【目次】
・ホットプレートが人気の理由
・ホットプレートの種類
・加熱方式は3タイプ
・選び方のポイント
・ヒーター式のホットプレート
・IH式のホットプレート
・カセットガス式のホットプレート
・焼くも煮るもできるおすすめグリル鍋
【目次】
ホットプレートが人気の理由
今や家庭の必需品ともいえる調理家電が「ホットプレート」。気になる商品をチェックする前に、まずはホットプレートが人気の理由について見ていきましょう。
さまざまなシーンや用途で活躍
ホットプレートは、一度に大人数分の料理を作れたり、卓上で調理を行えたり、ホームパーティー用のご馳走が作れるなど、さまざまなシーンや用途で活躍する人気のアイテムです。
電気で加熱するタイプのホットプレートであれば、子どもと一緒に料理を楽しむこともできます。火傷の心配をすることなく、子どもの「やってみたい」という気持ちを育てられるのです。
またホットプレートは、片付けの手間が少ないことも人気の理由の一つです。使用したプレートを水で丸洗い、あるいは布巾で拭き取るだけで片付けが済むため、仕事や家事で忙しいママの手間を格段に減らしてくれます。
ホットプレートの種類
ホットプレートは、大きく分けて「一般的な浅型のホットプレート」と「深さのあるグリル鍋」の2種類があります。
購入する際は、どちらの種類が向いているかも検討することがおすすめです。それぞれの違いや用途を見ていきましょう。
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一般的なホットプレート
一般的なホットプレートは、浅型の平面プレートを使用したスタンダードなタイプです。「焼く」ことに特化しており、焼肉・餃子・お好み焼き・焼きそばなどの調理に適しています。
また、付属のふたを活用すれば「蒸し料理」を楽しむことも可能です。蒸し野菜・魚や肉の蒸し煮・しゅうまい・蒸しパンなどを調理できます。
さらにホットプレートの種類によっては、たこ焼きやグリル料理用のプレートが付属しています。平面のプレートではできない調理をかなえ、料理のレパートリーを広げることに一役買ってくれます。
深さのあるグリル鍋
一方、深さのある鍋型のプレートが「グリル鍋」タイプです。「煮る」「蒸す」料理に向いており、鍋料理・おでん・煮物・スープなどを調理するときに役立ちます。
お米を炊くこともできるほか、パエリア・ドリア・タコライスといった米料理を作りやすいこともポイントです。米と好みの具材を入れて炊き上げるだけでよいため「今日は料理を作る元気がないな…」という日に活躍してくれます。
グリル鍋タイプの中には、焼き物用のプレートが付属した製品も多く、涼しい日は焼き物・寒い日は煮物といった風にオールラウンドに活用可能です。
加熱方式は3タイプ
ホットプレートの加熱方式は、「ヒーター式」「IH式」「ガス火式」の3種類があります。
加熱方式によって使用感や仕上がりは異なるため、事前に確認しておくことが重要です。ここでは各方式の特徴を確認しておきましょう。
ヒーター式
ホットプレートの加熱方式で、最も一般的な方式が「ヒーター式」です。電熱線方式とも呼ばれ、ホットプレートから伸びた電熱線をコンセントに挿し、電力でプレートを温めて使用します。
ほかの加熱方式のホットプレートに比べて「安価に購入できる」ことが魅力です。また、ファミリー向けの大型商品から、1~2人で使える小型商品まで、種類も豊富に展開されています。
ただし、商品によっては「焼きムラ」が目立つ・温まるまでに時間がかかることがデメリットです。ヒーターがプレートに均一に配置されているタイプは焼きムラができにくく、プレートが温まりやすい傾向があるため、購入前にヒーターの配置を確認しておきましょう。
IH式
「IH式」のホットプレートは、IHコイルから出る電磁力でプレートを発熱させる仕組みです。ヒーター式に比べて電力を無駄なく熱に変えられるため、焼きムラが出にくい・温まるまで早い・省エネであることが魅力といえます。
また、商品によってはプレートを取り外し、IH調理器具として使用できるものもあります。IH対応のフライパンや鍋があれば、プレートにこだわらずにさまざまな卓上料理が楽しめます。
なお、IH式はヒーター式と比べるとやや高額です。何度も買い替えるものではないからこそ、必要な機能・使用方法・サイズに合わせて商品を選ぶことが、失敗しないための秘訣です。
カセットガス式
「カセットガス式」は、ガスボンベによる直火で食材を熱するタイプのホットプレートです。ほかの加熱方式に比べて火力が強く、焼肉やステーキのようなカリッと焼きたい料理に向いています。
カセットコンロに専用のプレートを乗せるタイプが主流ですが、中にはプレートを取り外し、カセットコンロ単体として使用できるタイプもあります。
コードレスで場所を選ばず使用でき、室内はもちろん、屋外でも調理を楽しむことが可能です。ガスボンベを備蓄しておけば、停電時や災害時にも役立ちます。
ただし、ガスボンベが切れてしまうと使用できません。調理中にガス切れが発生しないよう、ガスボンベの連続燃焼時間を確認しておくことが大切です。
選び方のポイント
家庭にぴったりのホットプレートを選ぶポイントは、大きく分けて三つあります。日常的に使用する人数や使い勝手のよさをチェックすることで、楽しく料理ができる商品を選びましょう。
目的と人数に合わせて形状を選ぶ
まずチェックしたいポイントが「使用目的」と「使用人数」です。ホットプレートは形状やサイズもさまざまな種類があるため、「我が家では、誰がどんな風に使うのか」を考えて選ぶと、ぴったりの商品を見つけるヒントになります。
1~3人と少人数で使う・簡単な調理で使いたい場合は、丸形が向いています。ほかの形状に比べて熱伝導率がよく、食材に火が通りやすいことで効率よく食べることができるのです。
また、家族が3~4人以上や一度にたくさんの量を調理したい場合は、スクエア形が最適です。丸形よりもプレートの面積が大きくなり、どこに座っても食材を取りやすく、一度にたくさんの食材を調理できます。
付属プレートで選ぶ
家庭に合うホットプレートを選ぶためには、付属プレートの種類もチェックしておきましょう。たこ焼き用・鍋用の深型などがあると、調理の幅が広がります。
ホットプレートの種類によっては平面プレートのみが付属しており、付属プレートを販売していない・別途購入しなければならないケースもあります。
「今は平面プレートだけで問題ない」という場合でも、子どもの成長やライフスタイルの変化で必要になるかもしれません。付属のプレートや、後から買い足せるかどうかも購入前にチェックしておくと安心です。
お手入れのしやすさで選ぶ
ホットプレートは、食材を調理する家電である以上、「お手入れをしやすいかどうか」も視野に入れて選ぶことが重要です。
お手入れに手間がかかるようであれば「片付けるの面倒だしな…」と使う機会が減り、タンスの肥やしとなる可能性もゼロではありません。
プレート表面を「フッ素」や「セラミック」でコーティングしているタイプであれば、食材が焦げ付きにくい上、汚れにくいためお手入れも簡単です。
ホットプレートの種類によっては、水を含ませた布巾やペーパーで汚れを拭き取るだけでOKなタイプもあります。また、プレートを本体から取り外せるタイプであれば、丸ごと洗えて衛生的です。
ヒーター式のホットプレート
比較的安価なヒーター式のホットプレートは、手軽に購入しやすいことが魅力です。自分にぴったりのアイテムを見つけて、家族とのご飯タイムを楽しみましょう。
BRUNO「オーバルホットプレート グレージュ BOE053-GRG」
ホーロー鍋を思わせる高いデザイン性が魅力のホットプレートです。食卓にそのまま並べても違和感がなく、パーティー料理はもちろんのこと、普段の料理にもぴったりのデザインといえます。
平面プレート・たこ焼きプレート・深鍋の3種類のプレートが付属しており、料理のレパートリーを広げてくれること間違いありません。
また、ゴミを取り除きやすい「くず受けトレイ」や持ち運びしやすいハンドルが付いているなど、利便性も十分です。
商品名:BRUNO オーバルホットプレート グレージュ BOE053-GRG
象印マホービン「ホットプレート やきやき EA-GV35」
遠赤穴あき焼肉プレート・遠赤平面プレート・大たこ焼きプレート・遠赤平面ハーフプレートのほぼ4枚がセットになったホットプレートです。
中でも遠赤穴あきプレートは、プレートの随所に穴が空いていることで、肉の余分な脂が落ち、油の飛び散りを約70%カットします。焼肉のような焼き料理メインでホットプレートを活用したい家庭にぴったりです。
また、3層構造で傷つきにくい「トリプルチタンセラミックコート」を全てのプレートに使用しています。丈夫で長持ちしやすい上、油なじみがよく焦げ付きにくいことも魅力です。
商品名:象印マホービン ホットプレート やきやき EA-GV35
PRINCESS「Table Grill Stone 103033」
竹素材の台座にストーンテイストのプレートを重ねた、珍しいデザインのホットプレートです。まるで料亭に出てくる台座のようなシックな見た目は、普段の食卓を華やかに彩ってくれるに違いありません。
プレートは「セラミックコーティング」されており、高い熱伝導性を誇ります。中低温の温度による調理をかなえ、熱が均一に伝わるため、ムラなくきれいに焼きあがることが魅力です。
また、遠赤外線効果でじっくり加熱されるため、表面はカリカリ、内部はジューシーに焼きあがります。素材の旨味を堪能できる、こだわりのホットプレートです。
商品名:PRINCESS Table Grill Stone 103033
デロンギ「 マルチグリル BBQ & コンタクトグリルプレート CGH1011DJ」
シルバーに輝くメタニカルなビジュアルが印象的なホットプレートです。上下に2枚のプレートを装備しており、開く・挟む・浮かせるの三つのポジションで調理できます。
注目ポイントは「挟んで食材を調理できる」仕組みです。上下のプレートの間に食材をセットし、挟むようにして調理することで、通常の焼き方よりも早く仕上がります。まるで炭火で焼いたようなこんがりとした食感を楽しめるでしょう。
プレートを開けば通常のホットプレートとして、上のプレートの位置を調整して浮かせて加熱すれば食材をつぶさずにじっくり調理できるなど、さまざまな調理方法を試したいママにぴったりのホットプレートです。
商品名:デロンギ マルチグリル BBQ & コンタクトグリルプレート CGH1011DJ
IH式のホットプレート
火を使わないIH式のホットプレートは、火傷の心配がありません。子どもと一緒に調理を楽しむことができます。
パナソニック「IHホットプレート KZ-HP2100」
ワンタッチで「7段階の火力調整」が可能なホットプレートです。高火力で一気に焼けるため、焼肉やお好み焼きのような焼き料理をジューシーに仕上げられます。時間経過が分かる「カウントタイマー」の搭載もポイント。
中でも注目は「鍋だし作り」コースです。煮立ったら自動で火力を落として吹きこぼれを予防してくれるため、手間のかかるだし作りも気軽に作ることができます。
また、専用プレートはフッ素でコーティングされており、金属ヘラも使用可能です。ホットプレートを取り外せば、鍋料理や揚げ物といった加熱料理も作ることができます。
商品名:パナソニック IHホットプレート KZ-HP2100
コイズミ「IHグリルなべ KIH-1411」
楕円形がおしゃれなIH式ホットプレートです。波形プレート・平面プレート・鍋が付属しており、焼肉やホットプレート料理、鍋などさまざまな調理が可能です。また、卓上IH調理器としても使用でき、1台で4役を実現します。
見やすい大型液晶が付いており、調理方法に合わせて温度を細かく調節できます。「しっかり煮込みたい」「短時間で一気に仕上げたい」など、こだわりの料理を作りたいママに最適です。
本体サイズは幅約35.7×奥行28.3×高さ20.5cmとコンパクトですが、3~4人家族であれば問題なく使えます。
商品名:コイズミ IHグリルなべ KIH-1411
アイリスオーヤマ「ガラストップIHクッキングヒーター&焼き肉プレート&鍋セット IHC-T51S-B」
IH調理器に専用の焼肉プレート&鍋がセットになったホットプレートです。火力を6段階で調整できます。また、「焼肉モード」と「揚げ物モード」を搭載しており、細かい調節いらずで抜群の仕上がりをサポートしてくれることもポイントです。
1分~9時間50分と細かく設定できる「タイマー機能」も付属しており、短時間で仕上がる焼き料理はもちろんのこと、時間がかかる蒸し料理や煮物の調理に重宝すること間違いありません。
さらに、「鍋なし検知機能」や「切り忘れ防止機能」といった安全性を高める機能も搭載しています。小さな子どもがいる家庭でも安心です。
商品名:アイリスオーヤマ ガラストップIHクッキングヒーター&焼き肉プレート&鍋セット IHC-T51S-B
カセットガス式のホットプレート
カセットガス式のホットプレートは、外出先やベランダで料理を楽しみたいときに大活躍するアイテムです。自宅以外でも調理を楽しみたいママにおすすめのアイテムを三つ紹介します。
アラジン「ポータブル ガス ホットプレート グラパン SAG-CP21B」
幅48.6×奥行33×高さ20.7cmと大きめサイズで、人数が多いファミリーや大人数で使いたい人向けのホットプレートです。
ぐるりと囲むように配置されたバーナーが、プレートを均一に温める仕組みです。また、5.0mmの超厚プレートは、蓄熱性&均一性に優れており、食材の旨味を逃がすことがありません。
さらに、2.1kWと高火力で調理できるため、こんがり焼きたいBBQやピザ作りにぴったりです。
商品名:アラジン ポータブル ガス ホットプレート グラパン SAG-CP21B
イワタニ「カセットフー ビストロの達人Ⅲ CB-BST-3」
高さ約5.5×深さ3×直径28cmの専用プレートが付属したホットプレートです。やや深さのあるプレートは、ホットプレートとグリル鍋の2役をこなします。
別売りプレートには「たこ焼きプレート」をはじめ、海鮮焼きに適した「網焼きプレート」、焼肉をこんがり焼ける「焼肉プレート」2枚が用意されています。
プレートを外せばカセットコンロとしても使用可能です。目安としては土鍋9号まで使えるため、有事の際に重宝します。
商品名:イワタニ カセットフー ビストロの達人Ⅲ CB-BST-3
イワタニ「カセットガスホットプレート 焼き上手さんα CB-GHP-A」
幅約47.1×奥行32.5×高さ16.9cmのスクエア形のホットプレートです。調理スペースが広く、餃子なら一度に40個を焼けます。ボリューム感のある調理をしたい人や、ピザのように大きな料理を作りたい人に向いているホットプレートです。
ボンベを適度に温めて器具の火力を維持する「ヒートパネル」を搭載し、最後まで火力をキープしてガスを無駄なく消費することができます。
さらに、高さ5cmの深型カバー(ふた)が付いているため、厚みのある食材も素早く火を通せます。ガラス窓付きなので内部を細かくチェック可能です。
商品名:カセットガスホットプレート 焼き上手さんα CB-GHP-A
焼きも煮るもできるおすすめグリル鍋
グリル鍋タイプのホットプレートは、焼くだけでなく煮る料理もかなえます。食卓で鍋や煮物を作れるため、普段使いしたいママと相性抜群です。
タイガー「グリルなべ CQD-B300」
たっぷり5lサイズの「深鍋」、お肉や野菜を焼ける「穴あき・波形プレート」、直径約40mmのたこ焼きが一度に21個焼ける「たこ焼きプレート」を付属したホットプレートです。
5lサイズの深鍋は、4~5人分を一度に調理できます。鍋料理や煮物はもちろんのこと、カレーやシチュー、スープを煮込むのにもうってつけです。卓上で作ればそのまま食べられるため、皿洗いや持ち運びの手間を減らせるでしょう。
また、温度調節器とヒーター、遮熱板が一体となっています。プレートはもちろんのこと、本体ガード部分を分離して洗えるため、汚れやすい部分も清潔に保てることもポイントです。
商品名:タイガー グリルなべ CQD-B300
LADONNA「Toffy 電気グリル鍋 K-HP2」
3.5lの深鍋が付いた電気ホットプレートです。火力は無段階調整が可能で、最大1200Wと高火力で調理することができます。
また、直径約12cmのコンパクトな内鍋が付いていることが特徴です。深鍋の中心にセッティングすれば、チーズフォンデュや2色鍋、湯豆腐などバリエーション豊富に料理を楽しめることでしょう。
たこ焼きプレートが付属するほか、別売りで焼肉プレートの展開もあります。焼肉プレートは、プレートの中央が盛り上がったドーム形状で、余分な油を流す仕組みになっており、ヘルシーな焼肉を楽しめます。
商品名:LADONNA Toffy 電気グリル鍋 K-HP2
アイリスオーヤマ「グリル鍋 3枚プレート IGU-P3」
角の丸みが可愛らしいスクエア形のホットプレートです。落ち着きのあるライトグレーとオレンジの2色展開で、食卓を華やかに彩ってくれます。
深鍋・平面プレート・たこ焼きプレートが付属しています。全てのプレートを重ねてコンパクトに収納できることも魅力の一つです。
また、設定温度に達すると加熱ランプが消灯し、温度の上がりすぎを防ぐ「サーモスタット機能」、保温から約250℃まで無段階で温度調整できる「火力調整つまみ」など、調理に便利な機能を搭載しています。
商品名:アイリスオーヤマ グリル鍋 3枚プレート IGU-P3
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