「作る」を意味する、【こ】から始まる言葉です!
手へんに「存」と書いて【拵える】、ですが、なんと読むか知っていますか?
簡単に言うと、何かを「作る」という意味を持つ言葉です。
たとえば、「朝ごはんにおにぎりを拵える」なんて使い方をします。
最初の文字は【こ】です!
さて、分かりましたか?
正解は…
こしらえる
でした!
【拵える:こしらえる】
1.ある材料を用いて、形の整ったものやある機能をもったものを作り上げる。また、結果として不本意なものを作ってしまう。
「弁当を―・える」「藤棚を―・える」「家を―・える」「こぶを―・える」
2.手を加えて、美しく見せるようにする。化粧したり衣装を整えたりして飾る。
「顔を―・える」「身なりを―・える」
3.工夫を巡らし、ないことをあるかのように見せかける。
「話を―・える」「うわべを―・える」
4.手を尽くして、必要なものを整える。用意する。
「頭金を―・える」
5.友人・愛人などを作る。
「女を―・える」
6.なだめる。とりなす。
7.計画する。
~【拵える】の類語紹介~
その1:築く
【築く:きずく】
《「城築く(きつく)」の意》
1.土石などを積み上げてつくる。
「堤防を―・く」
2.体制・地位・財産などをしっかりとつくる。
「政界に確固たる地位を―・く」「巨万の富を―・く」
〔補説〕
本来は、土や石などを積み重ね、固めてつくる意の「杵築く(きつく)」で、この「杵」が後に「城」と意識されてできた語か。
その2:形作る
【形作る:かたちづくる】
1.形成する。構成する。
「岩礁が島を―・る」「性格が―・られる」
2.顔や身なりを整える。化粧や身づくろいをする。
その3:仕立て上げる
【仕立て上げる:したてあげる】
1.作り上げる。
「―・げたばかりの着物」
2.教え込んで一人前にする。育て上げる。
「一人前の板前に―・げる」
3.本来そうでないものをそれらしく作り上げる。でっちあげる。
「にせものを本物に―・げる」「架空の事件を―・げる」
(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
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