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2023.06.26

レジメとは? 意味や類似表現、作成ポイントなどについて解説

 

レジメとは、要約や大意のこと。履歴書という意味もあります。アジェンダやサマリーといった類似表現があり、教育やビジネスなどさまざまなシーンに登場。この記事では、他にもレジメ作成時のポイントについて解説します。

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レジメとは

教育からビジネスの現場に至るまで、レジメは広く用いられています。一般的には、レジメは要約としての一種の資料のことであると見なされていますが、実は履歴書としての意味もあるのです。この記事では、レジメという言葉が持つ複数の意味や類似表現、シーン別のレジメなどについて解説します。

まず、レジメという言葉の意味について整理しておきましょう。レジメには、要約・大意といった意味があります。会議や授業などで配布される資料のうち、その概要をまとめたものは「レジメ」です。

レジメとは

また、レジメには履歴書という意味もあります。外資系企業への応募書類のことを「レジメ」と呼び、技能や職歴などを中心にまとめた経歴書のことを指しており、従来の履歴書とは区別されているようです。英語では、履歴書のことを「curriculum vitae(ラテン語で『人生の行路』)」と呼び、「CV」と略されるケースも。

ちなみに、レジメは「レジュメ」とも呼ばれます。レジュメはフランス語の「résumé」に由来し、「概論・要約」という意味です。

レジメの類似表現

レジメにはいくつかの類似表現があります。それらの意味や違いについて、内容を整理していきましょう。

資料を虫眼鏡で見ているイラスト

1:アジェンダ

アジェンダは英語の「agenda」に由来し、計画・予定表・議事日程・備忘録という意味です。他に、教会の礼拝定式という意味もあります。

特に政治・政策的な分野において、検討課題や行動計画の意味で用いられることがあるようです。具体事例には、国連が持続可能な開発目標(SDGs)についてまとめた「2030アジェンダ」がありますよ。

ビジネスの現場では、議題や議事日程といった意味で、会議の流れや議題を事前にまとめたものを指すことがあります。

2:サマリー

サマリーは英語の「summary」に由来し、概要や要約といった意味があります。

また、経済において、為替や株式市場の動向、経営情報の指標をまとめたレポートを「サマリー」と呼ぶことも。

他にも、インターネット検索で検索結果一覧に表示される各サイトの要約文のことを「サマリー」と呼んだりします。さまざまな場面で耳にするので覚えておくと便利です。

3:アウトライン

アウトラインは英語の「outline」に由来し、輪郭・外郭・あらすじといった意味があります。他に、スポーツの世界でも使われる言葉です。例えば、テニスのコートの外周の線もアウトラインと言います。

ビジネスシーンなどでは、「計画のアウトラインを説明する」といったように使われ、テニスの世界では「アウトラインを超えたので相手の得点となった」などと使われる言葉です。

4:職務経歴書

前述したように、レジメには履歴書という意味も含まれるので、職務経歴書もレジメの類似表現に該当します。職務経歴書は、個人の職歴やスキル、特性やプロフィールをまとめた文書のことです。主に、就職活動や転職活動において用いられます。

レジメが使われるシーン

レジメはさまざまなシーンで使用されます。どのような場面で用いられているのかを見ていきましょう。

グラフが描かれた資料を持っている人

1:研究・教育

研究や教育といったシーンでは、講義の概要として教授が学生に配布する資料を「レジメ」と呼ぶことがあります。授業が始まる前に、レジメを受け取っていたという経験がある人もいるかもしれません。また、シンポジウムで聴講者に渡される発表資料を「レジメ」と呼んだりすることも。

2:ビジネス

ビジネスの場でもレジメは頻繁に登場。会議やプレゼンテーションなどで参加者に配布する資料のことを「レジメ」と呼んだりします。議題を簡潔にまとめ、グラフや図などを使ってわかりやすいレジメにすることが一般です。

3:就職活動

アメリカなどの外資系企業への就職活動において、提出する応募書類を「レジメ」と呼ぶケースも。英語で執筆し、フォーマットもさまざま。プロフィールや職歴を記載する点は、一般的な履歴書と同じです。

ビジネスにおけるレジメ作成のコツ

ビジネスにおけるレジメの書き方のコツについて見ていきましょう。

青ベースの棒グラフと折れ線グラフ

1:簡潔にまとめる

概要や要約なので、レジメは短くてわかりやすい表現が求められます。箇条書きにしたり、短文で記述したりすることで、重要な情報のみをコンパクトに記載しましょう。長文の多用や情報の載せすぎは、わかりにくくしてしまう可能性があります。

2:具体的な数値やグラフなどを入れる

成果や実績を具体的な数値やグラフ、矢印などで視覚化することで、見やすさが向上するとともに、説得力も増します。

単にデータの数値を記載するだけではなく、数値の遷移もわかるようにすれば、なおよいでしょう。状況が好転したのか、悪化したのかがわかりやすいです。グラフには、棒グラフ・円グラフ・レーダーグラフなど種類が豊富。また、矢印や四角といった図形を用いて、構成図や組織図を表すのも直感的に伝えられて便利です。

3:誤字脱字に注意する

基本的なことですが、誤字脱字には注意したいもの。同音異義語や全角半角、漢字表記の統一などがちゃんとしていなければ、読み手は混乱するかもしれません。あまりにも誤字脱字が多いと読む気も失せてしまうかも…。読みやすさにも関わることですので、気を配りたいですね。

最後に

レジメには要約・大意という意味があり、さらには履歴書という意味もあります。また、教育・研究・ビジネス・就職活動などのシーンでも登場し、身近な存在です。あらためてレジメの意義やその作成ポイントについて整理し直し、仕事の質向上に活かしてみてください。

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