【目次】
・授乳ケープを使うメリットは?
・授乳ケープは大きく分けて3タイプ
・授乳ケープの選び方
・エプロンタイプのおすすめ授乳ケープ
・ポンチョタイプのおすすめ授乳ケープ
・ストールタイプのおすすめ授乳ケープ
・簡単にできる授乳ケープの作り方
【目次】
授乳ケープを使うメリットは?
外出時の授乳に活躍するのが「授乳ケープ」です。まずは授乳ケープのメリットや活用方法をチェックしましょう。
人目を気にせず授乳ができる
授乳ケープのメリットとして、まず「人目を気にせず授乳できる」ことが挙げられます。近年では授乳室や授乳スペースを設置している施設も増えていますが、赤ちゃんが母乳をほしがるタイミングで入室できるとは限りません。
仮にタイミングよく入室できたとしても、限られたスペースでは、ほかのママの視線が気になって上手におっぱいをあげられない人も少なくないです。
授乳ケープがあれば、胸元を隠しながら赤ちゃんにおっぱいをあげられます。また、胸元が隠れることで、周囲の人に配慮できることもメリットです。
母乳を飲みやすい環境を作れる
授乳ケープを使うメリットはママだけではなく、赤ちゃん側にもあります。自宅以外の環境で授乳するとき、赤ちゃんは環境の変化を敏感に感じ取るものです。慣れない環境でおっぱいを与えられても、周りが気になって集中できないことも少なくありません。
そんなとき、授乳ケープを使えば、赤ちゃんとママの2人きりの空間を作れます。ママの体温や匂いを感じながら、安心しておっぱいを飲んでくれるようになるのです。
また、赤ちゃんを授乳ケープですっぽり覆うことで、日差し・紫外線・土埃・花粉などから守ることもできます。授乳ケープは、「赤ちゃんが安心して母乳を飲める環境を作る」ために欠かせないアイテムといえそうです。
授乳ケープは大きく分けて3タイプ
授乳ケープは「エプロンタイプ」「ポンチョタイプ」「ストールタイプ」の3種類に大別できます。それぞれの特徴をチェックして、自分と赤ちゃんに合うアイテムを見つけましょう。
赤ちゃんの顔が見える「エプロンタイプ」
エプロンタイプは、授乳ケープの中でも一番オーソドックスなタイプです。料理用のエプロンに近い形状で、1枚の布を首に掛けるようにして使います。
首に掛ける紐の長さを調整すれば、赤ちゃんの顔を見ながら授乳可能です。ママは母乳をあげやすくなり、赤ちゃんとしてはママの顔が見えて安心するなど、お互いにコミュニケーションを取りながら授乳タイムが過ごせます。
エプロンタイプであれば、赤ちゃんを抱っこしたままでも片手で手早く着けられるため、子育てを始めたばかりの新米ママさんにぴったりです。
すっぽり隠れる「ポンチョタイプ」
「うっかり胸元が見えてしまったらどうしよう」と不安を感じるママにおすすめなのが、胸元をすっぽり隠せるポンチョタイプの授乳ケープです。
風呂敷のような四角形の布の真ん中に穴が空いており、穴に首を通して被るように装着します。首から腰あたりまですっぽり隠せる上、赤ちゃんが中で足をバタバタさせてもまくれて見えてしまう心配がありません。
ママの安心安全を確保できるタイプの授乳ケープですが、赤ちゃんからママの表情を見えにくい傾向があります。ママの表情が見えないと不安を感じやすい赤ちゃんの場合は、襟ぐりが広く、赤ちゃんからママの顔が見えるタイプを選ぶのがおすすめです。
多目的に使える「ストールタイプ」
「おしゃれに育児を楽しみたい」というママには、ストールタイプの授乳ケープがおすすめです。1枚の布を肩に掛けるようにして身に着けるタイプの授乳ケープで、一見するとファッション用のストールに見えるデザインが展開されています。
授乳ケープとして使用しないときはストールとして使えるほか、赤ちゃんのブランケットやひざ掛けにできるなど、多目的に使えることが魅力です。
ただし、ほかの授乳ケープと比較すると、背中や脇から胸元が見えすい傾向があります。外出先で使う前に巻き方のコツをつかみ、慣れておきましょう。
授乳ケープの選び方
今まで授乳ケープを使ったことがないママは「何を決め手に選べばいいのか」「どんな機能があるのか」と悩んでしまうでしょう。
授乳ケープを選ぶときは、大きく三つのポイントがあります。それぞれ確認していきましょう。
肌触りや季節に合った素材
まずチェックしたいのは「素材」です。ママや赤ちゃんの肌に触れる機会が多いものだからこそ、肌触りのよい素材や肌に優しい素材を選ぶことをおすすめします。
特におすすめなのが「綿素材」です。肌触りがよく通気性や吸水性に優れているため、汗やムレによる不快感を気にせず通年使用できます。
季節や気温に応じて素材を選ぶこともポイントです。夏場はケープの中に熱がこもりくにい薄手のガーゼ素材、冬場は寒さを感じにくい保温性の高い素材などがよいでしょう。
ワイヤーの有無を確認する
授乳中は両手が塞がっており、布地の角度や位置を調整するのは容易ではありません。ちょっとした動きで赤ちゃんの顔に布が掛かってしまい、「顔が見えなくなってしまう」ことに悩まされるケースも。
そんなときに便利なのが「ワイヤー」です。授乳ケープの中には首周りにワイヤーが入っているタイプがあります。首まわりの形をワイヤーで固定できるため、赤ちゃんの様子を確認しながら母乳をあげられるのです。
ワイヤーが有るタイプは、ワイヤー無しタイプに比べて首まわりが大きく開きます。風通しがよくなるため、暑い季節に適しています。
UV加工などの機能性もチェック
暖かくなり始めた春先や暑さの厳しい夏場は、紫外線量が増えます。ママは日焼け止めで肌を守れますが、肌がデリケートな赤ちゃんは無防備な状態にさらされてしまうことも少なくありません。
春先から夏場にかけては「UVカットできる」授乳ケープがおすすめです。公園など屋外で使用する場合は風でなびかないように固定できる「調整ベルト」や「ボタン」が付いているもの、持ち歩き頻度が高い場合は「巾着付き」や「コンパクトに折り畳める」アイテムが便利です。
このほか育児シーンを思い浮かべて「困った」を解決するアイテムを探すのもおすすめです。例えば、食事中に口まわりを汚しがちな赤ちゃんには、ケープの隅がガーゼタオルになっているものを選べば、すぐに口を拭いてあげられます。
エプロンタイプのおすすめ授乳ケープ
エプロンタイプは、ママと赤ちゃんの授乳ケープデビューにぴったりです。数あるエプロンタイプの中でも、おすすめのアイテムを四つ紹介します。
アダーカバーズ「授乳ケープ」
アメリカの授乳ケープ専門ブランド「アダーカバーズ(Udder Covers)」の授乳ケープです。
首のストラップは長さ約62cmあり、赤ちゃんの成長やシーンに合わせて調節可能です。また、長さ約39cmのワイヤーが首まわりに入っているため、胸回りの空間を確保して赤ちゃんの顔を見ながらの授乳ができます。
コットン100%の薄地の生地ながら、軽くて透けないこともポイントです。長時間の授乳でも肩がこりにくい仕様で快適に過ごせます。
商品名:アダーカバーズ 「授乳ケープ」
スウィートマミー「大判フリル授乳ケープ」
淡いカラーに裾のフリルがワンポイントのおしゃれな授乳ケープ。ファッションの一部として取り入れやすく、コーディネートにこだわりのあるママにぴったりです。
意匠取得済みの「大判サイズ」が特徴です。幅約112cm×高さ71cmと一般的な授乳ケープより大きく、360度視線をガードしてくれるため、視線を気にせず使えます。
また、素材はサラサラで通気性に優れています。首まわりにはワイヤー入りで、ポーチが付属しているため持ち運びに便利です。
商品名:スウィートマミー「大判フリル授乳ケープ」
エスメラルダ「授乳ケープ」
華やかな花柄やシンプルなボーダー、シックなドットストライプなど、豊富なデザインが魅力の授乳ケープです。ファッションに合わせていくつか購入しておけば、赤ちゃんとのお出かけがさらに楽しみになるでしょう。
首まわりではなく背中で結べるタイプです。背中でしっかり固定すれば、風でめくれにくく、隙間から胸元が見えてしまう心配がありません。
また、通常のコットンより軽量な素材を用いることで、ママや赤ちゃんの負担を減らす仕様です。授乳後に赤ちゃんの口を拭けるクロス&授乳ケープのデザインと合わせたポーチが付属します。
商品名:エスメラルダ「授乳ケープ」
ベベオレ「ナーシングカバー ・モスリンコットン」
機能性とデザイン性を兼ね備えた授乳ケープです。個性的ながらもファッションを邪魔しないデザインは「どれにしよう?」と選ぶ時間も楽しませてくれます。
アメリカの特許を取得している「ネックラインシステム」が特徴です。特殊なワイヤーで赤ちゃんとママがコミュニケーションを取るために必要なスペースを確保し、くり返し洗っても型崩れしない仕組みになっています。
また、中世バングラデシュで生まれたとされる「モスリンコットン」を使用することで、肌触り・通気性・素材の頑丈さを高めていることも魅力の一つです。
商品名:ベベオレ「ナーシングカバー ・モスリンコットン」
ポンチョタイプのおすすめ授乳ケープ
頭から被れるポンチョタイプは、着たまま外出できるデザインが豊富です。ファッションの一部としても活躍するアイテムをチェックしましょう。
コッパーパール「授乳ケープ」
アメリカの在宅ママ2人が立ち上げたベビー用品ブランド「コッパーパール」の授乳ケープです。落ち着きのあるグレーやブルーを基調としたモダンなデザインは、育児で疲れたときにほっとママの心を癒やしてくれるでしょう。
伸縮性に優れた「スパンデックス」を使用していることがポイントです。水着のように薄く伸びるため、赤ちゃんが手足をバタバタさせてもめくれてしまうことがありません。また、滑らかな肌触りの「レーヨン」も使用することで、ママと赤ちゃんを柔らかく包み込みます。
商品名:コッパーパール「授乳ケープ」
サンデシカ「360°カバーする授乳ケープ」
縫い目がないドーナツ形の授乳ケープです。360度どこからでも被れるため、さっと被りたいときに「どちらが前か後ろか分からない」と悩む必要がありません。
シンプルながらもドレープ感があることで、普段着として着用しても違和感がないことも魅力です。ネイビーとグレーの2色展開で、シンプルなファッションと合わせやすいでしょう。
着丈が約67cmと長めの作りで、めくれてしまう心配もありません。持ち運ぶときはコンパクトにまとめられるサイズであることもうれしいポイントです。
商品名:サンデシカ 360°カバーする授乳ケープ
犬丸印「らくちん 授乳ケープ fairy フェアリー」
背中側のスナップボタンを留めて首に通すだけで完成する授乳ケープです。ボタンを留め変えれば3段階のサイズ調節ができ、いざというときにきつく留めたり、反対にゆるく留めたりと臨機応変に使えます。
フロント上部はゴム入りで伸縮するため、胸元のフィット感を高めると同時に、手で軽く伸ばせば授乳中の赤ちゃんの様子を伺えます。
授乳ケープと収納が一体になった「ポケッタブル仕様」です。使わないときは折り畳んで収納できるだけでなく、お出かけや旅行の持ち運びの際にかさばることがありません。
商品名:犬丸印「らくちん 授乳ケープ fairy フェアリー」
DORACO「授乳ケープ UVカット 巾着付き」
助産師ママが自らの経験を活かして製作したという授乳ケープです。腕から腰までをたっぷりの布地でカバーしてくれる仕様で、授乳中のママが抱く「見えてしまうかもしれない」という不安を感じさせません。
厚すぎず薄すぎない素材&UV素材で作られており、オールシーズン活用できます。また、透けない安心感を守りながら、赤ちゃんに光を感じさせる薄さを実現していることもポイントです。
さらに、さっと被れるフードも付いており、雨の日や暑い日にママの頭をカバーしてくれることも魅力です。
商品名:DORACO「授乳ケープ UVカット 巾着付き」
ストールタイプのおすすめ授乳ケープ
授乳ケープ以外にも使える「ストールタイプ」は、いざというときに役立ちます。うまく使いこなせる自信がないママは、ほかのタイプの授乳ケープと合わせて一つ購入しておくのも手です。
ミキハウス「授乳ケープ」
肩から羽織り胸元のボタンを留めて使う授乳ケープです。ポンチョやストールとしても使えるほか、ベビーカー用のケット・昼寝タオル・おむつ替えシート・おんぶ紐代わりになるなど、さまざまなシーンで活躍します。
柔らかなコットン素材の「ダブルガーゼ」を使用し、赤ちゃんの肌に優しく、生地が二重になることで透けにくい仕様です。
通気性・吸汗性にも優れています。赤ちゃんやママの汗や土汚れが付いてしまったとしても、さっと洗って乾かせて便利です。
商品名:ミキハウス「授乳ケープ」
ハナノ「3Way 授乳ケープ」
上質なコットン生地を使用した授乳ケープです。しっとりと肌に吸い付くような優しい触り心地の生地は、着心地はもちろん、ファッション性も高めています。
シンプルなスキニーやジーンズと合わせれば、そのまま外出しても違和感がありません。ママの顔色を優しく見せてくれる淡いピンク・グレー・ネイビーの3色展開です。
授乳ケープ以外に、ストール・ポンチョ・ベビーカーケット・お昼寝タオル・マフラーなどとしても使えます。
商品名:ハナノ「3Way 授乳ケープ」
スウィートマミー「2wayコットンストール コットン100%ガーゼ織り 今治タオル」
「今治タオル」ブランド認定のコットンを100%使用した授乳ケープです。ビビッドなイエロー・パープル・ピンクの3色展開で、「ほかのママと被らない」「明るいファッションが好き」なママと相性がよいでしょう。
布地にはガーゼ織ならではのラインが入っており、ナチュラルながらもファッショナブルな印象を与えます。
また、布地の端はフリンジ加工されているため、ストールやひざ掛けとして使用したときのおしゃれ度が高いこともポイントです。
デザイン性だけでなく、通気性・吸収性・安全性など機能面も優れています。
商品名:スウィートマミー「2wayコットンストール コットン100%ガーゼ織り 今治タオル」
簡単にできる授乳ケープの作り方
市販の授乳ケープを購入する以外にも、手持ちのアイテムをアレンジして授乳ケープを作る方法もあります。簡単にできる授乳ケープ作りにチャレンジして、オリジナリティーあふれるアイテムをゲットしましょう。
ストールを縫い合わせるだけ
手持ちのストールを糸と針で縫い合わせるだけで、手軽に授乳ケープが作れます。作り方は以下の通りです。
1.ストールを肩からかけて左右対称になるように長さを調節
2.調節した長さに合わせて胸元からおへそにあたる部分を縫い合わせる
3.好みで首まわりに飾りボタンやリボン、ワッペンを付けたら完成
ストールは透け感のないものが望ましく、ガーゼやコットン素材だとベストです。
また、縫い合わせるときは、首まわりに空間ができるように調整しましょう。途中で実際に巻いてみて、赤ちゃんの顔が見える・胸元が見えすぎない空間になるかどうかを確認すると失敗が抑えられます。
おくるみに帽子クリップを付ける
赤ちゃんを優しく包むために使う「おくるみ」と「帽子クリップ」の二つを用意すれば、すぐに授乳ケープを作れます。
1.おくるみを広げ、片方の短辺中央に帽子クリップの一方を付ける
2.おくるみの上辺の両端を首の後ろで結ぶ
3.先ほど留めた帽子クリップのもう一方を、背中側を通して反対側のおくるみに付ける
首まわりはおくるみの結び方で、背面は帽子クリップを使うことでサイズを調整します。薄手のストールやブランケットでも代用可能です。
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