さて前のページで「大切なのは、1回だけではなく習慣」とお話ししました。では具体的に、どうしたら習慣化できるのでしょうか? 具体的に述べていきましょう。
目標を立てた時はやる気に満ちていたのに、結局は続けられない要因として、目標とする量が多すぎて負担に感じることが挙げられます。
例えば、「1日10ページ参考書を終わらせる」などの目標は、一見立派で素晴らしいのですが、ほぼ確実にどこかで挫折します。
それこそ最初のうちは10ページやることができても、2日目は5ページ、3日目は2ページ……かなりの確率でどんどん数が減っていきます。そして最終的にはゼロになり、「今日はできなかったけど、明日は頑張る……!」なんて思い、そしてそのまま再開することはなくなります。
いえそれすらもマシな結果なのかもしれません。それこそ最初の日から、10ページを達成することができないことも多いのではないでしょうか。そしてそのまま、2日目は何もやらない……充分にありえます。いえ!さらにひどい可能性として、スタートの日から「何もやらない」なんて悲惨な状況だってあるかもしれません。
よってこんな時に重要なのが「目標を小さく小さく設定する」ということ。
例えば参考書の場合なら、「1文字だけでいいから読む」。これだったら、誰でもできそうな目標になります。
いえさらに低く、「参考書を開きさえすればいい」なんて設定したら、こちらはさらに難易度が低くなるはずです。さらにそれこそ、「参考書に触りさえすればいい」なんて設定したら、もう絶対に実行可能なはずです。「失敗する方が難しい目標」になるはずです。
これこそが、何かを継続し、「習慣化する絶対的な奥義」なのです。とにかくうまく続けられないなら、目標設定が高すぎると考えて、小さく小さく目標を縮めるのです。