【ビジネスで使える】「確認」の類語・言い換え表現
ビジネスシーンなどでも登場する「確認」の類語・似た意味を持つ言葉として、たとえば以下のようなものが挙げられます。
・調査
・把握
・点検
・承認
・検証
・吟味
・目を通す
・裏付ける
・見定める/見極める
それぞれの言葉の意味や確認とのニュアンスの違いなどについて紹介します。
・調査
「調査」は、「物事の実態・動向などを明確にするために調べること(デジタル大辞泉)」という意味の言葉です。確認よりも、深く対象となるものを調べる・研究するといったニュアンスがあるといえるでしょう。論文やプレゼンテーションなどにも使える言葉です。
・把握
「把握」は、確かめてよく理解できている状態をあらわす言葉です。ビジネスで使う場合は、物事の要点をよく理解することをあらわす際に使うことが多いといえます。たとえば「商品のラインナップの確認ができている」というときは、「商品のラインナップを把握している」と言い換えることが可能です。
・点検
悪い箇所がないか、修理や交換の必要があるかなどを調べるために実施するのが「点検」です。確認という言葉も、間違いなどがないかしっかり確かめるときに使用されることがあるため、そのような場面には点検と言い換えて用いることもできるでしょう。
・承認
「承認」は、正当・事実であると認めることや、肯定の意を示すことといった意味で使われる言葉。確認に比べ、より賛成・肯定のニュアンスが強い表現であるといえそうです。主に相手からのお願いや提案を受け入れる際に使われます。
・検証
確認の類語のひとつである「検証」は、実際に調べて証明するという意味で使われ、確認に比べて調査や追求の意味合いが強い言葉です。目的がなく思いつきで試すことは、基本的には検証するとはいえません。
・吟味
「吟味」にはもともと「詩歌を吟じてその趣を味わうこと(デジタル大辞泉)」という意味があり、江戸時代には裁判において吟味という言葉が使われていました。現在では、物事の内容や品質をしっかりと調べるという意味で使われることが多いです。たとえば品質や産地などを選び抜いた食材を使って料理することを、「吟味した食材を用いて料理する」などといいます。
・目を通す
「目を通す」は、資料や文章などをひととおり見ることを指します。確認と同じような場面でも使われますが、目を通すには「ざっと読む」や「一読する」というニュアンスが含まれています。
・裏付ける
「裏付け」とは、物事の確実性についてほかの側面から証明する材料や、証明することをあらわす言葉です。確認も、物事の真偽を確かめる際に使われることがあるため、類語として用いられます。
・見定める/見極める
「見定める」は、ものごとをしっかり見てそれに決めるといった意味で使われる言葉です。「見定める」の類語である「見極める」は、最後まで確認するなどの意味合いを持ちます。確認が何かを軽くチェックする際にも使われるのに比べると、「見定める」や「見極める」はより徹底して細かく見る場合に使うのが適切といえそうです。
【カジュアルに使える】「確認」の類語・言い換え表現
続いて、日常会話なども含めより頻繁に使えそうな確認の類語や言い換え表現を挙げました。
・調べる
・見直し
・確かめる
・チェック
ひとつずつ確認していきましょう。
・調べる
「調べる」は、わからないことを明確にする、あるいは原因をはっきりさせる場合など、広く使われる言葉です。
・見直し
「見直し」は、認識を改めるという意味でも使われますが、もう1度改めて見る、その結果気づいた点を是正するときなどにも用いられます。確認と意味が近いのは後者といえるでしょう。
・確かめる
「確かめる」は、「調べたり人に聞いたりして、あいまいな物事をはっきりさせる(デジタル大辞泉)」という意味の言葉です。