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2023.07.07

イニシアチブとはどんな意味? 使い方やイニシアチブのとり方を解説

 

イニシアチブとは、「主導権」「先導」という意味を持つ言葉。ビジネスシーンでは、イニシアチブをとるとスムーズに業務が進むため、重要視される傾向にあります。本記事では、言葉の使い方やイニシアチブのとり方のポイントを解説。

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イニシアチブの意味を正しく知ろう

スポーツや政治のニュースなどで見かける「イニシアチブ」。イニシアチブは、物事をスムーズに進めるために欠かせません。イニシアチブを誤用しないためにも、意味や使い方を把握しておきたいところ。

まずは、イニシアチブの意味について、解説していきます。

ガラス張りのオフィスを背景に、ぼやけたビジネスパーソンたちの姿があるイメージ写真

人差し指を立てている人のイラスト

イニシアチブとは?

イニシアチブ《「イニシアティブ」とも》
1 物事を率先してすること。首唱。先導。
2 主導権。
3 国民が自発的に立法に関する提案を行うことのできる制度。直接民主制の一要素。国民発案。

(出典:『デジタル大辞泉』小学館)

イニシアチブには主に3つの意味がありますが、一般的によく使われるのは、「物事を率先してすること」「主導権」のふたつでしょう。

イニシアチブを「イニシアティブ」と呼ぶこともありますが、どちらも意味は同じです。

「リーダーシップ」とは違う?

「率先する」「主導権」というイメージを持つ言葉に、「リーダーシップ」がありますよね。イニシアチブとは何が違うのでしょうか?

リーダーシップは、「指導者としての地位・任務」「指導者としての素質・能力」(『デジタル大辞泉』小学館)を意味し、チーム・集団をまとめて導くことに対して使われます。一方イニシアチブは「率先してする」「主導権」という意味のため、必ずしも集団をまとめることを意味しないといえます。

ビジネスシーンにおけるイニシアチブの使い方とは? 例文とともに紹介

実際のビジネスシーンなどでは、イニシアチブはどのように使われているのでしょうか? 例文とともに、使い方を解説します。

資料を見ながら話し合っている人々のイラスト

「戦略的イニシアチブ」

企業が目標達成のために掲げる計画のことを「戦略的イニシアチブ」といいます。イニシアチブは、「戦略」「構想」「計画」といった意味合いで使われることも。

《例文》
・プロジェクトの成功を実現するためには、戦略的イニシアチブが欠かせない。
・今期は、〇〇での市場開拓が戦略的イニシアチブになるだろう。

「イニシアチブをとる」

目的や目標を達成するために主導権を握る、という意味になるのが、「イニシアチブをとる」です。新しいアイデアを提案したり、問題解決に向けての提案をすることで、場の主導権を握ることにつなげます。

また、目的や目標を達成するために、自ら行動を起こすという意味で用いられることも。

《例文》
・ライバル会社に勝つためには、イニシアチブをとることが先決だ。
・チームで積極的にアイデアを出したおかげで、プロジェクトのイニシアチブをとることができた。

「イニシアチブを発揮する」

目的や目標を達成するため、能動的に行動することを「イニシアチブを発揮する」といいます。また、主導権をとる、主導権を握るという意味で使うことも。

《例文》
・主任がイニシアチブを発揮したため、スムーズに商談が進んだ。
・このプロジェクトでは、あなたにイニシアチブを発揮してもらいたい。

ビジネスシーンにおけるイニシアチブのとり方

ビジネスをスムーズに進めるために、イニシアチブをとることが重要視されています。実際にイニシアチブをとるには、どのようなことを意識して行動すればよいのでしょうか? ここでは、ビジネスシーンでイニシアチブをとるポイントを5つ挙げました。

左から右へまっすぐ伸びた黄色い矢印、その周りを囲むランダムな方向を向いている白い矢印の画像

1:自分自身の意見を伝える

イニシアチブをとるには、自分自身の意見を明確に伝えることが大切です。たとえば、改善案や新しいアイデアを出すことで、自分自身が主導権を握るようにします。そうすることで、周りを先導しやすくなるでしょう。また、根拠やメリットを明確に説明できれば、場の雰囲気もコントロールしやすくなります。

2:スムーズに決断する

スムーズに決断できる力も必要です。イニシアチブをとるなら、選択肢のメリットやデメリットを正確に把握し、冷静に判断して最善の決断をしなければなりません。また、決断を周りに納得してもらうには、根拠のある説明をする必要があります。そのためには、普段から多角的に物事を捉え、スムーズに決断する力を鍛えることが重要です。

3:成果は、Win–Winがマスト

成果につなげるには、自分側と相手側の双方にとって利益を得られるよう推進しなければなりません。自分側の利益だけを追求しても、相手からの信頼は失うでしょう。相手にとっても利益があるよう動くことで、相手の信頼を得ることができ、それが次につながることも少なくありません。

4:リスクマネジメントも必須

イニシアチブをとる上で欠かせないのが、リスクマネジメントです。予想されるトラブルに備え、あらかじめ情報を整理し、対策を考えておきましょう。また、ミスが起きやすいポイントを押さえ、改善策を考えておけば、よりスムーズに物事が進むはず。リスクマネジメントには、あらゆる視点で物事を考えることが欠かせません。いろんな人の意見を取り入れるためにも、日頃から周囲と連携し、信頼関係を築いておくことが大切です。

5:事前準備もしっかりと

プレゼンや商談の場で、質問や疑問に的確に対応できると、スムーズに進行しやすくなるでしょう。あらかじめ質問されることを想定して、事前準備をしておくといいですね。また、疑問に感じやすいポイントはどこか、周囲に意見を聞くことも大切です。

最後に

イニシアチブとは、「主導権」「先導」を意味する言葉。ビジネスシーンでよく使われています。イニシアチブをとると、物事がスムーズに進むため、ビジネスシーンにおいてはとても重要視される傾向があります。イニシアチブをとるには、自分自身の意見を明確に伝える、スムーズに決断する、リスクマネジメントや事前準備に力を入れることが大切。イニシアチブとは何か理解を深めながら、適切に使えるようにしてみてはいかがでしょうか。

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