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2023.09.09

ビジネスシーンで頻出の「カタカナ語」! 意味や使い方について紹介

「カタカナ語」とは、カタカナで表記される言葉のことです。日常会話からビジネスシーンに至るまで、幅広く使用されている「カタカナ語」。本記事では、よく使われる「カタカナ語」の意味や使い方について紹介します。

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普段私たちが使っている言葉の中には、たくさんの「カタカナ語」が含まれています。そして、カタカナ語として定着している言葉も数多くあります。例えば、「ボランティア」や「リサイクル」のことを、「奉仕活動」や「再生利用」と言う人は少ないのではないでしょうか?  

カタカナ語の多くは、英語などの外国語をアレンジして作られた「和製英語」であるといえるでしょう。そのため、聞きなじみのある言葉も多くあります。一方で、ビジネスシーンなどで使用されているカタカナ語に関しては、認知度が低いものが多いのです。

本記事では、ビジネスシーンで使用されることが多い「カタカナ語」の意味や、使用する際の注意点について紹介します。正しい意味について、今一度確認してみてください。

「カタカナ語」とは?

「カタカナ語」とは、カタカナで表記される言葉のこと。近年、ありとあらゆる場面で「カタカナ語」を見かけるようになりました。

コロナ禍では「クラスター(集団感染)」や「パンデミック(感染爆発)」、「ロックダウン(都市封鎖)」など、聞き慣れないカタカナ語が次々と登場し、意味が分からず困惑してしまったという方も多いのではないでしょうか?

日本でカタカナ語が頻繁に使用されるようになった理由については、諸説あります。「外国語に対する憧れがあるから」「SNSの普及に伴い、以前より海外からの影響を受ける機会が多くなったから」などの説がありますが、「日本語に変換するのが難しいから」という理由が背景にあると考えられるでしょう。

時計の上に乗っている人のイラスト

例えば、フレックスタイム制において、従業員全員が必ず出勤していなければならない時間帯のことを指す「コアタイム」などが挙げられます。「コア」は英語の「core」に由来し、「核心」「中心部」という意味を持ちます。

しかし、これを日本語に訳すと「核心の時間」となってしまい、意味が通りません。そのため、コアタイムはコアタイムと表現するしかないのです。このように、ビジネスシーンで使用されるカタカナ語の中には、日本語で正確に言い表すのが難しい言葉も多く含まれます。

専門用語として使われるカタカナ語に関しては、覚えてしまった方が会話をスムーズに進められるかもしれません。

「カタカナ語」と「外来語」の違い

先述の通り、「カタカナ語」はカタカナで表記される語であり、和製英語と言い換えることができます。では、「カタカナ語」と「外来語」は何が違うのでしょうか?

ひらめいている様子のビジネスパーソンのイラスト

明確な違いについては定義されていませんが、海外から伝来した「外来語」は日本語と同じように使用されているのに対し、「カタカナ語」は必ずしもそうとは限らないという点が挙げられるでしょう。例えば、「ミルク」「バッグ」などは外来語ですが、日本語で「牛乳」「鞄」と言い換えることができ、どちらの言葉を使っても意味はしっかり通ります。

対して、「アイドリングストップ」「ダンピング」などのカタカナ語はそれぞれ、「停車時エンジン停止」「不当廉売」と言い換えた方が、意味を理解しやすいですね。また、英語に日本独自のアレンジを加えた「和製英語」といえるカタカナ語は、海外では通用しないものが多いです。

そのため、カタカナ語は実際に海外でも通用する外来語とは異なっているといえるでしょう。

ビジネスシーンで頻出の「カタカナ語」

主にビジネスシーンで、カタカナ語をよく耳にするという方も多いのではないでしょうか? 意味を知らなかったせいで、恥ずかしい思いをしてしまうということもあるかもしれません。ここでは、ビジネスシーンでよく使われる「カタカナ語」について、いくつか紹介します。

5人のビジネスパーソン イラスト

1:アウトソーシング

「アウトソーシング」とは、業務の一部を外部企業に委託することです。英語の「outsource」に由来する和製英語で、「外部委託」と言い換えることもできます。企業価値を維持・向上させるために、外部企業の技術を活用するという意味として使われる「アウトソーシング」。

コスト削減だけでなく、その企業の専門分野ではない業務を円滑に進められることで、企業が得意とする業務に集中できるため、生産力向上も期待できます。人材不足解消やコスト削減が重要視される現在、企業が競争力を高めていくためにも、外部の優れた技術を活用する「アウトソーシング」は必要不可欠なものとなっているのです。

2:インセンティブ

「インセンティブ」とは、販売意欲を刺激・奨励することで販売活動を活性化させる施策のことです。モチベーションを向上させるための動機付けともいえます。目標が明確に定まっていない状態で仕事をしていても、なかなかやる気は起こらないですね。

社員のやる気を引き出すために、一定の条件を満たすことで報奨金を与えたり、表彰したりする「インセンティブ制度」を取り入れている企業は、近年ますます増加しています。

3:リスクヘッジ

「リスクヘッジ」とは、起こりうるリスクの程度を予測して、それに対応できる体制を作って備えることです。リスクヘッジが行われる例として、資産運用が挙げられます。資産運用を行う際、資産価値が一方的に下落するのをできるだけ抑えるために、先物取引を使ってリスクを回避するという方法がよく用いられます。

利益を追求するためではなく、価格変動のリスクを最小限にして安定した運用を行うために、リスクヘッジが行われるのです。ちなみに、「ヘッジ」だけでも同じ意味になります。

「カタカナ語」を使う際の注意点

ビジネスシーンを中心に、あらゆる場面で耳にする「カタカナ語」。近年ますます増加していますが、意味を理解しづらいのが最大の難点として挙げられるでしょう。何気ない会話や職場での会議などで、カタカナ語を多用すると、意図していることが伝わらないかもしれません。

会議の様子

文化庁が発表している『カタカナ語の認知率・理解率・使用率』のデータによると、認知率が80パーセント以上を越えているものの、理解率は50パーセント前後にとどまっているものも複数あります。カタカナ語の乱用は、相手を困惑させてしまったり、不快な気分にさせたりする恐れもあるでしょう。

意味を理解しづらいカタカナ語に関しては、分かりやすく言い換えるなど、工夫が必要であるといえます。

出典:『カタカナ語の認知率・理解率・使用率』(文化庁)

最後に

今回は、よく使う「カタカナ語」の意味や、外来語との違いについて紹介しました。専門用語などは特に、カタカナ語が多いです。カタカナ語を知っておくことで、ビジネスや会話を円滑に進めることができるかもしれません。

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