ウェーブ巻きに必要なアイロン(コテ)の選び方や下準備
アイロン(コテ)を選ぶポイント
コテには太さや材質によって、さまざまな種類があります。理想のヘアスタイルを実現するためにも、自分の髪に適したコテの選び方について理解しておきましょう。
太さを確認する
一般的に使用されているコテの太さは、19mm・26mm・32mm・38mmの4種類です。太くなるに従ってカールの仕上がりがゆるく、大きくなります。コテの太さは、髪の長さに合わせて変えるのが基本です。ベリーショート〜ショートには19mm、ショート~ミディアムには26mm、ミディアム~ロングには32mmや38mmがおすすめです。ただし、髪質や仕上げたいヘアスタイルのイメージによっては、違う太さが適していることもあります。
例えば、クセのつきやすい柔らかい髪質は、細めのコテを使用するとカールがきつくなり過ぎることがあるため注意が必要です。自然なカールに仕上げたい場合は、32mmなど太めのコテが向いています。
髪への負担を抑えるには材質も大切
髪への負担を抑えるためには、パイプ部分の材質もしっかりチェックしておきましょう。使われている材質は、「テフロン」「チタン」「セラミック」の3種類です。
テフロンは摩擦が少なく、キューティクルが傷つきにくいのが特徴です。比較的髪に優しい材質ですが、耐久性が低く表面のコーティングが剥がれやすいので、買い替えが必要です。チタンは熱伝導率がよいため、髪への負担を抑えながらしっかりカールをつけられるのが特徴です。耐久性にも優れているので、一度買えば長く使えます。セラミックには熱を保つ性質があるため、均一なカールをつけられます。摩擦力が高いので、使うときはトリートメント剤を併用することをおすすめします。
初心者さん必見!上手に巻くための下準備
コテを上手に使うには、ブラッシングやブロッキングといった下準備が欠かせません。下準備を怠ると手早くきれいに髪を巻けない上、髪へのダメージも大きくなります。特にコテの扱いに慣れていない人は、面倒がらずに毎回、下準備をしっかり行うようにしましょう。
最初にブラッシングを
髪が絡まっていたりホコリがついていたりすると、きれいに髪を巻けません。スタイリングに時間がかかり、結果的に髪を傷めてしまいます。まずは髪全体をブラッシングして、絡まった部分をほぐし、汚れやホコリを取り除きましょう。ブラッシングすることで、キューティクルの表面にある髪を保護する成分「18-MEA(メチルエイコサン酸)」が髪全体に行きわたるため、コテの熱から髪を守ってくれる効果も期待できます。
仕上がりを左右するブロッキング
「ブロッキング」とは、髪を上下に分けて、ヘアピンなどでとめておくことです。事前にブロッキングをしておくことで、手早くバランスのとれた巻き髪ヘアを作れます。
まず、こめかみの上のラインで髪を上下に分けます。そして、髪が落ちてこないようにヘアピンやクセのつきにくいヘアクリップ、シュシュなどで上の髪をとめましょう。ショートやミディアムならこれだけでも十分ですが、ロングヘアの場合は、下の髪を耳の後ろで前後に分けます。髪の量が多い人や髪が長い人は、もう少し細かく分けておくと、より巻きやすくなるのでおすすめです。
巻き方のコツは?ウェーブボブの作り方
こなれ度抜群!ラフな黒髪ボブウェーブ
ランダムなカールをラフに崩したスタイルは抜け感が出て今っぽい雰囲気が漂い、カジュアルな着こなしにぴったりです。
「髪が短いからうまく巻けなくて…」という場合は、一気にカールをつけようとせず、毛束を少なめに取って少しずつクセづけるように巻くとうまくいきますよ。
How to
1.ハチ下を外ハネにする
26mmのヘアアイロンを使用。ハチ上の髪は分けて別にし、クリップで留めておきます。ハチ下の髪の毛先を、アイロンで外ハネに。束で取って一気に外ハネにせず、少しずつの毛束の毛先だけ曲線をつけるイメージで巻きます。
2.ハチ上はミックス巻きに
分けておいたハチ上の髪は、根元を立たせるようにしながらランダムに巻きます。アイロンを縦に使い、前方向への巻きと後ろ方向への巻きを交互に合わせて。毛束が細くすぐにクセがつくので、アイロンで巻いたら時間をおかず、すぐにスルーさせることが大事。
3.ヘアミルクをなじませながら崩す
ヘアミルクは指先に少し取り、手の指の間にまでしっかり広げます。カールを根元からクシャクシャと崩すようにしながら、全体にヘアミルクをなじませて。足りないと感じたら少しずつ重ねづけしていくと、つけすぎやムラづけが防げます。
■使用アイテム
ナプラ N. スタイリングセラム 94g
最後に全体のバランスを見ながら、前髪~サイドの毛流れを整えて完成!
強めウェーブはねじって巻くだけ!不器用さんにも◎
強めウエーブは、毛束をねじって巻くといい!耳下から動きの出る、ボリューミーなウエーブ。直毛でペタッとなりやすい人におすすめ。
How to
表面の毛束を少なめにとって後ろ向きにねじる。32mmのアイロンで中間部分からリバース巻きに。その後ろの毛束はフォワード、と交互に重ねる。
完成!
波ウェーブ巻きでエアリー感のあるボブスタイル
レイヤー+ランダムカールで顔周りを華やか見せ。これでフェイスラインをぼかす!
How to
タオルドライ後にトリートメントオイルを毛先中心になじませてドライ。特にトップ~フロントはペタッとしないように、さまざまな方向から風を当てて乾かす。32mmのヘアアイロンで、フォワードとリバースのミックス巻きに。さらに表面の毛束をところどころ細かめに取り、巻きを足す。よくほぐしてから、バームとオイルを1:1で混ぜたものを毛先からもみ込むようになじませる。
前髪は作らず、毛量調節やレイヤーで巻いたときにより動きがつくようにしておくと、フェイスラインがカールで彩られて目くらましできます。「小顔効果があるだけでなく、かき上げたり、横分けにしてサイドに流したりとアレンジも自在。
完成!
ヘアセットの時短にも!ウェーブボブのパーマスタイル
ひし形フォルムで小顔効果も!
おうち時間が増えた今、ちょっとスーパーに買い出しやビデオ会議などのために髪の毛をセットすることが面倒になってしまうことも。そんな働くママのために、スタイリングがすぐに決まるパーマスタイル。
エアリーなカールと柔らかい質感のサロンの仕上がりを再現できるパーマスタイル。ひし形フォルムをイメージし、襟足部分にくびれをつくるようにセットすることで小顔効果も手に入ります。
ランダムな毛先のハネ感もアクセントに。うなじがきれいに見えるショートボブでカジュアルな装いも女性らしく着こなせます。
●Styling point
バームをパール1粒分とり、手のひらに伸ばしてから全体にもみ込んで。前髪は手に残ったスタイリング剤を指でつまむようにしてなじませて束感を出すこと。マスクをつける日もバランスよく仕上がります。
●Use it
O by F リッチスタイルバーム
黒髪にも似合う!ボリューム不足にも◎
年齢による髪のお悩みのひとつによく聞くボリューム不足。根元からふんわりと立ち上げるために、ブローや巻き髪などのテクニックもありますが、時間がない朝でも簡単にスタイリングが決まるパーマもおすすめなんです。
耳下あたりから毛先にかけてカールをつけて軽やかな動きをプラス。スタイリングは髪を軽く濡らしてからバームをもみ込むだけでふんわりとしたウェーブヘアに仕上がります。ボリュームが出すぎないセミディならパーマ初心者さんにもトライしやすい!
顔まわりのレイヤーで骨格をカバーし、フェイスラインをきれいに見せてくれる効果も。髪色はダークカラーでツヤとおしゃれ感もUP。
●Styling point
バームをパール1粒分とり、手のひらに伸ばしてから全体にもみ込む。前髪は手に残ったスタイリング剤を指でつまむようにしてなじませ、束感を出してカジュアルに。
●Use it
O by F リッチスタイルバーム