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2021.03.05

こっそり学び直したい!「送らせていただきます」の正しい使い方や言い換え表現とは?

普段何気なく使っている「送らせていただきます」というフレーズ。正しい使い方ができているでしょうか? 今更聞けない「送らせていただきます」の正しい使い方や言い換え表現を解説します。

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【目次】
「送らせていただきます」の意味とは?
使い方を例文でチェック
言い換え表現にはどのようなものがある?
英語表現とは?

「送らせていただきます」の意味とは?

普段何気なく使っている「送らせていただきます」というフレーズ。商品や資料、FAXやメールを送る時に、「後ほど送らせていただきます」というように使っている方も多いでしょう。ですが改めて考えてみると、この使い方は正しいのでしょうか? 今更聞けない「送らせていただきます」の正しい使い方や言い換え表現を解説します。

送らせていただきます

(C)Shutterstock.com

意味

「送らせていただきます」というフレーズは、荷物や商品などの「モノ」を物理的に送る時、FAXやメールなどを「通信」で送る時、来客が帰る時など「人」を送る時にも使います。

また、「モノ」を物理的に送る場合でも、それが感謝や敬意・祝意という気持ちのこもった物である場合には、発音は同じでも「贈らせていただきます」となり、「送」ではなく「贈」といういう漢字を使います。

手紙やメールの際には「送る」「贈る」を使い分けると、常識ある大人としての評価も上がるでしょう。

敬語表現として正しい?

ところで、「送らせていただきます」は正しい敬語なのでしょうか。

「送らせていただきます」は、動詞「送る」+使役を表す助動詞「させる」と、「もらう」の謙譲語「いただく」で成り立っています。これは文法的には間違いではありません。

「送らせていただきます」は正しい敬語なので、安心して使ってください。

ここで注意したいのが良く似た「送らさせていただきます」という言い回しです。これには本来必要のない「さ」という一文字が入っていて、「さ入れ言葉」と言われ「ら抜き言葉」同様に誤用となりますので注意してください。

「ら抜き言葉」というのは、「食べられる」を「食べれる」、「来られる」を「来れる」というように、本来「ら」が必要な言葉から「ら」を抜いた言葉のことです。誤用なのですが、最近はこの「ら抜き言葉」が日常で使われることも多く、違和感を感じない人も多数います。

プライベートならさほど気にする必要はありませんが、ビジネスシーンではこの「ら抜き言葉」も避けたほうが無難でしょう。

また、「~させていただく」という「させてもらう」の謙譲語は、本来相手の許可がないと使えないフレーズです。目上の人や取引先に「させてもらう」のですから、「させていただきます」と丁寧に言いながら許可なく勝手に実行すると身勝手や失礼なことになりますので注意しましょう。

使い方を例文でチェック

それでは具体的に「送らせていただきます」の例を見ていきましょう。

送らせていただきます

(C)Shutterstock.com

1:「ご依頼のサンプルを送らせていただきます」

この「送らせていただきます」は物を送る場合の使い方です。郵便や宅配便で送る時に使います。

2:「バスの本数が少ないので、駅まで送らせていただきます」

この「送らせていただきます」は人を送る場合の使い方です。発音、漢字ともに、物を送る場合と違いはありません。

3:「心ばかりのお祝いの品を贈らせていただきます」

上の2つの例と異なる「贈る」という漢字を使う「贈らせていただきます」は、お祝いの品やお礼の品など、気持ちのこもった物の場合に使います。メールや手紙に書くと違う漢字だということがわかりますが、会話の中では同じ発音のため漢字の違いまではわかりません。

上司にかわって取引先にお祝いやお礼の品を贈る場合はこちらの「贈る」を使うといいでしょう。ビジネスシーンでは、就任祝いや叙勲・褒章のお祝いを贈る機会もあるかもしれません。大切な場では特に気を配りたい使い分けです。

会話ではわからない「送る」と「贈る」の正しい使い分けができると、品のあるビジネスマナーを身に着けた人物という嬉しい印象を持たれるでしょう。

言い換え表現にはどのようなものがある?

「送らせていただきます」と同じように使える表現もご紹介しておきましょう。

1:発送させていただきます

先ほど解説した「ご依頼のサンプルを送らせていただきます」の「送らせて」をそのまま「発送させて」に言い換えると、「ご依頼のサンプルを発送させていただきます」となります。比較してみるとわかりやすいでしょう。

2:送信させていただきます

FAXやメールなどを送る場合には「送信」という言葉が使えます。受け取る場合は「受信」です。ご存じのように、荷物のような「モノ」には使いません。

3:~までご一緒させていただきます

人を送る場合には「~までご一緒させていただきます」を使います。「~」には駅や会場などの場所が入ります。

「道に迷うといけませんので、駅までご一緒させていただきます」というような使い方をします。「送らせていただきます」よりもスマートな言い回しなので、覚えておいて損はありません。

英語表現とは?

「送らせていただきます」を英語で表すと、「I will send ~」となります。

例1:I will send you documents.
資料を送らせていただきます

例2:I have attached the file to this email.
ファイルをこのメールに添付して送らせていただきます

最後に

「送らせていただきます」は正しい日本語なので安心して使ってください。ただし「さ」という一文字が入り「送らさせていただきます」になると、「さ入れ言葉」と言われ誤用となりますのでご注意ください。混乱してしまいそうですが、「さ入れ言葉」「ら抜き言葉」というように、誤用パターンを知っておくと間違って使ってしまうこともないでしょう。

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