謙譲語も組み合わさっているため、目上の人に使っても差し支えありません。

この言葉を使う相手は、自分がへりくだるべき人なので、目上の人はもちろんのこと、取引先の方やお客様に対しても最適です。  

■「ご足労いただきありがとうございました」を使った例文

例文:
「本日はご足労いただきありがとうございました」
「メールにて失礼いたします。本日は遠方にもかかわらず、ご足労いただきまして、ありがとうございました」
「昨日はお忙しい中、弊社にご足労いただきありがとうございました」

取引先の人などにお礼のメールを送るときは、「できるだけ早く」がポイントです。少なくとも翌日までにメールを送るようにしましょう。

また、「本日はご足労いただきありがとうございました」の前に、「寒い中」「雨の中」「お忙しい中」などのクッション言葉を加えるのもおすすめです。

クッション言葉は柔らかく気遣いの丁寧な印象を与えるので、積極的に使ってみてください。「ご足労」と組み合わせてどんなふうにクッション言葉を使えばいいのか、例文をご紹介します。

例文:
「雨の中弊社の会議にご足労いただき、ありがとうございました」
「本日はお足元の悪い中、ご足労いただきまして、誠にありがとうございました。大変感謝しております」

「ご足労いただきありがとうございました」を使うときのポイント

「ご足労いただきありがとうございました」という言葉を使うときは、「自分を主語にしない」「社内の人に対しては使わない」の2つを忘れないようにしましょう。

ご苦労様 目上

■自分を主語にしないこと

「ご足労いただき」は相手を敬う表現なので、相手を主語にするのがルールです。

例えば、「来週ご足労させていただきますので、よろしくお願いいたします」「ご足労させていただいてもよろしいでしょうか?」というように、自分を主語にしてはいけません。

自分を敬うことになり、その結果相手に対して失礼にあたります。自分が先方に出向く場合は、「御社にうかがってもよろしいでしょうか」とするのが正しい表現です。

■社内の人に対しては使わない

「ご足労いただきありがとうございました」は、基本的に社外の人に対して使います。社外の人の前で、社内の人に対してこの言葉を使うと、わざわざ足を運んでくださった社外の人に失礼にあたるので、気を付けましょう。

社外の人と上司のどちらにも「ご足労」という言葉を使いたいときは、まず社外の人に「ご足労いただきありがとうございました」とお礼を述べます。

その後、社外の人が帰って自分と上司だけになってから、上司に「今日はご足労おかけしました」と言うならば問題ありません。

社内の人に対してこの言葉を使うことはほとんどないですが、自分の上司に「ご足労」という言葉を使うケースも稀にあります。例えば、離れているところで働いている上司がわざわざ自分を訪ねてくれたときには、「ご足労」という言葉を使っても差し支えありません。

「ご足労いただきありがとうございました」の類語

「ご足労いただきありがとうございました」という言葉を使えると便利ですが、類語を知っておくと表現のバリエーションが広がり、そのときの状況に最適な言葉に言い換えることができるでしょう。

ご苦労様 目上

■類語1「ご来訪いただきありがとうございました」

「ご来訪いただきありがとうございました」の「ご来訪」は敬語なので、目上の人や上司、取引先に対して使えます。

会話だけでなく、メールやビジネス文書で来てもらったことへのお礼を伝えられるので、幅広いシーンで重宝するでしょう。「感謝申し上げます」と一言付け加えると、さらに感謝の気持ちを伝えられます。

例文:
「本日はお忙しいところご来訪いただきありがとうございました」
「展示会にご来訪いただき、ありがとうございます。感謝申し上げます」

■類語2「ご出席いただきありがとうございました」

「ご出席いただきありがとうございました」の「ご出席」は丁寧語なので、目上の人や上司、取引先に対して使えます。

「ご足労いただきありがとうございました」より使うことが多い表現で、ビジネスシーン以外でも耳にすることは多いのではないでしょうか?入学式や卒業式などの行事、何かの集まりでもよく使う表現です。

例文:
「本日は入学式にご出席いただき、ありがとうございました」
「このたびは私たちの結婚式にご出席いただき、ありがとうございました」

■類語3「お越しいただきありがとうございました」

「お越し」は「来る」の尊敬語、「いただく」は「してもらう」の謙譲語なので、この言葉は自分をへりくだって目上の人に敬意を表したいときに最適です。

比較的かしこまっていない表現で、催しやイベントに来たお客様に対しても使えます。店頭や会社はもちろんのこと、電話やメールでも使える表現です。

また、はるばる・わざわざといった副詞をつけることで、より深く感謝の気持ちを強調することができるでしょう。

例文:
「お忙しいところ、はるばるお越しいただきありがとうございました」
「本日はわざわざお越しいただき、ありがとうございました」  

■類語4「足をお運びいただきありがとうございました」

「足をお運びいただきありがとうございました」は、来てもらったことへの感謝の気持ちを込めた敬語表現です。

「ご足労いただきありがとうございました」と意味合いはほとんど変わりませんが、わざわざ出向いてくれたことへの感謝の気持ちがより伝わる表現ともいえるでしょう。悪天候のとき、遠方から来てもらったときにも、使ってみてください。

例文:
「大雨で大変な状況の中、わざわざ足をお運びいただきありがとうございました」
「遠いところから足をお運びいただき、ありがとうございます」

「ご足労」を含んだ他の表現との違い

「ご足労」という言葉が入っていても、「ご足労いただきありがとうございました」とは異なる意味の表現もあります。それぞれどんな使い方をしたらよいのか、例文も交えながら解説しますので、参考にしてください。

ご苦労様 目上

■「ご足労おかけします」はお詫びの意味を示す言葉

「ご足労おかけします」の「おかけする」には、相手に手間をかける・迷惑をかけるという意味があります。

つまり、「ご足労おかけします」は、わざわざ足を運んでくれる相手に対してお詫びの気持ちを表す表現です。メールや文書より、主に会話で使われます。

「ご足労おかけして恐縮ですが」は、相手に出向いてもらうことを申し訳ないと思っている気持ちを強調する場合におすすめです。何度も訪問してもらう場合にも、ふさわしい表現といえるでしょう。

例文:
「〇日の会議は14時開始となります。ご足労をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします」
「ご足労おかけして恐縮ですが、来月までに再度ご来店いただくようお願い申し上げます」

■「ご足労願います」は訪問のお願いを示す言葉

「ご足労願います」は、「これから訪問してほしい」とお願いするときに使います。また、相手が来られそうか都合をうかがうときにも最適です。

敬語表現なので目上の人や上司に使えますが、来てもらうことを強要していると受け取られることもあるので、使うときは誤解されることのないよう十分気を付けてください。

例文:
「弊社までご足労願います」  
「お手数ですが明日までにご足労願います。何卒よろしくお願い申し上げます」  

■使用するタイミングも異なるので要注意

「ご足労おかけします」「ご足労願います」は、使うタイミングに気を付ける必要があります。「ご足労おかけします」はこれから来ていただくことに対しての感謝を表す表現なので、実際に会ったときには使いません。

ビジネスメールまたは電話でやりとりをしているとき相手が依頼を承諾してくれた時点で使うようにしましょう。「来てもらうことが決定したとき」が最適なタイミングです。

一方、「ご足労願います」は、「まだ来るかどうか確定していない」タイミングで使います。また、類似する表現の「ご足労のほど、よろしくお願いいたします」は、「来てくれることがほぼ確定した」タイミングが最適でしょう。

まだ来てもらうことが確定していないタイミングで「ご足労のほど、よろしくお願いいたします」」を使うと、押しつけがましい表現になり、「来てくださるのですよね」という意味に受け取られかねません。

相手に失礼にならないよう、それぞれの言葉を使用するタイミングは、きちんと把握しておきましょう。

状況に合った表現で感謝の気持ちを伝えよう

「ご足労いただきありがとうございました」はビジネスシーンで欠かせない敬語表現なので、例文・類語とあわせて覚えておきましょう。

敬語は日常生活ではあまり使わないですが、目上の人や取引先の方に感謝の気持ちを伝える言葉として覚えておくと、幅広い場面で役立ちます。敬語のバリエーションを増やして、相手に上手に感謝の気持ちを伝えてくださいね。

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