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WORK 挨拶・マナー

2025.09.04

「失礼します」の意味は?シーンごとの複数の使い方やマナーを解説

ビジネスの場でも頻繁に使われる「失礼します」というフレーズ。目上の方に声をかける場合や、部屋に入る際に耳にする機会が多いのではないでしょうか。本記事では、そんな「失礼します」の意味から正しい使い方までを解説していきます。

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Summary

  • 「失礼します」は、入退室や退勤、メールや電話連絡の際に使われる言葉
  • 取引先や目上の方には、より丁寧な「失礼いたします」を使いましょう
  • 言い換え表現は「お邪魔します」「申し訳ありません」「お疲れ様です」など

「失礼します」の意味とは?

そもそも「失礼」とは、「礼儀を欠く」という意味。「失礼します」は「失礼する」の丁寧語で、自分自身が礼儀をわきまえないことを相手に詫びる場合に使います。

本来は言葉のとおり、相手に無礼なことをしたことを謝るときに使われる言葉です。しかし現代では用途が広がり、目上の人がいる部屋に入る際や先に退勤する場合などの挨拶として「失礼します」が多用されていますね。

働く女性

「失礼します」は、部屋の入退室や退勤の挨拶としても使う表現です。

「失礼します」は正しい敬語?

普段何気なく使っていますが、果たして「失礼します」は敬語として正しいのでしょうか? 理解しやすいように、「失礼します」を「失礼し」と「ます」に分けて考えてみましょう。

「失礼します」は、「失礼する」の連用形「失礼し」に、丁寧語の助動詞「ます」を付け加えたものです。つまり「失礼します」は丁寧語ということになりますので、正しい敬語と言えます。

働く女性

「失礼します」は正しい敬語です。

「失礼します」と「失礼いたします」の違い

ここで、「失礼します」と同じように使われる「失礼いたします」についても考えてみましょう。「失礼いたします」は、「失礼」に「する」の謙譲語である「いたす」と、さらに丁寧語の「ます」を付け加えたものです。

失礼しますが丁寧語なのに対して、「失礼いたしますは謙譲語ということになります。丁寧語と謙譲語という違いはありますが、どちらも正しい敬語です。ビジネスシーンでも問題ない表現ですので、安心して使ってくださいね。

働く女性

「失礼いたします」のほうが、「失礼します」よりも丁寧な印象。目上の方や取引先には「失礼いたします」を使ったほうが無難といえるでしょう。

部屋に入る女性
(c) Adobe Stock

「失礼します」の使い方は? 例文でチェック

「失礼します」は、ビジネスシーンにおいて相手への配慮や敬意を示すために用いられる非常に便利な言葉です。様々な状況で使えるため、状況に応じて適切に使いこなしましょう。

相手の行動を妨げる、または割り込むとき

相手が作業中であったり誰かと話しているときなど、自分の行動によって相手の集中を妨げる可能性がある場合に使います。

例文

・突然のお電話失礼します。〇〇株式会社の△△と申します
・お話し中失礼します。少々よろしいでしょうか
・お忙しいところ失礼します。〇〇の件でご相談がありまして、お時間いただけますでしょうか

相手のプライベートな空間に入る、または立ち入るとき

相手の執務スペースや会議室、あるいは自宅といったプライベートな空間へ入る際に用いられます。

例文

・失礼します。面接に伺いました△△です
・資料をお預かりに参りました。失礼します

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