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2024.03.11

「タイト」とは? 業界別の意味からビジネスで使える例文まで紹介

 

タイトとは、英語で「きつい」「密着した」などの意味を持つ形容詞です。タイトという言葉は、毎日の会話の中だけでなくビジネスシーンでもたびたび登場します。幅広い意味を持つタイトの正しい使い方や、業界ごとの意味を例文を交えて紹介します。

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「タイト」とは?意味と言い換え表現

タイトという言葉は、一般的に広く使われているカタカナ語です。いくつも存在するタイトの意味と、言い換えに使える表現を解説します。

紐の結び目の写真

(C)Adobe Stock

「きつい」「密着」を意味する言葉

タイトは、英語の「tight」を由来とするカタカナ語で、「きつい」「密着した」など、さまざまな意味を持つ形容詞です。ぴったりしているという意味で、洋服のサイズを表すときにもよく使われます。

タイト【tight】
1 きついこと。かたくしっかりしていること。ぴったりと密着していること。また、そのさま。「—な結び目」「—なスーツ」
2 商品の需要供給の関係が逼迫 (ひっぱく) していること。品薄なこと。また、そのさま。「需給が—に推移する」
3 「タイトスカート」の略。
(出典:小学館 デジタル大辞泉)

また、タイトには「遊びがない」というニュアンスも含まれるのが特徴です。道幅が狭いときに「タイトな道」とも表現するように、スペースに余裕がない状態を表す言葉でもあります。

タイトは「ハード」に近い意味もあり、「タイトなスケジュール」のように、時間に対して使うことも可能です。基本的には英語のタイトと同じような意味で使います。

「ハード」との違いはある?

ハードはタイトと同様に英語が由来の形容詞であり、「つらい」「大変」「運動量が多い」などの意味を持った言葉です。「ハードなトレーニング」という表現には、単に大変というだけでなく精神的にもつらいといったニュアンスが感じ取れます。

スケジュールや仕事に関して、タイトやハードという言葉が使われることは少なくないでしょう。タイトとハードはどちらも余裕がない状況を表しますが、ハードの方が精神的につらいという意味も含んでいる傾向にあります。

「タイト」の言い換え表現

英語のtightがそのまま日本語になったタイトは、さまざまな意味を持つ言葉であり、物事や時間など幅広い対象に使えます。日本でも英語とほぼ同じ意味で使われているため、タイトの持つ意味をそのまま類義語として使いやすいのがポイントです。

言い換え表現としては「きつい」「密着した」「窮屈」などをはじめ、「厳しい」「ギリギリ」などがあげられます。時間やスケジュールに関する話題なら「余裕がない」などと表現できます。

タイトは日常的に使われるフレーズではあるものの、その状況や文脈によって微妙に意味が異なります。多くの意味を持つ言葉だからこそ、自分の言いたいことが伝わるように豊富な言い換え表現を知っておくと便利でしょう。

「タイト」業界別の意味・使い方

タイトという言葉は日常生活に限らずビジネスシーンでも使われますが、業界によって異なる意味を持っています。アパレル業界や音楽業界など、さまざまな分野での使われ方を紹介します。

コンサートのイメージ写真

(C)Adobe Stock

アパレル業界

衣類を扱うアパレル業界では、洋服が体にフィットしていることをタイトといいます。体にぴったりと密着している状態を意味するため、サイズが少しきついこともタイトと表現されるのがポイントです。

「タイトなシャツ」「タイトなスーツ」という場合は、体のラインが出る作りのデザインを表しています。一般的に、細身の洋服を指すときに使われる表現の一つです。

洋服の種類にタイトスカートがあるように、衣類に対するタイトという表現は日常的になじみのある言葉といえるでしょう。

音楽業界

音楽業界では「引き締まっている」という意味合いでタイトという言葉が使われます。「ぴったりしている」という意味が転じて、ダラダラせずタイミングが正確である際に使われるようになりました。

タイトは、曲の構成や演奏そのものに対する表現であり、演奏技術の高さを評価する褒め言葉といえます。たとえば「あのバンドはタイトな演奏をしている」「タイトな音楽作りにこだわっている」などのように使われるのが一般的です。

「遊びがない」という意味が転じて、タイトという言葉はリズムが正確であることを表す際にも使われます。「タイトなドラム」というのは、ぴったりとリズムを刻んでいるという意味です。

「タイト」ビジネスシーンでの使い方・例文

日常生活だけでなくビジネスシーンでもよく耳にするタイトですが、実際にはどのような場面で使えばよいのでしょうか。違和感なく使えるよう、例文と併せて紹介します。

室内で会議をする4人のビジネスマンの写真

(C)Adobe Stock

日常生活での使い方と基本は同じ

ビジネスシーンでの「タイト」の使い方は、基本的には日常生活で使う場合とほとんど同じです。挙げるとすれば「タイトなスケジュール」など、日程に関して使うケースが多い点でしょう。

また、予算がギリギリで厳しいときには「予算がタイト」と表現されます。この場合のタイトは「余裕がない」「きつい」という意味で使われているのが特徴です。

状態の厳しさを表す際にもタイトが使われるケースがあります。例えば「供給がタイト」「在庫がタイト」などです。ビジネスシーンならではの表現といえるので、覚えておくと便利です。

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