相手を褒めてあげる
自己陶酔している人の言動は、ほとんどの場合「褒められたい」という承認欲求から来ています。まずは相手の話をよく聞いて、褒めてあげることが大切です。
毎回自慢話を聞かされてうんざりしている人も、一度「すごいね」と相手を褒めてみましょう。褒められると承認欲求が満たされ、あなたの話にも耳を傾けるようになる可能性も高まります。
また、何かを頼むときは、相手を持ち上げるようにして依頼するのがポイントです。「〇〇さんだからこそ、お願いしたい」と、相手の能力を評価していることを強調しましょう。人から頼りにされていると分かれば、喜んで協力してくれます。
必要以上に関わらない
どうしても必要なとき以外は関わらないようにすることも、対処法の一つです。自己陶酔している人は他人の意見を聞かず、自分を正当化する傾向が強いため、うっかり口出しすると逆に攻撃される恐れもあります。さらに、自分が人を傷つけている事実にすら気づいていない場合も考えられます。手に負えないと感じたら、思い切って距離を置いてみましょう。
【目次】
自己陶酔する自分を変えるには?
自己陶酔に陥ると周りが見えなくなり、人間関係にも影響を及ぼします。自己陶酔しているかもしれないと感じたときや、親しい人に指摘されたときは、どうしたらよいのでしょうか。自分の意識を改善する方法を見ていきましょう。
視野を広げよう
自己陶酔している人は、いつでも自分が中心にいられれば満足で、周りの様子を客観的に見られない傾向にあります。
自分にしか向いていない意識をほかへ向けるためにも、まずは視野を広げる練習をしましょう。グループ会話の際に、一度会話から外れてメンバーの様子を観察するのも有効です。誰かが話した内容に対して、他の人がどんな反応をするのかを見ていると、自分は何を話すべきなのかが自然に分かってきます。
視野を広げ、他人の気持ちになって考えられるようになれば、独りよがりな自己陶酔から抜け出せるでしょう。
自分の行動・発言を振り返ってみる
自己陶酔している人は、自分の全てに自信を持っているため、言動を反省する機会がほとんどないことも特徴として挙げられます。自分に非があると分かっていても、認めたくない気持ちが強く、あえて振り返らない人も。
自己陶酔する自分を変えたいと思うのならば、1日の終わりに行動や発言を振り返る時間を設けましょう。その日の言動を思い出し「もし同じことを他人がしていたら?」と問いかけてみます。
自分が得意気に話した内容と同じことを、もし他人に聞かされたとしたら、とイメージするのです。そのときの相手の表情も思い出して、受け手側の気持ちを考えてみましょう。
毎日の言動を振り返る習慣をつければ、徐々に自分のクセが明らかになり、改善のポイントが見つかります。
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