嘘
「嘘つき」(30代・神奈川県・子ども2人)
謝らない人の特徴のアンケートでは、「自分が正しいと思っている」の回答が最も多くあがりました。トラブルが起きても自分が悪いと思っていないことから、謝るのは自分ではなく相手や周りであると考える傾向があるようです。
性格面では、「プライドが高い」や「自信過剰」、「自己中心的」などの意見が寄せられました。自信があることは良いことですが、強くですぎることで振る舞いが横柄になったり、思いやりに欠ける行動をしたりすることがあるようです。
また、「自信過剰」の回答がある一方、「自信がない」の回答もあがりました。虚勢を張ることで、謝らずに強がってしまうという一面があるのかもしれません。
他には、「人のせいにする」や「責任を負いたくない」などの意見も。謝ることで非を認めることになってしまうと考えるからなのか、その根本には自分のせいにならないように回避する心理が働いているのかもしれません。
謝らない人と上手く関わるには?体験談から対処法を紹介
では、そんな「謝らない人」とはどのように付き合うのが正解なのでしょうか。ワーママの皆さんに伺った体験談やコツを紹介します。
あまり関わらない
「自分に被害が及ばないように注意し、極力接触を避ける」(40代・大阪府・子ども2人)
「自分が悪いとわかってないなら、放っておく」(30代・愛知県・子ども2人)
「挨拶程度の付き合いで深く関わらない」(30代・佐賀県・子ども2人)
「心を無にする」(30代・東京都・子ども2人)
割り切る
「この人は反面教師なんだと思って 真正面から関わらず割り切る」(40代・愛知県・子ども2人)
「性格はなかなか変わらないので、そういう人だと思って対応する」(40代・佐賀県・子ども3人)
「個性だととらえて、謝られなくても気にしない」(30代・東京都・子ども2人)
聞き流す
「あきらめて聞き流す」(40代・埼玉県・子ども2人)
「受け流す」(40代・大阪府・子ども3人)
伝え方を工夫する
「わかるまで説明する」(40代・愛知県・子ども1人)
「理屈で攻めないように、こうして欲しいとお願いする」(40代・岡山県・子ども2人)
はっきり伝える
「何が悪かったのか、はっきり言葉で伝える」(30代・千葉県・子ども3人)
「その人の言動が原因で嫌な思いをしたときは伝える」(30代・茨城県・子ども3人)
先に謝ってから指摘する
「こちらから先に謝り、相手が悪いと思うことも伝える」(30代・茨城県・子ども3人)
「とりあえず相手の考えを聞いた上でこんな考えもあるんじゃないかと伝える」(30代・群馬県・子ども1人)
気持ちに余裕をもつ
「相手の言動にいちいちイライラしないでおおらかな気持ちで接する」(40代・東京都・子ども2人)
「ちょっとぐらいのことなら我慢する」(40代・埼玉県・子ども1人)
「いつも冷静に話す」(30代・神奈川県・子ども1人)
折れる
「こちらが折れる」(40代・神奈川県・子ども1人)
「自分から謝る」(40代・京都府・子ども2人)
諦める
「諦める。心では反省してると信じる」(30代・神奈川県・子ども1人)
「諦める、もしくは関わらない」(30代・千葉県・子ども1人)
無視
「極力関わりたくありませんが、スルースキルは必須だと思う」(30代・静岡県・子ども1人)
「上手くスルーする」(30代・大阪府・子ども2人)
話を聞く
「とにかく話を聞く」(30代・三重県・子ども1人)
「否定しない」(30代・長野県・子ども1人)
謝らない人との関わり方では、「あまり関わらない」の回答が最も多く、「割り切る」や「聞き流す」の意見もありました。多くの方は深い付き合いにならないように避けたり、そういう人だと思って付き合うようにされているようです。
積極的にコミュニケーションを取る方法としては、「伝え方を工夫する」や、「はっきり伝える」、「先に誤ってから指摘する」などの回答があがりました。
どのような点が問題なのかがわかっていない場合もあるので、一度整理して考えてもらうのも良い手段かもしれません。特に目上の立場になると指摘されることが少なくなるので、指摘があることで気づけることがあるかもしれません。
悪意のある言い方はせず、きちんと話す環境で伝えることで相手も耳を傾けるのではないでしょうか。
そして「気持ちに余裕をもつ」の意見もありました。謝らない人についてモヤっとすることはあっても、そのことだけで深く考えすぎてしまうと心が疲弊してしまいますよね。冷静にいられる方が大人だと思って、振り回されないようにしましょう。
謝らせることが目的にならないように
「謝らない人」をテーマにワーママ100名に実施したアンケートの結果を紹介しました。明らかに相手が謝るべきなシーンで謝る素振りがないとモヤっとしてしまう人もいるはず。
伝えてもわかってもらえなさそうな方に対しては、議論することもエネルギーを費やしますが、職場や身近な人間関係など改善していきたいコミュニティの場合は、話をする環境できちんと伝えてみるのも良いかもしれません。
ただ謝らせることが目的にならないように、どのような点が問題なのかを冷静に伝えられることが重要であると言えそうです。