・営業
営業の仕事も接客と同じく、笑顔とコミュニケーション力が必須です。愛想がいい人は聞き上手なので、相手が気持ちよく話せる雰囲気を作り出すことができます。自分が一方的に話すのではなく相手の話を引き出せるので、相手が何を求めているかも把握しやすいでしょう。
そして、営業の仕事は様々な企業や店舗を訪問することが多いので、初対面の人ともすぐに打ち解けて話せる人は最適といえます。
愛想がいい人の心理は?
愛想がいい人は、他の人から見たら「明るくて笑顔の人」というイメージが強いかもしれません。でも実際は、愛想がいい人は不安になりやすい人なのです。人に嫌われるのが怖く、場の雰囲気を壊したくないという思いの強い人が多い傾向にあります。
・人に嫌われるのが怖い
愛想がいい人は人に嫌われるのが怖いため、誰に対しても笑顔で優しく接します。悪口を言われることも怖いので、人に嫌われるような行動はしませんし、もちろん人の悪口も言ったり誰かの肩を持ったりすることもありません。みんなに平等に、分け隔てなく接します。
・場の雰囲気を壊したくない
場の雰囲気を壊したくないという気持ちが強いので、言いたいことがあっても我慢する傾向があります。反対意見を言うのも苦手で、その場にいる人たちに意見を合わせることが多いでしょう。
嫌われたくないという思いが、場の雰囲気を壊したくないという思いにも繋がっているのです。しかし、その結果、自分の意見を持たない人と思われてしまうこともあるかもしれません。
・人の役に立ちたい
愛想がいい人は人の役に立ちたいという気持ちが強いので、周りから人望が厚い人と思われることが多いでしょう。自分が、何かをしたことで人が喜んでくれると安心するのです。
ですから、日頃から周りを良く見ていて、困っている人がいたらすぐに助けてあげます。人の役に立つことが、自分の自信に繋がるのかもしれません。
愛想がいい人の注意点
愛想がいい人には長所がたくさんある一方で、気を付けなければいけない点もあります。それは、「八方美人だと誤解されやすい」「いい人になりすぎる」の二つです。
・八方美人だと誤解されやすい
愛想のいい人は、誰とでも仲良くできて場の空気も読めるため、自分の意見を言わずに周りの人に合わせてしまう傾向があります。そのため、八方美人だと誤解されることがあるかもしれません。
人から嫌われたくない、良く思われたいという気持ちが人一倍強いので、八方美人だと思われやすいのです。また愛想がいい人は誰とでも仲良くできるので、ひがまれることもあります。誤解されないようにするためには、自分の意見をやんわりとでもきちんと伝えることです。
・いい人になりすぎてしまう
愛想がいい人は、周りに気を遣いすぎるがゆえに、ストレスをためてしまいがち。たとえ嫌なことがあっても、顔に出さずに我慢する傾向があります。おそらく一人になってから、疲れがどっと出てくることも多いでしょう。
愛想がいい人は友達に愚痴を言う機会もなかなかないので、ストレスはたまっていく一方。自分でストレスを上手に解消できる方法を見つけること、いい人になりすぎないことが大切です。
正しく理解した上で「愛想がいい人」になろう
「愛想がいい人」の本来の意味は、好感を与える人・良い印象を与える人で、ネガティブな意味合いではありません。愛想がいい人は、コミュニケーション上手で明るい雰囲気を持っているので、ビジネスシーンでも一目置かれるはず。周りの人と上手にコミュニケーションをしながら、「愛想がいい人」を目指しましょう。
こちらの記事もたくさん読まれています
「よく笑う人」になるためには?臨床心理士が教える3つのトレーニング方法を紹介
無愛想な人の特徴とは?メリットとデメリット、改善方法まとめ