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2021.03.02

採用のプロに聞く、オンライン面接を勝ち抜く7つのポイント

コロナ禍でスタンダードになりつつあるオンライン面接。移動時間が短縮されて嬉しい反面、慣れていないと難しさもあります。今回は、採用支援システム「HRアナリスト」を運営するシングラー株式会社の熊谷 豪さんに、オンライン面接を受ける際の7つのポイントを教えてもらいました。

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オンライン面接の成否を分けるのは「一問一答」

(1)瞬発力よりも、意図を汲み取ることが大切

オンライン面接では、時差が生じるため、どうしても話し手と聞き手に分かれがち。基本的に一問一答形式になりやすいので、面接官の質問に対して、適切な回答を端的に話せることが重要になってきます。

「質問にはすぐに答えた方が評価が高い」と勘違いされやすいのですが、面接をする側としては、返答が早くても的外れな発言をされるくらいなら、ゆっくり考えて、適切に答えてもらった方が印象が良いです。焦らず、意図を汲み取って答えられる様に、一問一答の準備を意識してください。

(2)面接官の表情や反応は気にしないでOK

オンライン会議などで、自分が話している時に、相手の顔が曇っている様に見えて、不安になってしまう経験ってありませんか。面接官の表情が気になる場合は、自分が発言しきるまで、面接官の顔を見ないようにするのも一つの手です。話す時は、カメラを見るようにすると、面接官の表情が目に入らないので、変に緊張や不安を感じることもないでしょう。

(3)熱量や想いよりも、エピソードを重視

オンラインの特性上、本音かどうかを見分けをつけるのが難しく、「この会社に入りたいです」といった、熱量や想いのアピールは、嘘っぽく見えてしまう可能性があります。熱量や想いをそのまま伝えるだけではなく、その根拠になるエピソードをしっかりと伝えるようにして下さい。入社したい理由や、貢献できることを、裏付けを持って話すことができれば、自然と想いは伝わります。

なんでも持ち込みOK!オンラインのメリットを賢く活かす人は好印象!

(4)オンラインのメリットを賢く活かして、勝てる面接を

これまで、オフラインでの面接は「持ち込み不可」という暗黙のルールがありましたが、面接官側としても、話だけで判断するより、資料を見れる方が助かるのが本音です。一問一答に合わせて、補足資料などは準備しておくといいと思います。

これまで多くの候補者を面接してきた中で、開発したプロダクトや、関わった案件をスライド資料にまとめて画面共有しながら話してくれた人がいて、とても好印象でした。

他にも、対面ではできなかった工夫が、オンラインでは可能になっています。

例えば、一問一答の答えをメモした「カンペ」を用意したり、スマイルマークをパソコンに貼って表情を意識したり、工夫できることはたくさんあります。

もちろん、手段ばかりに目がいってしまうのはNGですが、「自分のことをしっかりとアピールする」という目的のために、オンラインのメリットを賢く活かしている人は、きっと仕事もできるだろう、という印象を受けます。

オンラインもオフラインも、やっぱり第一印象が勝負

(5)ストレッチで血色をよくする

オンライン面接で意識したいのは血色の良さ。対面よりも顔が青白く見えてしまうことがありますので、健康的な印象を与えられるよう、面接前の準備として、自然な感じで顔が紅潮するまで、ストレッチや軽い運動をすると良いでしょう。

「オンラインだとメイクは濃いめの方がいいんですか?」と聞かれたこともありますが、カメラの解像度も悪いので、細かいところはそこまでわかりません。わざわざ濃い目にはしなくてもいいと思いますよ。

(6)表情が明るく見えるカメラ位置は目の高さと並行に

表情を明るく見せるためには、カメラの位置が重要です。

まずは高さ。背筋を伸ばして、目の高さとカメラの位置が並行になるようにしましょう。いつも通り机に置いた状態だと、どうしても相手を見下ろすような目線になってしまいます。スマートフォンの場合はスタンドを使ったり、パソコンの場合は下に本を置くなどしていて、高さ調節をしまするのが良いでしょう。

(7)光は間接的に当たるように

照明などが直接顔に当たってしまうと、変にテカってしまいます。光を一度、壁などに反射させて、間接的に顔に当たるようにしましょう。

オンラインの導入により、面接における「勝ち方」は少しずつ変化しています。この変化をうまく活用して、志望する企業への入社が一歩でも近づくことを願っています。

画像ALT

教えてもらったのは

熊谷 豪さん

シングラー株式会社 代表取締役CEO/Founder 
1983年生まれ。明治大学卒業後、ベンチャーのモバイル広告代理店に入社し、人事採用業務に従事。2011年に人事採用の上流戦略を提案するHRディレクションカンパニーを立ち上げ、コンサルティングファーム、ITベンチャー、教育、食品会社などの採用チーム立ち上げ・再建を中心とした採用コンサルティング全般に携る。2016年11月シングラー株式会社を設立し、面接CX(候補者体験)を高めて内定辞退を防ぐ『HRアナリスト』を発表。同サービスでエントリーした日本最大級のスタートアップカンファレンス『B Dash Camp 2017 Summer in Sapporo』で準優勝に輝く。『HRアナリスト』をコアとしたHR Techによる人材採用の変革を推進中。
『HRアナリスト』https://hr-analyst.com/

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